乾パン
先日、市の福祉協議会でフードパントリーがあり、米とかレトルトカレーなどの保存できる食料をもらった。無職なんですよとメールしたら、抽選に当たった。
がさっとXLくらいの袋が二つ分、重くて持って帰るのも苦労した。しばらく、なんとか腹は持ちそうで、節約が苦手でもそれなりに切り詰めて、預金残高を細い目で眺めながら生活しているので(てか、京都府から住民税の支払いの通知が届いたのだけど、高すぎて、まだちょっと余裕あるかなと思っていたのが、そろそろほんまに色々考えていかなまずいなーとなっている)、食料を無料でもらえるのは本当に助かる。2週間くらいは、これでいけそうなので、なんとかやりきっていきたい。
家に帰って、袋の中をがさーっと床にぶちまける。と、5枚入りくらいの乾パンが包装されたものが6個入っていた。それを同居人と3、3で分ける。
*
小学校の頃、避難訓練があった日によくもらえたと記憶している乾パン。俺は、なんでも食べる系のガキだったので、けっこう好んで食していたと思う。非常用にという体でもらうのだが、普通にポテチなどを食べる要領で、スマブラやゼルダの伝説風のタクトをしながらボリボリ食べていたと思う。
小学校の頃、ずっとなんか食べていたなと思う。もちろんそのおかげで体重が増大し、クラスで1、2を争うデカくなり方をしたので、なんか「長谷川狩り」みたいなのが流行って、集団で俺をとっちめるのが今の学校のトレンドみたいな時期があったりした。小3ぐらいの頃。治安悪い小学校だったので。
その時は、小さくなりたいなー細くなりたいなーと思いながら、乾パンを1缶おやつで開け、その後晩飯もちゃんとしっかり食べるといった生活をしていたたため一向に痩せる気配などなく。少年野球でデカいからという理由だけで、キャッチャーをやらされたり、4番を打たされたりしたものだ。(けっこう、アベレージヒッターだった。右打ちがうまく、セカンドとライトの間に落とすのがうまかった)
でも、今になって、シュッとした子供多いなと思うと共に、太った子供が少ないことに一抹の寂しさみたいなものがある。道端で、カールをモリモリ食べている太った少年を見かけたりすると、なんだか気持ちがのどかになっていくというか、俺も頑張って生きていこうと思えたりする。
*
ということで、最近の朝食は、もっぱら乾パンで、少なくても腹持ちが良いので、コスパがすごいことになっている。昨日一袋分、5枚全部食べたのだが、胃がもたれてしゃーなかった。小学生の頃の胃袋の強さをちょっと思った。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?