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マッチングサイトが日本国民を貪る

ここで言うマッチングとは「出会い系」などでは一切ない、まぁそれはそれで変な言い方だがナンパもできねーで出会いも金払って他人頼りってどうなん?ナンパしてる時のドキドキ感とかねーじゃん、とは思うけど。

近年何かとネット検索すると、上位に多く表示されるのがマッチングサイトだ。
特に耐久消費財=住宅とか一生に一度の買い物と言われるものの類は、ここ数年で雨後の竹の子の様に増殖した。
ポータルサイトと呼称されるもの(場合)もあるが、ネット検索ユーザーが求める商品・サービス・企業・店舗などを(場合によっては比較しながら)紹介し、売買契約が成立したら企業側からピンハネするビジネスだ。

多くは成約金額に対しパーセンテージでピンハネする額を決めるが、マッチングサイト自体の競合が激しくなってきており、企業側が手数料比較によるマッチングサイト加盟の取捨をするようになったことからか、近年は対象となり得る企業を選択し紹介企業数に上限(例えば3~6件など)はあるが紹介企業全てから一律に安価な紹介料を徴収するやり方もでてきた。
この場合は成約しないと丸損だが成約した場合の成約金額に対する手数料はかなり下がる。
マッチングサイト同士の競合激しくなる=手数料が下がるのは良い事ではあるが、検索結果の1ページ目すべてがこうしたマッチングサイト(比較を謳うサイト含め)なんて普通に検索している自分には甚だ迷惑なこともある。

多くの人は成約手数料・紹介手数料の存在を知らない。
それは企業側・マッチングサイト側から告知などは一切されないし、マッチングサイトの運営から企業に対して聞かれても「(軽微なというニュアンスで)加盟料などを払っているなど」と答える様義務付けられているなど、あくまでもお客様をこの会社に紹介したのには費用がかかっていませんよと勘違いしやすいオペレーションができている。
ちなみに成約した企業からマッチングサイト運営会社に支払われる紹介料だか手数料だか科目・名目は忘れたが・・・。
2020年当時だが住宅リフォームマッチングサイトの老舗的サイトのホ〇〇ロは6%だった、3%というマッチングサイトもあったがこれは某メーカー系のマッチングサイトで、そのメーカーの商品を扱うなど加盟条件に特殊な項目があり、どこの工務店などでも入れなかった。

また葬祭業界では成約金額の15%~20%を成約料として取るのが当たり前、尤も葬祭業界自体がぼったくりのような(坊主丸儲けは本当だよね、ただ近年は比較的宗教観の薄い日本人相手に暴利としか言えない戒名料や檀家料などを取るものだから無宗教の方が増えて食えない坊さんも出てきているけど)ものだからそこに目を付けた企業は先見の明があった。

ただ他の業界相手のマッチングでも一万円程度の売り上げのものに対して10~20%の手数料取るものが多いと聞いた、これはいくらなんでも酷いと思ったね、1万円の2割といったら業種によっては利益の殆どを持っていかれるようなもの。
手数料を価格に反映させるか企業・店舗で飲むか、飲みこむ場合はどうしても品質・サービスの低下は避けられないだろうしね、ピンハネ屋だけが良くて肝心の客と企業・店舗が割を喰う。
商社っていうのは古代中国商の国の人間が物を動かすことで利が移ることを見つけたという伝承そのままだが、日本には一次卸・二次卸といった商社の連鎖による価格の高騰と消費税アップの要因もあり、本来のそのものの価値を狂わしている害悪だ。
故に徳川政権は「士農工商」と商人を最下に据えたのかもしれないが、実際往時でも一番金と力を持っていたのは(小売りを除く)商人だよな。

勘の良いお客様は紹介して費用発生は当然あるだろうと考え、手数料をいくらかと聞いて来る方もいらっしゃるが、オペレーション通り「加盟料のようなもの(些少というニュアンス)を払っています」と答えるに留まる。
マッチングサイトは登録制・会員制が多く、会員・登録者に対してマッチングサイトを介さず契約などすれば、企業には退会など重いペナルティが科されるので、企業側はペナルティを恐れてマッチングサイト外での契約など絶対しない、してもほぼ発覚するようにできている。
マッチングサイトは利用すると、何となく次へ次へというUI、入力項目の連続でデータベースに登録されるのはどこのマッチングサイトでも同じだと思います。
ユーザーには退会手続きといったものもあるが、退会後一定期間は会員・登録と同様の紹介料・手数料が関わった企業には課されるので、退会して暫くは紹介された企業にアプローチしても良い事はありません。そのような規約・縛りを以て企業を縛り、高額なピンハネをするのがこうした運営企業なんです。
もちろん電話のオペレーターはその業界のことにある程度精通しているなど、オペレーションを回す上でのハード・ソフトともに費用は掛かっているのだろいうが、そこそこ若い世代でも判断・取捨選択・調査ができない現実的には情報弱者を相手にしたサービスというより暴利を貪ると言えるものとしか思えないものです。
投資が入っていることからリアルな小売りやサービス業を押しのけて検索上位表示されるマッチングサイト、情報を増やすことで取捨・判断を鈍らせる・迷わせまた、他人の評価に委ねる(クチコミなんてあてになんないよ、見るときは低評価のみ見てリスクを確認し、自分の評価の参考にする程度が良いと思うけど)お客さんが多い。

私自身が某企業のWebマスターとして、自社サイトでの集客を職務としている(歴は10年以上だ)、過去にマッチングサイトの企業誘致の営業やオペレーション部門の人間と話をしたことがあるから解るし言える。

「加盟料を払いました」か・・・案件毎・成約毎の手数料などとは聞こえない、客に対して嘘をつけと言ってるに等しい。
お客さんも聞いてそう言われれば納得するかもしれないが、マッチングサイトはそこに表示される広告収入だけで収益を得ていない、業界によっては競合する業界内対抗派閥の広告が出てしまう可能性から広告を出せないものもある。
このサイトは誰が何のために運営してその運営会社はどうやって収益を上げているのか、そうした物事の成り立ちをしっかり考えてみれば最終的にそれを払っているのは利用客だと分かりそうなものですがね。
まぁとにかく紹介手数料の類は最終的に客に回ってくる(サービスの低下など含めてね)んだよ、名目なんてなんだって良いのだから。

自分でネットサーフィンしてあれこれ調べるよりは便利なマッチングサイト、便利さの対価が大きい業種もありますので、運営がどこの誰でなど調べてから使うのがベターです。

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