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#27 コラボ企画|Mama Cafeラジオの石田勝紀さんに本気の子育て相談

教育のスペシャリスト石田勝紀さんとスペシャルコラボ企画!!

(小田木)今日はスペシャル企画としてゲストをお呼び致しました。ゲストはですね、教育のプロフェッショナル石田勝紀さんです。石田さん、こんにちは。

(石田氏)はい、どうもありがとうございます。今日はよろしくお願いします。

(小田木)今日は来ていただいてありがとうございます。よろしくお願いします。みなさん石田勝紀さんをご存知でしょうか。教育っていうテーマだとか、子供の勉強だとか、子供の成長っていう中で、私がもうめちゃめちゃ注目しているプロフェッショナルなんですけれども。私の話で聞くよりも、石田さんに自己紹介をいただいた方がいいと思いますので、石田さん自己紹介をお願いできますか。

(石田氏)はい。石田勝紀と言います。どうぞよろしくお願いします。教育をやってるんですけど、私が教育を始めたのが二十歳の時ですね。二十歳の時に起業して、塾をつくったんですね。そこから三十二年、いろんな子供たちと接してきました。小学生、中学生、高校生、さまざまな子供たちと出会ってきました。東京の私学の経営者ですね。これも三十代でやりまして、様々な教育から見てきたということで。現在はですね、ママさん向けの活動で、Mama Cafeというコミュニティーを全国で主催してみたり、様々な講座や講演会とかですね、そういうのでママさんの気持ちが楽になったりですね、子育てのノウハウをいろいろ分かっていただくっていうね。そんな活動をたくさんしています。

(小田木)ありがとうございます。私はですね、石田さんの東洋経済に連載しているコラムが大好きで、めっちゃ読んでます。例えば、子供が小さいうちは、そういう悩みってなかったんですよね。勉強しないとか、言うことを聞いてくれないだとか、親にあんまり話をしてくれなくなったとか。そういう悩みはなかったんですけれども。小学生になって自我が芽生えたりだとか、元気ですくすく育っていればそれだけでいいと思っていたところに、何か勉強とか運動とかが入ってきた時に、こう悩みが変わっていくんですよね。
それが小学生ママになった私の葛藤だとか、モヤモヤに、石田さんがもう痛快にスパーっと、なるほどそうかっていう形で答えてくれるのが、本当に大好きです。

(石田氏)ありがとうございます。

(小田木)そういったステージに来たときに必要な情報が、石田さんが持ってるいろんなコンテンツの中に詰まっていいます。そういう方なんですけれども。今日は対談企画というか、遊びに来て頂いて。私の方で石田さんにインタビューをしながら、聞きたい話を聞かせていただくという企画に賛同いただいて、お越しいただきました。
今日はスペシャル企画にしようと思ってまして、石田さんとの対談は2テーマほど計画してまして、1回目のこの両立サプリで配信をさせていただき、2回目のテーマについては石田さんのMama Cafeラジオで配信をさせて頂くと形にしました。ぜひ、みなさん楽しんでいただければと思います。

母親は子どもではなく自分のココロを引き上げていくくらいがちょうどいい

(小田木)よろしくお願いします。この両立サプリのチャンネルなんですけれども、割と小学生未満のお子様持ってる方が多いのかなという印象なんですけれども。今のところ石田さんの専門領域の教育っていう観点から、ママと子どもの関係性だとか、私たち自身の子供への向き合い方というところにぜひ、アドバイスをいただきたいなと思っています。

(石田氏)はい。分かりました。私は今まで、小学生・中学生・高校生を教えてきて、一番のボリュームゾーンが中学生ですね。今はママさん向けのママカフェということだったり講演会というのは、ほとんどお子さんが小学生というのが一番ボリュームゾーンですね。

(小田木)リアル私世代です。

(石田氏)そうだね。小学生ぐらいになると悩みが色々出てきて、中学生ももちろん兄弟でいたりするから中学生もあるけども、一番は小学生がボリュームゾーンとなっています。
今まで育休中のママ達のママカフェをやったことあるし、もうちょっと大きくなって小学校低学年とかさまざまなママさんとお会いしてきて、面白い傾向があるのは、まず赤ちゃんを抱えたママさん達は、何か悩みありますかと聞くと、ないですっていうわけ。
そして幼稚園保育園とかに行くようになってくると習い事とかが少し気になってくる。

