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◯◯◯◯リテラシーが低い女の末路

今から2年前、あるコミュニティの方とZOOMでお話してまして、お互い婚活経験があるという共通点もあり、そこから恋愛話に発展しまして。

話しながら、自分の10代〜20代後半の恋愛を振り返ることがあったので、今日はその時気がついた事を書いていこうかと思います。

ワンナイトラブが多かった10代〜20代後半

今思い返すと、若い時に男性ときちんとお付き合いしたことないんですよね。その場限りの関係が多かったです。でもそうなったきっかけってなんだったんだろう?って改めて振り返りました。

10代のとき
初めて男性とキスをしたのは13歳。当時相手は18歳の人で車も運転出来て、余裕があって、すごく大人に見えました。そしてぶっちゃけ好みでした

知り合ったきっかけは当時通っていた、路上でアクセサリーとか売ってる露天商でナンパ。

学校帰りに何回か会ううちに、最終的に夜の運動場でデートして、気がついたらキスして、最後の事に及ぶ事は無かったけど、その一歩手前までその男性と経験しました。この頃には完全に恋は盲目状態です。

ちなみ「付き合おう」等の告白は一切ありませんでした。今だからわかるけど、13歳の子供を夜連れ回して、しかも手を出す時点で大人でもなんでも無いし、ただ単にチャラ男で女慣れしてるだけだったんですよね。要するにおクズ様だったわけです。

でも当時の自分はそんな事わかるわけもなく、好きな人が自分に会ってくれる事がとても嬉しかったし、『一緒にいると癒やされる。仕事の疲れが吹き飛ぶよ』の一言ですごく幸せを感じました

純粋すぎる自分を呪います。

その後露天商に警察の規制がかかり、店は完全に撤退。でも私は彼に会いたかったので、毎日学校帰りにその露天商が会った場所で彼を待ちました。それはまるで忠犬ハチ公のよう(←ハチ公に失礼)

1ヶ月間待ち続けても彼に会えなくて、そこでようやく「ああ。もうあえないんだな」と悟り、おクズ様デビューが終了します

いやもっと早く気づけと、当時の自分に教えてあげたい。

ひとしきり泣いてから「告白とかなくても一緒にいて楽しかったし、癒やされるって言ってくれたし、何よりキスもしてくれた。男性からは求められたら応じるのが正解なんだな」と謎の成功体験が植え付けられ

そしてこの歪んだ成功体験が、その後のおクズ様引き寄せ体質にのきっかけになってるなと、今改めて思います。

それから3年後。16歳。
この歳になると周囲の同級生に彼氏が出来だします。そんな同級生たちを見ててどう感じたかというと、キラキラして見えました。

「彼氏が出来た〜〜」って離す友人を見てて幸せそうに見えたというか。純粋に羨ましかったんですよね。

「私も彼氏がほしい!彼氏がいるって自慢したい!」って思いました。『好きな人と付き合う』が目的ではなくて『彼氏がいる』『彼氏がいることを自慢できる』っていうステータスに憧れてたんですよね〜。それで幸せになれると、あの頃マジでそう思ってました。

そして13歳のときに植え付けられた謎の成功体験から、13歳のときと似たような経験を繰り返し『男性から愛される幸せ』をどんどん歪ませていきます

『男性から必要とされたい』という欲求と『同性の友達から羨ましがられたい』という欲求を満たすためだけであって

『好きだから付き合う』ではなかったから、なんとなく虚無感もあって、でもそれが『恋愛』だとおもってたし、なんなら女性は皆通る道ぐらいに考えてました

書いててゾッとします。

20代のとき
大学に入って初めて参加した飲み会で、ある男性に一目惚れしました。今まで好きになることはあったけど、それとは比べ物にならないくらい好きの感覚で、マグマのように吹き出し溢れ出しました。

