見出し画像

【キックオフ】小高ワーカーズベースは創立10周年を迎えます

2014年の創業より様々な挑戦を積み重ねてまいりました、株式会社小高ワーカーズベースは2024年11月を持って創立10周年を迎えます。

この10年間、みなさまのご支援のおかげで数々の挑戦を乗り越え、成長してまいりました。
心より、感謝申し上げます。

本noteではキックオフという意味も込めて、この10年の取り組みを簡潔にご紹介させていただきます。

まずは弊社の企業理念をご紹介します。

企業理念

Purpose

「わたしたちは、自らの手で暮らしを確かなものにする」
どんな環境であれ、自身が持つ創造性とオーナーシップにより”理想”の暮らしを実現したい。
弊社、スタッフ、お客様、関係者、事業と共に、地方で暮らしていく・暮らし続ける不安を打破していくことが、わたしたちの存在意義です。

Vision

「自立した地域社会を実現する」
現代社会は常に非連続的な変化が起きており、今現在の延長線上に未来を見通すことは困難な時代です。多くの課題解決を1,000人を雇用する1つの事業に委ねるのは持続可能とは言えません。10人を雇用する100の事業が常に躍動している。そんな風土を地域に醸成することで、精神的、経済的に自立した地域社会を実現します。

Mission

「地域の100の課題から100のビジネスの創出する」
ビジョン実現のために、直接的、間接的に100の事業を創出します。
課題はすべてビジネスのタネです。100の事業創出を通じて地域課題が解決され、どんな地域でも理想の暮らしが実現できることを、ゼロリセットされた福島の旧原発事故避難指示区域から証明します。


続いて、

過去の取り組み紹介

です。
---------

小高ワーカーズベース創業

小高ワーカーズベースは、2014年に南相馬市小高区で創業されました。当時、原発事故による避難指示が解除されておらず、住民が戻ることができない状況でしたが、あえてこの場所に拠点を構えました。地域再生と復興を目指し、空き家や既存の建物を活用して、新しい働き方を提案する場を提供。地域外から起業家やクリエイターを招き入れ、彼らと共にビジネスやプロジェクトを展開しました。この拠点は、地域コミュニティの再生を図るだけでなく、住民や外部から来る人々が集い、共に地域の未来を創造するための交流の場としても機能していました。

生活環境整備

「おだかのひるごはん」と「東町エンガワ商店」は、小高地域の生活環境整備を目的としたプロジェクトです。「おだかのひるごはん」は、2014年12月8日から2016年3月11日まで、避難指示区域で初の食堂として、5名の地元のお母さんたちとともに運営しました。避難中の住民が食事に集うことで、バラバラになった地域コミュニティの再生のきっかけとなりました。一方、「東町エンガワ商店」は、「スーパーやコンビニがないと帰れない」という住民の声を受け、2015年9月28日から2018年12月5日まで、原発事故の避難指示区域だった南相馬市小高区に公設民営のスーパーとして開設しました。この商店は、生活必需品の提供にとどまらず、住民同士が気軽に集まり交流できる場所として機能し、地域の活性化にも寄与しました。両プロジェクトは、小高地域における生活環境の再生とコミュニティの強化に大きく貢献しました。

NASAプロジェクト

本プロジェクトは、29歳以下の若者を対象に、地域や福島、起業に関心のある人々に社会課題への理解を深め、行動を促す知識とスキルを提供することを目的としていました。2021年度には、インプット中心のクラスや起業を目指すクラスを編成し、挑戦し合えるコミュニティを形成。カタヤブリな大人とのセッションやワークショップを通じて、次の一歩を考え実行する力を養いました。特に、社会課題に対する行動を促し、リーダーとしての成長を支援しました。2022~23年度には、より具体的なサポートやプロジェクトを展開し、地域での若者の社会参画を促進し、移住や関係人口にも影響を与えました。

最後に、

現在小高ワーカーズベースが運営している事業の紹介

です。

魅力的な生業づくり

アトリエiriserは、HARIOランプワークファクトリー小高を起点とするガラス工房で、2019年に小高パイオニアヴィレッジ内に設立しました。HARIOの伝統的なランプワーク技術を基にし、特に女性が自分らしいキャリアを築ける環境を提供しています。手作りのガラス製品は地域社会に新たな価値を創出し、多くの支持を得ています。地域文化を反映した作品や社会貢献の活動を通じ、ガラス工芸の魅力と持続可能な生業作りを推進しています。

創業支援・コミュニティ支援

小高パイオニアヴィレッジ

小高パイオニアヴィレッジは、地域再生と未来の働き方を創造するためのコミュニティ施設であり、リモートワークや長期滞在にも対応しています。「境界があいまいな建築」というデザインコンセプトを持ち、地域の課題や可能性に柔軟に対応できる施設です。また、起業家支援やイベント開催を通じ、地域に新たな価値を生み出すことを目指しています。事業連携により、起業支援や地域活性化のための多様な取り組みを行っています。

マチ・ヒト・シゴトの結び場NARU

NARUは、南相馬市からの委託を受け、地域や市民の新たな働き方を推進しています。2018年のコワーキングスペースとしての開館以来、学びの場や講座を提供し、2024年6月には「わたしらしく”なる”」をコンセプトにシェアショップへリニューアルしました。シェアショップは、市民が柔軟なビジネスアイデアを試し、地域のニーズに応じたビジネスを展開できる場です。出店者同士や地域住民が自然に交流し、共に成長できる環境を提供しています。

Next Commons Lab南相馬

NCL南相馬は、南相馬市の委託を受け「起業型の地域おこし協力隊」を運営し、地域の課題解決や新しいビジネスの創出を目指す起業家を支援しています。地域に根ざしたビジネスを立ち上げたい人々に向け、南相馬市と連携し、起業支援や手厚いサポートを提供しています。これまで馬の価値向上や市民の健康づくり、エンジニアリングなど、多様な事業が誕生しました。地域と共に新たな価値を創り、持続可能な地域づくりを推進しています。

学生受け入れ

弊社では地域活性化と次世代人材の育成に力を入れ、さとのば大学やインターンプログラムを通じて交流と学びの場を提供しています。インターンでは、南相馬市小高区で地域課題に対する解決策を模索し、実践的な経験を積んでいます。さとのば大学では、1ヶ月半や1年間の地域滞在を通じて「何もないから何でもできる」という環境で成長を体感しています。小高ワーカーズベースは、若者の成長と地域の未来を繋げるプラットフォームとして活動を展開しています。

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます!
以上のような形で小高ワーカーズベースは様々な取り組みを行い、多くの方にご協力いただきました。
11月17日(日)午後には、小高ワーカーズベース創立10周年感謝祭を行う予定です。
2本目のnoteでは、今後小高ワーカーズベースが目指したいことや感謝祭の内容をお届けいたします。
続編をどうぞお楽しみに!

(編集:小高ワーカーズベース 広報担当)


いいなと思ったら応援しよう!