(小田木)すごいリアルでめちゃくちゃ想像つきますね。確かそういう流れある。

(石田氏)小学校に入るとお勉強が登場するわけですよね。

(小田木)わたし今そこにいます。

(石田氏)他の子と比較を始める。うちの子他の子よりに劣っているのか優秀なのかって比較が始まる。
子供がもっと大きくなって4年生5年生ぐらいになると中学受験するかしないかの話が出てくる。
中学生になると今度は五段階評価の成績が出てくる。そこでうちの子大丈夫かって塾に入れるかどうかを考えることも。
高校になるともうだいたいほぼ諦めてるよね。もうわかった、これぐらい。みたいなね。
こういうね悩みの変遷があるわけですよ。小さい時から。
悩みが子供の年齢とともにコロコロ毎年変わっていきます。

(小田木)もう明らかに変わった感が私自身もありまして、小学校に入る前は元気でいてくれたらそれでいいって思ってたんですよ。ああ風邪引かなくなったありがたいって。今日も笑ってて嬉しいみたいな。そういう感じだったのが、小学校に入りました、授業始めました、テストもやるようになってきました、というとちょっと様子が変わってくるんですよね。自分自身も含めて。それがめちゃくちゃリアルな話ですね。皆さん想像つきますか。

(石田氏)だから今お子さんが小さくて育休とかとっていて、まだそれほど習い事も始まってないし、学校にも行ってないしってことになったときはあんまり悩みはない、まあいろんな別の悩みがあるかもしれないけど子育てに関しては悩みってのはそれほど多くはないという感じですね。
だから子育ての悩みがあまり多くないというのは小さい時はあるんだけれども、だんだんと子供が大きくなってくるといろんな要素がたくさん増えてくるんですよね。
やっぱり一番の影響力を与えるのは周りとの比較ですね。
周りと比較してうちの子どうとか、このあたりが見えてきちゃう。
そうすると子供のマイナス面を直そう直そうと思っちゃうんですよね。

(小田木)めちゃくちゃ分かります。

(石田氏)うん、だからそこではなく、子供のこの子の中の一番いいところをあげていけばいいんだけど、これが人材育成最大原則ですから。
短所是正じゃないんだよね。
ただそうはいっても、子供って小さい時は何もわからないから教えてあげなきゃいけないんだよね、わからないから。
怒るとか叱るんじゃなくて教えてあげなきゃいけないですよね。
あとはその子の良いところを引き上げてあげるっていう意識をもっていれば子供も親のことを受け入れてくるし。
いつもガミガミ言う人に対して信頼感って生まれないよね。だからガミガミ言うよりも自分の長所をあげてくれる人がいうことは、信頼して言うことをきくだろうし。
そうすると良好な関係が結べるんですよね、親子の間でね。
だから良いところを伸ばしてあげるっていう視点をぶらさないようにしていくとうまくいくんじゃないでしょうかという話をいつもしてますけどね。

(小田木)なるほど。頭ではそこはめちゃくちゃわかってるんですよね。
でも例えばなかなか向き合って話を聞いてくれないとか、親に無条件にバーって抱きついてきてくれた頃とは変わるっていう中で、そういった関係性をつくっていくっていうところも思うようにいかないことがたくさんあるんだなって今考えています。

(石田氏)そうなんだよね。だから理想的なのは今のお話。
でも現実ママさんは多くのママさんは毎日ご飯作ってるでしょ。
毎日毎日。今年だけじゃないよね、来年もやるよね。もうずっとでしょ。
それに掃除洗濯やるんだよね。
もうこれだけですごいよね、明らかに。
そこに子育て入ってきて、それで仕事で持ったらもうスーパーウーマンですよって私は言ってるのね。
だからイライラが出ないほうがおかしいし、思い通りにいかないと当然何かに当たってしまったり、叱ってしまったりっていうことは当然あるじゃないですか。
だからこれってごく自然な形なんだけども、最終的には別にイライラして怒っても子供がそれによってトラウマ抱えてひどいことになるかっていうとなにもならないので。
なんとかなるのね、子供って育つから。
だから全然問題ないんだけど、親子関係で気まずい雰囲気の時間が長いのを過ごすのって、どうせだったら楽しい雰囲気でいきたいんじゃない?