当時やっとPHSから携帯電話が普及しだした時で、だれでも携帯を持つことが当たり前になりつつある頃。その人にメアドを聞く時もドキドキしながらやっと聞いた記憶があります

それから毎日メールしたり、別の学部の1個上の先輩だったからその人がいるであろう場所に行って会いに行ったり。

二人っきりで会えるようになったある日、思い切って「私って彼女なの?」って聞いたら「ちゃんと付き合おうか」って言ってくれたときはすごくうれしかった。

ちなみにこの時、本気で好きすぎて片思い中はボディータッチすら出来ませんでした。本気で好きになった男性には軽々しく触れられなくなるということも、この時初めて知りました。

人生最大の大失恋と大失望

そんなある日。付き合い初めて1週間ぐらいで、別の女性に寝取られ、その次の日に「別れよう」という電話がくるという大事件がおきます。本当に衝撃的でした。

すごく大好きで、きちんと真面目に男性にアプローチしてお付き合いに至っても、横から寝取られてかっさらわれて「寝取ったもん勝ちか。結局最後は体か」とショックというか失望に近かったです。

10代のときは色々あったけど、20歳になってようやく自分もまともな恋愛が出来るようになったな〜と、自信を持てるようになってきた矢先の事件だったので、自分のすべての自信が粉々に砕かれたような気分でした。

自分の全てを否定されたような気がして、とにかく寂しくて辛くて、とにかく早く忘れたい一心で、別の飲み会で知り合った男性と一夜を過ごします。

その時不覚にも、安心してしまったんですよね。
寂しさを忘れらた安心感、男性から必要とされていると感じられた安心感。その安心感から、一夜をともに過ごせば自分の事を必要としてくれる、愛してくれるかもしれないという期待感も生まれました。

10代の頃の経験と、この20代の時に経験した大失恋から

『自分は男性から愛されない。好きになってくれない。でも体があれば男性が私を必要としてくれる』

というサイコパスかと思うぐらい、完成度の高い認知の歪みが出来上がります。そこから約15年。この認知の歪みに苦しめられる事になりますが

色んな人の話を聞いたり、心理学の本やセミナーに参加したり、自分と向き合う時間を増やして、最近になってやっと「セックスリテラシーがど底辺の考え方だったんだな」と気がつく事が出来ました。

おばあちゃんになる前に気がついてよかった。

今改めて気がついた事。

いろんな考えが頭に思い浮かんで、一言でまとめる事が難しいのだけど、掘り返して行き着いたのは「人から必要とされたい」「人から必要とされて初めて自分には価値がある」ってとにかく他人からの承認を求めることに執着してたんだと思います。

特に恋愛においてはこの傾向が強めでした。

以前別の記事で書いたけど、小学校の頃経験したイジメから「私は人から必要とされていない」(でも人から愛されたい)っていう想いがくすぶっていて、その感情をもったまま恋愛を始めて、初めて知った男性が超絶おクズ様だったとしても、自己肯定感が低いから「自分が悪いんだ」って思ってて。

今はそんな自己肯定感どん底で、セックスリテラシー底辺だった自分のことも「それが正しいと思ったんだよね。幸せになれると思ったんだよね」って受け入れることが出来つつあります。

女子よ。鉄のパンツを履きなさい

私の経験から言いたいのは「鉄のパンツをはきなさい」ということ。

自分の寂しさを埋める為のセックス、自分の価値を見出すためのセックス、人と比較して優越感に浸るためのセックス。誰かに必要としてもらうためだけのセックス。自己犠牲のセックス。

自分の承認欲求のための行為は、一度刷り込まれてしまうそれから10年、20年と自分自身を苦しめる事になります。

昔若者だったあなたへ。リテラシーが低かった過去があったとしても否定しなくてよし。

過去の自分はセックスリテラシーが低かった
そこに気がつくこと、認めることが
どれだけすごいか。


鉄のパンツを履くのに遅すぎるなんてこともございません



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