「AAVEって?」 _08/16_

☆1 Earth kids Timesマレーシア版を使った工作をしながら、[正式名称を忘れてしまった「フランス発の国際ビジネス英語」]を探しているうちに出会ったAAVE

塚脇真由氏の論文に「s終わりの単語」に関するまとめがあって、「ひょうたんからこま」。

探していたものもここにあった。

☆ 参考 globish 現在時点ではどうなっているのかは調べていない。 
http://www.jpn-globish.com/

☆2 AAVE
http://repo.kyoto-wu.ac.jp/dspace/handle/11173/1790
真の国際英語/偽の国際英語
著者: 塚脇, 真由
Tsukawaki, Mayu
発行日: 2012年3月31日
出版者: 京都女子大学

☆3 以下、「be ;get の多用」など体系全体の考察の中から「s終わりの単語」に関係する部分(20a-21b)のみ抜粋。
(本文はなぜか、下のタイトルに見られるように「1字空け」で、一括処理ができずにメンドー)

(タイトル) African American Vernacular English に 特 有 な 文 法 的 (形 態 的 統 語 論 的) 特徴 

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20a Absence of third person singular present tense -s, as in "He walk 0" for SE "He walks."
21a Absence of possessive -s , as in "John 0 house" for SE "John's house."
21b Absence of plurals (much less frequent than 20a), as in "two boy 0" for SE "two boys."

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[塚脇真由氏のコメント]  

しかし AAVEは間違った英語ではなく、英語とは異なった別個の言語なのである。
そしてAAVEは英語よりもはるかに集約された体系を持ち AAVEを使用することで、 十分に意思疎通することが 可能なのである。
アフリカ系アメリカ人の必要性から生まれ、 本来の英語とは異なる独自の体系を持つ言語がAAVEなのである。

☆4 [kataza.frのコメント] ここに見られるように「工作」そのものであるAAVEに比べ、英語の「工作」の方が、多くの言語や方言がそうであるように、「排他的」なシステムに「裏打ち」されているという解釈も可能。
おしえようとしてもおしえられないこの工作法! これが幼児でも処理できるシステムだから、笑える! 

大学論文
http://web.stanford.edu/~zwicky/aave-is-not-se-with-mistakes.pdf
http://www.hawaii.edu/satocenter/langnet/definitions/aave.html

☆5 「SE って?」 Standard English?

文脈からは Standard American English とするには及ばないということであろう。 

あるいはSAEとする必要はないのかも、英語をBEとして、米語はSE。
https://en.wikipedia.org/wiki/African_American_Vernacular_English

also called African American English; less precisely Black English, Black Vernacular, Black English Vernacular (BEV), or Black Vernacular English (BVE)

ここで、繰り返される"black" からの連想。

クラシックバレーの世界で「あなたの体はバレーに向いていない」と、奴隷主義的白人審査員の殺人的発言。(そんなことでは死なないようなヒストリー的背景だが、情けない現状維持者たちめ! 別記事として、マガジン [Youtubeから脱線しながら]中に貼る予定)

 [投稿担当 kataza.fr]


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