(小田木)うん、本当に心からそう思います。

(石田氏)だからそのためにはやっぱりママさんが、子供よりも自分の心を自分で引き上げていくっていう、自分をいかに楽しませるかとか、こっちの気持ちを持っていった方が子供に実はいい影響がいくという。

(小田木)なるほど。子供のことだから子供に子供にっていう、子供に視線を向けすぎるんじゃなくてっていうそういう話ですかね。

(石田氏)そういう話ですね。だから子供に視線を向けすぎると何が起こるかというと欠点が見えだすから。
だからコロナで分かったんじゃない。ずっと一緒に居るとマイナス面が目立つ目立つ。
だけどたまに会うと、いい子ねこの子ってなるじゃない。
会いたかったって抱きしめるみたいな。
まさにそういうことなんだよね。

(小田木)今の話からいくと、子供のためを思えば思うほど、自分の方に目を向けて良いっていう、そういうことですかね。

(石田氏)うん、愛情を基本持ってるからそれが行き過ぎるとね。
子供にとって負担になったりするしね。親がこんなに頑張ってるのにアンタ何でやんないの?ってことを押し付けになっちゃったりするし。
ママさんは自分の気持ちを上げていく、自分をもっと時間を大切にし、自分のテンションあげていくってとこにシフトしていくと丁度バランスが取れるってことだね。

(小田木)なるほど。それって本当に私は目から鱗だと思いますね。
もっと子供を見なきゃ、もっと子供に時間を使わなきゃっていうトーンになりがちで。
小学生になって日中が見えなくなると、余計に見えるところは見なきゃみたいな。そういうかたちになってくるのが自分でも驚いたというところなんですけれども。
笑ってれば良いって事ですかね、自分が良い状態で。

(石田氏)基本そうだよね。子供はそれが一番嬉しいよね、お母さんが笑っている姿ってね。

(小田木)ありがとうございます。今のところをさらに教育のプロフェッショナルの石田さんが言ってくれるっていう、この重みっていうか嬉しさみたいなものをすごく感じました。

自分のココロを引き上げるポイント

(小田木)子供が大事だからこそ私たち母親は、もっと自分の気持ちを上げる方に意識を向けていいと、そういうお話でしたね。

(石田氏)はいそうですね。そりゃそうだよねって思う方もたくさんいると思うんですけどね、冷静に考えるとね。
問題はどうやったらそうなるのかっていう、そこでしょ、一番は。

(小田木)はい、そこも是非どういう工夫でとかどういったやり方でっていうアドバイスいただけたら嬉しいですね。

(石田氏)はい、これたくさんあると思うんですけどね、やり方として。
私がよく講演会とかママカフェとかでお話してるのは、今から言う六つのことを用意しておいてって話をするんですね。
六つのこと、それは何かというと、一つ一つお話しするとまず一つは、この人と会うと元気になる人を用意しておく
直接人じゃなくても動画でもいいと思うんですよ。
例えば綾小路きみまろのユーチューブ見て大笑いするとか、何でもいい、元気が出るとか。
会ったことがない人でも動画でもいいと思うんですけど、この人と会う、この人の話聞くとなんか超テンション上がるみたいな人ね。
自分の中でマイパーソンを作っておくですね。

二つ目はこの場所に行くと元気になるっていう場所を用意しておくんですよ。自分のマイスポット。
例えばどこか山登りでいく山とかでもいいし、自然の中とかでもいいし、近くの神社とかでもいいだろうし。今ちょっとコロナでいけないけど劇場とかミュージカル聴くとかそういう劇場でもいいだろうし。そういうあの自分なりのマイスポット、ここの場所に行くと気持ちが上がるという場所、これを作っておく。

(小田木)やっぱその家っていう同じ環境の中ではなくて、その景色が変わるとか、その場自体が変わるとかそういう考え方ですかね。

(石田氏)そうだよね、だから自分の家がマイスポットっていう人もいるかもしれないしね。そこがマイスポットってのがあると思うんですけど、ただ外にあるんじゃないかな、基本的にはね。
カフェとかね、いろいろあるじゃない。

次に三番目はこの本を読むと元気になるっていう本を用意しておく
だいたい自分の人生に影響を与える本は一生のうち2,3冊しかないって言うんですよ。だから何回読んでもいい本ってあると思うんですよね。
自分の気分が落ち込んだ時にその本読むと元気になれるっていう、そういう本を用意しておく。

次に四つ目が食べ物ですね。
この食べ物を食べるとテンション上がるとか。
私はMama Cafeは東京は表参道でやってるんですけど、表参道の米粉パンケーキの超有名店を貸し切ってやってるんですよ。そうするとパンケーキが出てきてそれ食べながらママカフェやると、こんな超おいしいの食べながら悩みとか言うの?みたいな。そうすると悩みじゃないんじゃないかと感じたりするわけですよ。気分が上がるから。
やっぱ味覚から変えていくってやつですね。

