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帯状疱疹に苦しんだ2週間

地獄の2週間でした。
(正確にはまだ痛みは引いてませんがピークは超えた)

帯状疱疹は「早期発見&早期投薬」が重症化を防ぐ分かれ道なので、是非日頃の体調に注意して欲しいです。

事の始まりは6月10日
左側頭部に電気が走るような激痛があり脳の病気を疑った。すぐに脳神経外科を受診したものの「頭皮のコリでしょう」と言われて漢方を処方された。
この激痛が頭皮のコリとな…?

その後、痛みは収まるどころかどんどん悪化し3日後の13日には唇が腫れて赤い湿疹がうっすらと出始め、ドリルで削る時のような激しい歯痛に襲われたのである。
その時一番辛かった痛みが歯痛だったので歯医者に行くと、私の口の腫れと湿疹を見た先生が開口一番
「水疱瘡にかかった経験はありますか?」
後に知った事ですが、帯状疱疹というのは過去水疱瘡に罹った事がある人が罹るものだそうで、私が子供の頃に罹った事を伝えるとすぐに皮膚科に行くように勧められた。

皮膚科に行くと「間違い無く帯状疱疹です。湿疹が出てから72時間以内に抗ウィルス薬を飲めば1週間で湿疹は治ります。」と言われすぐに服薬。

ここからが地獄の始まりだった。

まず皮膚に灼けるような痛み。電気が走ったような頭痛、神経を削った時のような歯痛が3分に一度。ロキソニンなどの痛み止めが全く効かない。ひたすらこの痛みに耐えながら時間が過ぎるのを待つ。何も出来ない。ただただ関係各所に連絡する事が精一杯だった。
医師の言った通り湿疹は一週間で徐々に薄くなったが、刺すような頭痛と歯痛が治らない。その後はペインクリニックに通い、ブロック注射とパキシルを処方して貰い神経痛の治療を現在も継続中。「帯状疱疹」と診断されてから2週間、未だ頭痛・歯痛に苦しんでいる。ギリギリ仕事は出来るものの、全体の生産性は7割くらいに落ちていると思う。

恐ろしい病気だというのが分かったところで、以下にまとめる。

①どういう人が罹るのか
幼い頃水疱瘡に罹った事がある人。そのウィルスが体内に潜在しており加齢やストレスや免疫低下などの条件下で暴れ出すらしい。主に50代以上の女性が罹る事が多いとされるが20代でも罹る人がいるので注意。特に女性は排卵日から生理初日までは免疫力が低下する為体調管理には要注意。
(ちなみに私は生活改善をしようと摂取カロリーを減らした上に激しい運動を急に始めた為に抵抗力が落ちて罹患しました。自業自得…)

②湿疹が出る前の予兆に注意
自分もそうだったように、始めは頭痛など別の痛みから始まる事が多いそうです。痛みが出始めてから大体3日後くらいに湿疹が出る為、湿疹が出たらすぐに病院へ。湿疹が出てから72時間が勝負です。

③どれくらいで治る
3週間~1ヵ月で症状は落ち着くようですがウィルスが神経を損傷することで場所によっては失明や難聴などの後遺症が残る事があります。早急に病院へ行く事が大事です。投薬がしっかりされれば1週間で湿疹は引いて行きます。

④後遺症について
年齢などの条件で異なりますが、罹患した患者の10~30%は神経痛の後遺症に悩まされるそうです。自分は現在湿疹が引いた後も神経痛(頭痛・歯痛)に悩まされており、ペインクリニックでブロック注射とパキシル(抗うつ剤)による投薬治療を続けています。4~6日おきに病院に通わなければならないので、会社勤務の方は難しいかもしれませんが、こちらも帯状疱疹と診断されてから1ヵ月以内に治療を始める事が大事だとされていますので、「痛い」と思ったら早めに治療を開始して下さい。
対処が遅いと一生神経痛が治らない事があるそうです
ネットで調べたら70代の女性が痛みに耐えきれずに自殺したという例がありました。それほどまでに酷い痛みです。


(モノクロにしてますが、ここから下に帯状疱疹の画像があるので苦手な方はここで止めてください)






多分一番酷かった時の左頬


分かりにくいですが左上に水泡が沢山出来ている感じです。
左頬が大きく腫れてダルマみたいになってました。
在宅ワークで本当に良かった。

こういう例がある事を知って欲しいと思い書かせて頂きました
特に無理の多い作家さんは注意して欲しい病気だと思います。


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