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【イベントレポート】成田修造さんによる挑戦する勇気と逆張り思考

みなさんこんにちは。
9月に入った途端、気温が下がったと共に秋の空を感ずる気候となりましたね!2024年も残り3分の1。悔いのないよう、やりたいことをどんどんと挑戦していきましょう!

ーそんな、やりたいことがあるけど、なかなか一歩が踏み出せない方へ。
8月31日(土)に小高パイオニアヴィレッジにて、成田修造さんをお招きし、「挑戦する勇気~世間の常識を打ち破る逆張り思考~」の講演会を開催しました。
今回は内容を簡単に要約した開催レポートをお届けします。


ー講演会の目的

本講演会は、「14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険」の著者である、成田修造さんをお招きし、
挑戦する勇気や逆張り思考についての理解を深め、自身の活動に対する勇気を与えることを目的として開催されました。

小高をはじめ浜通りに住む、学生や若者に対して積極的な思考や行動を促すための場となりました。


ー登壇者紹介

成田 修造 (なりた しゅうぞう)さん
1989年東京都生まれ。起業家・エンジェル投資家。

14歳のときに父親が突如、家族を捨てて失踪し、まもなく母親が脳出血で倒れて半身不随になり破産。
東大受験するも2点足りず不合格となり、奨学金を得て慶應義塾大学経済学部に入学。

在学中からアスタミューゼ株式会社に参画し、オープンイノベーション支援サービス「astamuse」の事業企画を手がけたほか、大手人材紹介会社との提携事業を立ち上げなどに携わる。

その後、アート作品の解説まとめサイトなどを手がける株式会社アトコレを起業し、代表取締役社長に就任。2012年に株式会社クラウドワークスに参画し、大学4年生にして執行役員になり、創業わずか3年目で株式上場を果たす。
上場後は取締役副社長兼COO(最高執行責任者)として全事業を統括し、2022年には取締役執行役員兼CINO(最高イノベーション責任者)として新規事業開発や投資に携わる。

2022年12月クラウドワークスを退社し、複数の社外取締役などに就きつつ、起業など新たな道を切り拓くことを決意。

著書に『14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険』(ダイヤモンド社)など。

ー前半:講演パート

前半30分は、成田さんによる講演を行いました。

逆張り思考の重要性とその実践方法について深く掘り下げられ、
成田さんは具体事例と共に、一般的な常識にとらわれずに独自の視点を持つことの大切さを強調し、そのために必要な心構えを説きました。

ポイント

【逆張り思考の定義
成田さんは、
「逆張り思考とは、他者が考えもしない新しい視点を見つけ出し、それを信念を持って追求すること」と説明。
逆張りの姿勢が、いかにして競争優位を築くかを強調した。

実践例
成田さんは、自身が過去に直面した課題に対して「皆が同じ方向に向かうとき、あえて反対方向に進む勇気が必要だ」と語る。
実際にその選択が成功へとつながったエピソードを紹介。
例えば、「失敗を恐れて逆張りを避ける人が多いが、その失敗から学べることは成功から学べることよりも多い」と言及し、
参加者に新しい挑戦を奨励。

アクションプラン
参加者に対して「逆張り思考を実践するための第一歩は、自分自身の常識を疑うこと。そして、その疑いを基に行動に移す勇気を持つことだ」とアドバイス。

前半の総括
参加者が日常の中で自らの考え方を見直し、
新しい挑戦に対する不安を克服するためのヒントを提供してくださいました。
「挑戦する勇気こそが、逆張りの成功の鍵である」と成田さんは締めくくり、参加者に積極的な行動を促す講演となりました。


会場は40名と超満員!!


ー後半:学生3名と成田さんによるパネルディスカッション

概要
後半のパネルディスカッションでは、異なるバックグラウンドを持つパネリストたちが、挑戦と逆張り思考をテーマに、各々の経験を基に討論を展開しました。特に、3名の学生パネリストが、逆張り思考をどのように実践するかについて、具体的な質問と洞察を投げかけました。

質問1:逆張り思考を実践する勇気
「逆張りを実践する際に、最初の一歩を踏み出す勇気をどうやって持つのか?」と質問。
これに対して成田さんは、
「恐れは誰にでもあるが、それを克服するためには、小さな成功体験を積み重ねることが大切だ」と回答。
また、「失敗しても、その失敗から学べるものを大切にし、次に生かすことで、さらに大きな挑戦ができるようになる」との意見が述べられた。

質問2: 逆張りの結果と周囲の反応
「逆張りの結果が必ずしも成功しない場合、周囲からの批判や反対意見にどう対応するか?」と質問。
これに対し、成田さんは「批判や反対意見は避けられないが、それをどう受け止め、どう自分を成長させるかが重要だ」と回答。

「自分の信念を貫くことができれば、最終的にはその信念が理解されることもある」と述べ、「周囲の意見に左右されず、自分を信じ続ける強さが必要だ」と強調した。

学生3:逆張りと長期的な成功
質問3は、「逆張りを続けることで長期的な成功を収めるためには、どのような戦略が必要か?」。
これに対して、成田さんは「長期的な成功には、一貫したビジョンと、変化に柔軟に対応する姿勢が不可欠だ」と回答。
「逆張りは一度成功しても終わりではなく、常に新しい挑戦を求め続けることで初めて長期的な成果が得られる」とし、「変化を恐れずに、新しい機会を見つけ続けることが鍵だ」と助言した。


後半の総括
パネルディスカッションは、参加者が逆張り思考をどのように自身の活動に取り入れるかについて、具体的なアイデアやインスピレーションを得る貴重な機会となりました。

学生たちの質問と、それに対する深い洞察が、逆張りの実践に対する具体的な指針を提供し、
「失敗を恐れず、挑戦を続けることが、最終的には成長と成功につながる」という共通のメッセージが、参加者に大きな影響を与えたと思います。


全体を通して

今回、成田さんにお越しいただき「挑戦」をテーマに、
世間の常識に縛られず、ありたい未来を築いていくための視点をシェアする講演会を開催するにあたって、

日頃から自身の活動を重ねる若者や学生にとって、まわりからの見え方や本当にやっていいのか、といった悩みによりメンタルブロックがかかることがあるかと思います。
弊社のインターン生も、インターンに来た動機として、自分のやりたいことを見つける・小高に住む大人たちの生き方を知りたいといったキャリア面での課題(悩み)を抱える学生がいる印象です。

このタイミングでお話を聞けたことにより、この9月から自分らしく、まわりが多数派だからこそ少数派の意見を大切に進むという視点を持って活動出来る、勇気づけられた回となりました。

改めまして、東京からお越しいただいた成田さん、
土曜日にわざわざ講演会に足を運んで下さった参加者のみなさん、
総合司会を務めてくれた合田くん、バックサポートの運営陣など。
本当にありがとうございました。



▽学生3名にもご登壇いただいた、弊社インターン生による最終報告会のご案内

(編集:小高ワーカーズベース 広報担当 中村)


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