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万座温泉スキー場に行ったよ

 4時過ぎに起きないといけないのに2時ぐらいまで寝れない。23時にベッドに入ったのだが、なんか寝れない。途中地震があったような気もするしで全然寝付けなかったが、なんとか予定している電車に乗り、まずは友人と合流するために高崎に。そして友人の車に揺られて到着したのは万座温泉スキー場。駐車場では硫黄の匂いが漂っていた。

 到着して先に送っておいた荷物を受け取り、着替えようとしたが更衣室というか更衣スペースがかなり狭く、友人と2人でほぼスペースが無くなるぐらい。ほとんどの人が来た車の中で着替えているのかもしれない。女性用の更衣室は流石にもっと広いスペースを確保してあるとは思うが、さすがにこれは驚いた。他に更衣室を使う人がいなかったので良かったものの、先客がいると大変だっただろう。

 準備を済ませていざゲレンデへ。雲ひとつない青空を背景に、2人乗りのリフトを挟んで、大きな雪の斜面が視界の外にまで広がる。白い斜面の広さに対して、人の姿はまばらで、みな余裕をもって滑っているように見える。最初に見えるコースは初心者コースのプリンセスゲレンデ。まずは体をならすため、このコースを滑ってみた。

 晴れていることもあってか、結構雪質が固い。これは転倒のしかたによっては怪我するなと少し心配しながら滑り切る。友人はみんなあっという間に滑りきってしまい下で自分が滑り降りるのを待っている。みんな速くない?

 プリンセスゲレンデを滑り降りた先にある万座高速リフトに乗り、降りた先にあるもうひとつのリフトを乗り継いで、頂上付近まで登る。頂上まではまだあるが、この時点で眼下に広がる景色はとてもきれいだった。他のゲレンデの景色と違うように感じたのは、人の少なさによってより自然らしさをその光景に見出していたからかもしれない。

 頂上に続くリフトは、一度ここから万座山ゲレンデという中級者コースを滑り降りる必要がある。コースガイドには非圧雪となっていたが、今日の雪質が固めというのを考えると、逆に非圧雪のほうが滑りやすいのではないかという期待があった。実際に滑ってみて感じたことだが、広すぎてどこを滑るべきなのかわからん。今どのコースのどのへんにいるのかというのが滑りながらわからず、しかも圧雪、非圧雪の部分が斑になったような状態だったので、不意に足を取られるようなヒヤヒヤする感覚があった。進行方向に対して、全体的に左下に傾いたような斜面でもあるため、個人的に右から左への切り返しはいいのだが、左から右に切り返すことがやりにくく感じた。他のゲレンデではあまり感じたことのない感覚だったので、なれるまでに時間を要した。自分が色々手を焼いている中で、友人たちはサラッと滑りきってしまうのだから、すごいなと感心するばかり。傾斜もそれなりにあるので、スピードを出すことが好きな人にとっては、滑っていて楽しめるゲレンデと思う。

 万座山ゲレンデを滑りきり、頂上へ続くリフトに乗る。万座温泉スキー場のリフトは、高速リフト以外はフットレストがついており、ボードが付いた足を休めておけるのでとてもありがたかった。ゲレンデによっていろいろなリフトがあるのも面白い。しかしながら、高速リフトが1つしかないということは、その高速リフトがあるところを周回する人が増えるということで、昼以降はわりと人が集まる場所が偏ってきていた。頂上に続くリフトとかはゆっくりと登っていくものなので、万座山ゲレンデの中級者コースもよかったのだが、周回には向かないかもしれない。実際、自分たちも午前中に2,3回滑ったきり、午後は別のコースを回っていた。録画した動画を見返して思ったけれど、もう少し上向きに録画しても良かったかなぁ。