次に音楽。今度聴覚ですね。
この音楽を聴くとテンションが上がるという音楽を用意しておく、マイミュージック。
アスリートの人たちとか結構そういうのみんな持ってるでしょ、オリンピック選手とか。
音楽って凄い効果あるんですよね。

最後は鼻。嗅覚。
お香とかアロマ、自分のテンション上げてくれるお香とかアロマを用意しておく
例えばこんな話をよくするんですけど、家の中で子供が感情的になってイライラしてるとかしている時にアロマをすーっと香らせると変わるんですよ、空気が。

人間っていうのは五感を通じて情報が入ってる。
目とか耳とか鼻とか口とか。
この入力する五ケ所を変えていくんですよ。
そうすると気分が変わっていくから、ママさんの気分が落ち着いたりテンションが上がってくるとどういう事が起こるか。
子供のいいところが見えだすんですよ。

(小田木)そういう仕掛けなわけですね、なるほど。
子供がどうかっていうのよりも自分のコンディションっていうそういう話ですかね。

(石田氏)そういう話です。
それを誰かに機嫌とってもらおうとか、子供が良いことやる、いい成績とってくるから自分の気分がいいではなく、自分の機嫌は自分で取ろうという発想です。

(小田木)なるほど。今の自分のご機嫌って、その環境によって引き出されているみたいなそんな感覚になっちゃいますけども、子供が言うこと聞かないからイライラするんだとかじゃなくて、まず自分のご機嫌を整えてその上で子供に向き合えと。そんな感じですかね。

(石田氏)そう、だから私がいつもMama Cafeとかプライベートで勉強会もやってて、そこで必ず毎回最後にお話することがあってね。
それは何かというとママ自身が自分の人生を楽しみましょう、すると子供は変わり未来は変わりますっていう、こういうフレーズをいつも出してるんですよ。
だからやっぱり最初のスタートはママさん達がもっとハッピーに生きていいんじゃないっていう、そういったところですかね。

(小田木)もうすべて繋がりました私。
五感の話を聞きながら、私だったらそれ何かなと思ったら一つはやっぱアップルパイ。
そうそうパンケーキじゃなくてアップルパイなんですけど。

(石田氏)うなパイじゃないの?

(小田木)うなパイじゃないんです。
浜松はみんなうなパイだと思わないでください。
アップルパイが好きですよね、うなパイも良いですけどね。
もう一つが、今ね私はK-POPなんですよ。
子供がめちゃくちゃダンス系K-POPが好きで、最初、もううるさいなと思いながら一緒に聞いてたんですけど、今やハマってしまい、それ聞きながらいろんなことやるとテンション上がります。
テンションあげまくりで。
っていう事なんだなって、今思いました。
楽しい状態でいたいし、そういう状態じゃないと子供も本当に嫌だろうなっていうのを改めて今、客観客観的にわかった感じですね。

(石田氏)こういう話で誤解がないように最後ちょっとお話したいんだけど、いつもいい調子ではなかなかいられないですね人間って。
やっぱり上がったり下がったりするんですよ、バイオリズムあるから。
だから下がった時のためにさっき言った六つを用意しておくといいんじゃないのって話ですよ。

(小田木)なるほど。下がることがダメなんじゃなくて、下がっちゃうもんだからっていう。

(石田氏)それはもう当たり前当たり前、という感覚で持たれるといいんじゃないかな。

(小田木)本当ですね。ありがとうございます。
私もつい、もっとよくとか、常にいい状態でとか、そういう完璧を求めそうになってしまうことってあるんだろうなって思いましたけれども、自分も完璧じゃないし、子供だって良いとこ悪いとこっていうのがある中で、まず自分でいいっていうところなんかも、子供が小さいうちから聞いておけたらよかったなって思う話なので、今日は本当に両立サプリにお越しいただいてよかったなって思いました。

(石田氏)こちらこそありがとうございます。

(小田木)ありがとうございます。
みなさんこの石田さんとのスペシャル対談企画ですけれども、実は二本今回は対談テーマを作って撮らせていただいてまして、なんと対談のもう一本はですね、石田さんの今度はMama Cafeラジオの方に私が遊びに行かせて頂いて一緒に撮るっていうことをさせていただいています。
ですので石田さんの話面白いなとか、これちょっと聞いておきたいなって思う方、ぜひ「石田」でvoicyの中で検索していただくと、石田さんのMama Cafeラジオが出てきますので、そちらに行って同じく今日10月3日土曜日配信のチャンネルもぜひお聞きください。

石田さん今日は本当にありがとうございました。
私はこれからも石田さんの話を聞き続けますので、私の悩みに寄り添ってください。

(石田氏)ありがとうございました。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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