地域の100の課題から100のビジネスを創出する、『小高ワーカーズベース』とは?
小高ワーカーズベースの概要について、ご紹介させていただきます。
■原発事故避難指示区域は、
現代日本に誕生したフロンティア
『なぜ原発事故避難指示区域で事業を起こすのか』
よく頂戴する問いです。
ふるさとのため。確かにその通りです。
強制避難させられた悔しさから。それもあります。
でもそれだけではありません。
私たちが感じているのは、 この地域の限りない可能性です。
私たち南相馬市小高区の住民は、5年4か月もの間居住が許されなかった町に、暮らしを再構築していくというチャレンジをしています。ここで対峙しているのは「緩やかな衰退に歯止めをかける」といった従来の課題ではなく、「そもそもゼロの状態から町を興していく」という、それまでの日本には存在しなかった課題です。
欲しい暮らしを手に入れるためにすでにあるものを捨てることは難しいかもしれません。
しかしゼロから始めるのであれば創るだけです。
すでに様々な絵が描かれたキャンパスにさらに絵を描き加えるのではなく、真っ白なキャンパスにイメージ通りの絵を描く。開発しつくされた街に家を建てるのではなく、前人未踏のフロンティアを自ら開拓し理想の村を創る。 成熟した日本社会においてそんなチャレンジができるこの地域に、私たちは可能性しか感じられません。
現代社会は予測不能だからこそ、どんな状況からでも可能性を見出し、欲しい未来を実現する。
そんな風土をこの地域から生み出すために、私たちはチャレンジし続けます。
■ビジョン (私たちが実現したい未来)
『自立した地域社会を実現する』
私たちが事業を営む福島県南相馬市小高区は、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故により5年4か月もの間、居住が許されない避難指示区域となりました。地域のコミュニティは突然分断され、町を担っていた営みの多くが消失し、一時はゴーストタウンのようになってしまいました。この豊かな国、日本という「システム」も、予測不能な事態が起きると機能不全を起こすことを身をもって痛感しました。
だから私たちは、「自分ではコントロールできないシステム」や「自分ではない誰か」に暮らしをゆだねる生き方から脱却します。
自らの人生にオーナーシップを持ち、この予測不能な未来を自らの力で切り開く。そのような生き方が当たり前の地域社会を実現します。
■ミッション (私たちが果たす使命)
『地域の100の課題から100のビジネスを創出する』
目の前の課題の解決を「自分たちがコントロールできない誰か」に委ねるのではなく、持続的に解決するためのアクションを自らが起こす。1000人を雇用する1の事業に身を委ねた画一的な地域ではなく、10人を雇用する100の事業が個性を放ち、多様な価値観が光り輝く地域でありたい。そんな風土を醸成するために、私たちは事業を生み出し続けます。
■会社概要
■沿革
2014年
・2014年5月15日コワーキングスペース「小高ワーカーズベース」オープン
・2014年12月8日食堂「おだかのひるごはん」オープン
2015年
・2015年8月1日「HARIOランプワークファクトリー小高」設立
・2015年9月22日仮設商業施設「東町エンガワ商店」オープン
・2015年12月1日「ふくしまベンチャーアワード2015」特別賞 受賞
2016年
・2016年3月11日「おだかのひるごはん」閉店
・2016年6月14日「HARIOランプワークファクトリー小高」工房兼ギャラリーショップオープン
2017年
・2017年2月3日復興庁『新しい東北』復興・創生顕彰 団体部門受賞
・2017年6月1日「Next Commons Lab 南相馬」受託・事業開始
2018年
・2018年10月5日マチ・ヒト・シゴトの結び場「NARU」オープン
・2018年12月5日仮設商業施設「東町エンガワ商店」閉店
・2018年3月5日ハンドメイドガラスブランド「iriser(イリゼ)」リリース
2019年
・2019年3月10日簡易宿所付コワーキングスペース「小高パイオニアヴィレッジ」オープン
2021年
・2021年3月10日起業支援と人材育成事業「Next Action→ Social Academiaプロジェクト」スタート
■記事掲載について
下記に取材いただいた方の記事を紹介させていただきます。
■オフィス
JR常磐線 小高駅より徒歩1分
常磐自動車道 南相馬ICより車で20分
常磐自動車道 浪江ICより車で15分
■視察について
<視察・講演メニュー①>基本プラン
弊社のこれまでの歩みや事業内容に関して、スタッフがお客様のご要望に沿った角度でご説明いたします。
説明:30分(OWBについて、代表について、沿革、事業内容、小高パイオニアヴィレッジについて)
質疑応答:30分
<視察・講演メニュー②>代表和田との意見交流プラン
上記視察メニューを代表和田が直接ご説明いたします。質疑応答では事前にいただいたご要望にそって質疑応答いたします。
<施設見学のみ>無料
小高パイオニアヴィレッジ内をスタッフがご案内いたします。(15分程度)
お手数ですが、別フォームよりお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf20CHKYxX426Nev9I9w1yMfC1w8Cfs-rE8xFvTp2ex9qqc2Q/viewform