 再度頂上に登って、今度は万座山林間コースを滑ってみた。こっちはこっちで、木々の間を薄っすらと誰かが通ったであろうコースを探して滑るといった感じで、ここを滑ってよいのかと不安になりながら滑っていた。そしてコース中盤、万座山ゲレンデのコースと合流するポイントは、大きく坂を下ったあとに上り坂があるという、縦にV字を描くようなコースで、スピードを落とすと登りきれないという難所。スキーヤー、ボーダーの度胸試しのようなこのポイントは、リフトからもみることができ、何人かは速度が足りない、あるいはスピードを出すまでに怖気づいてしまい転倒するといった姿が見えた。実際自分もやってみたが、なんとか登り切ることができ、無事に友人と合流。友人たちにとってはさほど問題にはならなかったようで、このコースは1回滑ればいいねといった感覚だったようだ。ちなみに、yukiyama のアプリでこの日の最高速度を確認してみると、みんなこのコースの下り坂の部分だった。自分は時速45キロほどだったのに対して、友人たちはゆうに60キロを超えていた。どんな心臓してんだ。。。

 お昼をレストランアリエスカでとるために、頂上から下まで、パノラマゲレンデ(初心者コース)、エキスパートコース(上級者コース)、プリンセスゲレンデ(初心者コース)という経路ですべった。途中転倒したときにカメラの向きが大きく傾いてしまったので動画に残せていないのが残念でならない。まぁエキスパートコースでさんざん転倒したので動画にできてもほとんど上むいてる映像になりそう。途中のエキスパートコースは、上級者コースと知らずに突っ込んでしまったので、何だこのコースは!?っていう気持ちで転げ落ちてた。下まで降りるコースは、この上級者コースを通るか、林間コースを滑るしかない。たぶん自分以外にも気づかずに突っ込んでしまった人もいるだろう。以下の動画は、頂上から1つ手前で降りるリフト降り場から高速リフトのところまで降りた時のもの。何度か滑ったものの、上級者コースを転倒無しで降りることは出来なかった。

 お昼はカツカレーをたべた。お腹が空きすぎて写真に収められていないのはよくあることなので許して。面白そうなメニューで、雪だるまを形作ったカレー、3人前あるというカツ丼、チャーシューがやたらと乗ったラーメンなどがある。ラーメンは足りなくなるかと思って選ばなかったが、ラーメンを頼んだ友人の運んできた器をみるとチャーシューのボリュームが凄く、自分もこれにしておけばよかったと後悔してた。でもまぁカツカレーはうまかったので良し。

 昼食後は、高速リフトから回れる範囲を中心に滑っていた。初心者コースのどうぶつの森コースをはじめ、どうぶつの森コースから分岐する中級、上級のコースがあり、どれも林間コースなので道幅が狭い。特にどうぶつの森コースは平坦なところも多く、人を避けるためにブレーキをかけると、結果的に片足を外さなければならないといったこともあり得る。コース自体の大変さもあったが、人を避けることが大変だった。どうぶつの森コースでは、動物を描いた立て看板がいくつかあり、みんなでどれだけ見つけられるかといった話をしていたが、自分は最後まで「うさぎ」を見つけることが出来なかった。動画に残したもので写っていればよいが。

 15時頃まですべり、着替え、荷物の配送手続きなどして帰路につく。夕食は高崎駅の近くにある「ステーキ。山」というステーキ専門店。後で知ったことではあるが、群馬に3店舗しかない貴重なお店だったようで、調べて見つけられたのは幸運だった。そして、体を動かしたあとの肉は最高にうまい。

 友人の車で高崎駅まで来る途中、起きてられず、何度か寝落ちてしまっていた。新幹線でもほぼ寝ていた。新幹線から乗り換えた先でも、なかなか睡魔がすごかった。昨晩よく眠れなかっただけに、溜め込んだ疲労がここに来て大きな睡魔となって襲いかかってきたのかもしれない。今日1日で滑った距離は18キロほど。リフトの回数は比較的多いが、ひとつひとつのコースは比較的短い。もう少し速さに慣れて、みんなについていけるようになりたいものである。

 録画したデータを見返して整理していたが、途中でGoProの向きが変わったものが多く、お蔵入りとなっている動画がいくつかある。GoPro をとりつけている器具の締りがあまり良くなかったようだ。今後は気をつけなければ。


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