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オーダーするなら【ジャケットとベストの2ピース】がおすすめな理由

こんにちは。
ODAIBA TAILORの高橋です。

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最近スーツを着る機会が減ったという方も多いと思います。

コロナの影響でリモートワークが中心となり、スーツを着て出社する必要が無くなったという声も良く聞きます。

私自身も実際にスーツを着る機会はかなり減ってしまいました。

しかし、ジャケットは今でもしょっちゅう着ています。

スーツを着る必要が無くても、ジャケットは着ておきたいシーンは意外と多くあります。

例えジャケットの中がTシャツやニットであったとしても、ジャケットを着ているだけで”ちゃんとしてる感”が出るのは間違いありません。

そんな便利なジャケットを、さらに格上げして便利にしてしまうアイテムがベストです。

【ジャケットとベストの2ピース】

これをODAIBA TAILORではおすすめしていきます。

ジャケットとベストの2ピース

ジャケットとベストの2ピースがおすすめな理由

激推しするからにはいくつも理由があります。
ここからお勧めの理由をひとつづつ説明していきます。

着こなしの幅が格段に広がる

ジャケットとベストの2ピースの場合、様々な着こなし方ができます。

ジャケット単体、ベスト単体、ジャケットとベストの2ピース、まずこの3つの着こなしが思い浮かびます。

季節やファッションに合わせて、着こなしを楽しむことが出来るわけです。
これだけでも着こなしの幅は広がりますが、もう一つ上級な着こなしがあります。

ベストを他のスーツと組み合わせるという活用方法です。

例えば既に持っている2ピースのスーツがあった場合、そのスーツのジャケットの下にベストを着てしまうのです。

もちろん色や柄、素材感が合わないケースもありますが、例えば無地の紺色のスーツに同系色のチェックのベストを合わせたりすると、とてもセンス良く見えると思いますし、今まで何度も来ていたスーツが全く別物のスーツに感じるかも知れません。

スーツを着る機会が減ったとは言え、スーツで行った方が良い場面が訪れる可能性はもちろんあります。

例えば、既に持っているスーツにベストを合わせる前提で、新たにジャケットとベストの2ピースを仕立てるというのも一つの合理的な考え方では無いでしょうか?

ジャケット単体よりも格が上がる

マナーについて細かい事をどこまで気にする必要があるのかは、時代背景や人の価値観によって変わってくるものだと思いますので、「これが正しいのである!」などと言うつもりは全くありません。

ただし、歴史的に本来シャツは下着であり、人前にシャツだけで出るのはマナー違反だった事は事実です。

ベストを着る一つの目的は、下着であるシャツを隠すことです。

ジャケットだけを着ている場合、立っている時には前のボタンを止めることがマナーとされています。
ボタンを止めてシャツを隠す訳です。

しかし、ジャケットの下にベストを着ている場合には、立っている時でもジャケットのボタンを止めなくても良い事になっています。

ベストがシャツを隠してくれていますので、ジャケットのボタンを止め無くても良いのです。

つまり、ジャケット単体よりも、中にベストを着ている方が、少なくともマナー的には格上ということが出来るわけです。

もちろん暑い時期には、シャツの上にベストだけ着ているだけでも十分です。

特にマナーを気にされる可能性が高い、高級ホテルや海外では活躍する場面があると思いますので、持っていると便利な一着になると思います。

生地の選択肢が広がる

オーダーメイドの醍醐味の一つは、生地や裏地などを自分で好きなように決められることだと思います。

生地を選ぶ際には、まず仕立てようとしている服が、スーツなのかジャケットなのかというアイテムを先に決めるケースが多いと思います。

スーツに合う生地とジャケットに合う生地があるからです。

もちろん絶対的なルールがある訳ではありませんので、人がスーツを作らないような生地でスーツを作れることもオーダーメイドならではの楽しみ方です。

しかし、日本でスーツを作る方の多くは、あまり派手な生地は選ばないケースが多いと思います。

生地見本だけを見てかっこいい生地だなと思っても、ジャケットとパンツの上下で着る事をイメージすると、「ちょっと派手だな」と諦めてしまう人が多いのでは無いでしょうか。

しかし、ジャケットとベストの2ピースであれば、結構派手な生地でも格好良く着れます。

イメージしてみると分かりやすいと思いますが、例えば大きめのチェックの生地があったとします。

これを上下でスーツとして着るのは難しいと感じるかも知れません。

しかし、パンツはグレーの無地やデニムなどに合わせてジャケットとベストで着るのであれば、かなり格好良く着こなせると思います。

スーツを前提として考えていた時には見向きもしなかった生地が、ジャケットとベストを前提として考えると、突然かっこいい生地に見えたりもします。
生地の選択肢の幅が格段に増えるのです。

既にスーツはお持ちの方も多いと思います。

今年の秋冬はジャケットとベストの2ピースをかっこいい生地で仕立ててみてはいかがでしょうか?

このジャケットの袖付けはマニカカミーチャ(シャツ袖)
このジャケットの仕立てはアンコン、生地はカノニコ
AMFステッチと手縫いによるフラワーホール


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