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ODAIBA TAILOR スタートします!
こんにちは。
ODAIBA TAILORの高橋です。
ODAIBA TAILORは、有限会社グリップの新事業として、2024年9月に開始した無店舗の会員制テーラーです。
無料会員登録はこちらから受け付けています。
有限会社グリップについては、下記のnoteをご参照ください。
このnoteでは、ODAIBA TAILORのこだわりや最新情報をお伝えしていきますが、初回はODAIBA TAILORを始めるに至った経緯や、想いをお伝えしたいと思います。
サラリーマン時代
私は2019年10月まで大手IT企業でサラリーマンをしていました。
グリップは副業として当時から運営していましたが、住居のある東京お台場からリモートで運営をしていました。
私がサラリーマンとして勤めていたIT企業では、仕事上はスーツを着る必要は全くありませんでしたが、毎日スーツで通っていました。
単純にスーツが好きだったからです。
特に40代を過ぎて世間的にも大人として見られるようになり、収入的にも少し余裕が出てくると、少しづつスーツやコート、靴などのワードローブを充実させていきました。
当時からオーダーメイドでスーツやコートを作る機会もあり、オーダーメイドの楽しさも経験していましたが、作る側に関わることは全く考えたことはありませんでした。
あくまでスーツや服や靴などの衣類は、生活や仕事をする上での必需品であると同時に、趣味の世界として楽しんでいました。
コロナを機にスーツを着ない生活に
サラリーマンを卒業した直後にコロナが流行りだし、会食やイベントの機会が大幅に少なくなりました。
さらに、オンラインでのミーティングが当たり前になり、顔を合わせて打ち合わせをする機会もほとんどなくなりました。
結果的に、スーツを着る機会が全くと言って良いほど無くなってしまいました。
しかし、元々デニムなどのカジュアルなファションも好きだったため、サラリーマン時代には着る機会が少なかったデニムやニットなどを毎日着て楽しんでいましたので、スーツを着る機会が無くなったこと自体は、あまり気になってはいませんでした。
その後、2023年にコロナが5類になったことをきっかけとして、以前の日常が少しづつ戻っては来ましたが、私自身はスーツを着る機会は全く増えませんでした。
突然のきっかけ
2024年になり、スーツを着なくなって4年以上が経っていましたが、特にスーツについて何かを考える機会もありませんでした。
しかし、きっかけは突然訪れました。
10年来の親しい友人と二人でBARで飲んでいた時に言われた一言がきっかけでした。
「オーダーメイドのスーツ事業やってみたらどうですか? 合うと思いますよ。」
それまで自分でやる事など全く頭にありませんでしたが、この一言をきっかけに「やってみたい」という気持ちがどんどん膨らんで行きました。
実はこの友人は、以前オーダーメイドのスーツ事業をやっていた経験者です。
他の仕事の関係などがあり、数年前にスーツ事業はやめてしまっていましたが、当時のお客様からは「早くまたやってよ」と言われる事もあるとのことでした。
友人から当時の話や契約していた工場の話、実際の運営はどうやっていたのかなどを聞く内に、どんどん具体的なイメージが湧いて来ました。
他の仕事との違い
サラリーマン卒業後、いくつかのプロジェクトを進めていました。
有限会社グリップでは、noteにも書いているインキュベーションのプロジェクトを進めていましたし、他にもいくつかのプロジェクトを進めていました。
しかし、それらの仕事は私自身が主体というよりは、支援をしたりサポートをするという立場のため、時間を持て余していた事も事実でした。
そんな時に言われたのが先ほどの一言だったのです。
これは自分一人でも出来るし、自分のペースで出来る仕事だという点が、他の仕事とは大きく違う点であり、とても魅力的に感じました。
しかも、その内容は元々好きだったオーダーメイドスーツとなれば、チャレンジしてみない理由はありませんでした。
その日から開業に向けての調査が始まりました。
不思議なもので、前日まで全くと言っていいほどスーツについて考える時間はありませんでしたが、その日をきっかけにスーツのことが頭から離れなくなりました。
「やっぱり元々好きだったんだな」と、改めて実感しています。
提携先との契約
オーダーメイドのスーツと言っても、調べてみると色々なやり方があることが分かりました。
携帯電話に例えると、最新版AIスマホの様な工場もあれば、ガラケーからスマホに移行中の様な工場もあります。
どちらもそれぞれメリットデメリットがありましたが、結論としては失礼を承知で言わせて頂くと、メイドインジャパンにこだわるガラケー的な工場と契約させて頂きました。
この工場の特徴は、元々がフルオーダー専門の工場であり、今でも100名以上の職人さんが手作業でスーツを仕立てている点でした。
実際に出来上がったスーツも素晴らしく、手縫いでしか出来ないこだわりのオプションなどもあります。
この辺りの紹介は、改めて別の記事で書きたいと思いますが、決め手となったのは、工場で働いている社員の皆さんの人柄です。
皆さんフランクに接してくださり、イキイキと働いていて、勝手に持っていた工場勤務のイメージがいい意味で覆されました。
さらには、スーツの生産が海外に移り、どんどん日本の工場が無くなって行く中で、メイドインジャパンにこだわって頑張って取り組んでいる姿に感動しました。
これから事業を始めるにあたり、好きなスーツに関われるというだけでは無く、少しでもメイドインジャパンのスーツの魅力を伝える事が出来れば良いなと思いました。
採寸&試飲会開催へ
こうして契約する工場も無事決まり、開業に向けての準備を進めることになりました。
オーダーメイドのスーツ屋さんと言っても店舗は持ちませんので、どこかで採寸をさせて頂く必要があります。
お客様のご都合に合わせて、ご自宅やオフィスで採寸させて頂く方法もありますが、最初は事前の準備なども考えて、レンタルスペースを借りてお客様に来ていただく形を取ることにしました。
しかし、それだけだは面白くありませんし、わざわざ来て頂くのに何か楽しんでもらいたいと思いました。
そこで、グリップで白浜蒸留所の大家さんをしている事を活かして、スーツとお酒のイベントとして開催することにしました。
オーダースーツの採寸と白浜蒸留所のクラフトリキュールの試飲会を組み合わせた「採寸&試飲会」というイベントです。
第一回は2024年9月28日に東京駅近くの会場での開催です。
当日は、以前から親しくして頂いている友人を中心に、何名かが来て頂けることになりました。
ODAIBA TAILORいよいよスタートです!