「未来を担う子どもたちへ」 小出裕章氏よりのメッセージ _09/15_

【VIDEO/youtube】

Ajoutée le 23 oct. 2014                                                                  2014年3月に開催しましたヘレン・カルディコット医師の講演会の会場で使用しまし­た、京都大学原子炉実験所・小出裕章助教からのビデオメッセージです。皆様ぜひご覧下­さい。

文字起こしはこちら

http://hcfj.web.fc2.com/movie.html

--------【以下、最後の部分、「文字起こし」より引用】--------

最後に、若い人たちに一言、お詫びを申し上げたいと思います。

私は大きな事故が起きる前に、原子力発電所を止めたいと思って生きてきましたけれども、残念ながら、私の願いは、届きませんでした。

大きな事故が起きてしまって、日本中、あるいは世界中に放射能汚染が広がってしまいました。

私には時間を元に戻す力がありませんので、この汚れた世界で生きるしかありません。

ただ、私はもう、あと10年20年で死んでしまうと思いますけれども、若い人たち、これから人生を刻んでいく人たちに対しては、誠に申し訳ない事だと思います。

皆さんが大きくなって、大人になった時に、福島の事故を防げなかった責任というものを、多分私たちの世代に問うだろうと思います。

問われて仕方のない事を、私たちの世代がやったわけですし、まずはお詫びをしたいと思いますし、残りの人生で何が出来るかということを考えながら、私は生きたいと思いますし、将来の皆さんから、どうやってお前は生きてきたか、と問われたときに、私なりに出来る事はやったと、いうように、答えたいと思います。

ありがとうございました。

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【事務局ジャーヌのコメント】

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