機械学習エンジニアにキャリアチェンジ【エンジニア転職インタビュー】
こんにちは!
株式会社テクトレでTechCommitを運営している小田川です。
今回は転職活動インタビューということで、下野真弘(しものまさひろ)@lunadra2yuffieさん(通称:MasaHeroさん)にお話を伺いました。
新卒から回路設計、組み込みエンジニアとしてずっと働いてきた下野さんが、機械学習エンジニアに転職した経緯が書かれています。
機械学習エンジニアを目指している人はもちろん、プログラミング学習、さらに言えば学習全般において大切なことを改めて認識できる記事になっているのでぜひ読んでみてください!
それでは下野さん、よろしくお願いします。
エンジニアとして2社経験 さらなる成長を求めて転職へ!
ー 今までのキャリアについて教えてください
1社目:
専門学校で組み込みやマイコンを学んだ後、受託設計の会社で回路設計エンジニアとして入社しました。
Bluetoothヘッドフォンの電源回路(充電やLi-ion Battery)の設計と測定を行う業務です。
プログラミングと回路の両方を扱いたいという思いが強くなり、転職しました。
2社目:
プログラミングと回路の両方を扱いたいという思いが強くなり、転職しました。
大手SES会社に組み込みエンジニアとして入社し、車載エンジンCPUの試験・設計などを行っていました。
▼転職活動のために作成した経歴書です
ー 転職しようと思った理由は何ですか?
2社目の入社から半年が経ち、ある程度周りが見えてきて自分の技術の成長が見込めないと判断して転職に向けて準備を始めました。
単純作業が長時間続くような業務がメインだったいうこともあります。
(回路設計エンジニア→組み込みエンジニアを経験した後、ご自身の技術的成長をさらに高める目的で転職を考えたわけですね!)
学習成果をアウトプットしていたら企業からスカウトが!
ー 転職に向けてどんなことをしていましたか?
主に2つのことをやっていました。
1.自分がどのような業界に興味あって、その業界のどのような職種がやってみたいと思うか、書籍やネット、勉強会などで調べる。
2.学習内容をアウトプットする。
特に学習する観点を知るために参考になったのは『機械学習エンジニアになりたい人のための本 AIを天職にする』という書籍でした。
ー これはやってよかったことを教えてください。
どのような媒体でも良いので、アウトプットを残すことですね。
WantedlyやTechCommitのポートフォリオページに自分のGitHubやQiitaのアカウントを掲載したら見てもらえるようになりました。
その甲斐あって現在勤めている会社から声を掛けてもらえました。
(積極的な転職活動はされていなかったものの、学習内容をアウトプットしていたことが功を奏したようですね👍)
▼下野さんのTechCommitポートフォリオページ
どんな学習をしてきたのか気になる人はぜひチェックしてくださいネ
学習に時間を掛けすぎた
ー 逆に失敗したな、これは苦労したということがあれば教えてください
学習ばかりに時間を掛けていたことです。
闇雲に学習していたのも非効率だったなと反省しています。
「ここまで終わらせるようにしよう」と到達目標を立てたのですが、いつまでにどのように目標を達成するか具体的な道筋までは考えておらず、メリハリのある学習ができていなかったと思います。
相談しやすい環境で画像処理や機械学習の仕事に従事
ー 今はどんなお仕事をしていますか?
大阪の受託開発/SES業務をやっている創立5年目のベンチャー会社で、IoTカメラを使ったアプリの試作をしています。
IoTカメラ側(エッジ)で物体検知ができるように、OpenCVなどを使って画像処理や機械学習を試行錯誤しています。
OpenCV:画像処理・画像解析および機械学習等の機能を持つC/C++、Java、Python、MATLAB用ライブラリ。(Wikipedia)
ー 今の会社に転職してよかったことを教えて下さい
小さな会社なので社長や営業の意見や会社の状況を把握しやすいとういのはあります。
社長もエンジニア畑出身ということもあり、技術的な内容の共有や相談がしやすいです。
技術以外のスキルも要求される
ー 当初想定していたことと、実際に転職して仕事をしてからギャップを感じたことはありますか?
技術だけでなく、要件定義や工数見積もりのスキルも要求されていることです。
経験がないので苦労しながら今は手探りでやっています。
いい意味でのギャップは、同じプロジェクトで一緒に働いているエンジニアの人がめちゃくちゃ技術力があって、その人からいろいろ吸収できるところですね。
他の人を巻き込みながら技術力を高めたい
ー 今後の抱負はありますか?
まずは開発知識を身につけることですね。
Connpassや社内勉強会で他の人を巻き込んで技術を高めたいです。
他の人に教えることで自分自身の理解も深まりますから。
『RasPi RocketStartes』というConnpassのグループを作ったのですが、あいにく新型コロナウィルスの影響(2020年5月18日時点)で勉強会が開催できなくてもどかしい気持ちです😣
(ご本人もおっしゃっていたのですが、Raspberry Piの勉強会は実機を扱うのでオンラインだとなかなか難しいようです)
まとめ
下野さんのお話を聞いて改めて感じたのは、学習内容を継続的にアウトプットして公開していくことがいかに大切かということです。
下野さんのように企業からスカウトされる可能性もありますし、自分から企業に応募する場合にもアピールになりますよね。
下野さん、ありがとうございました!
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