東方楽曲全曲感想06【東方文花帖・(紫香花)】編
まえがき
しばらく、空いてしまいましたが、東方にハマった自分に楽曲を聞き直して感想を垂れ流す記事6つ目を書きます。
今回は、東方Project第9.5弾である『東方文花帖 〜 Shoot the Bullet.』の全曲感想を書きたいと思います。
ゲームのなかで外伝という位置づけなので、本編より少ない6曲が収録されています。6曲目の風神少女は花映塚版と一緒なので割愛。
文花帖の楽曲全体について
ゲームが暗いストーリーなわけではないのですが、なぜか暗い印象の曲が多いです。背景などがモノトーンで、明るさが控えめな演出が多いからでしょうか?
短いステージを死んで覚えながらクリアするゲームであるため、ずっと曲を聞くことになります。飽きはしませんが、トラウマに……。
オルガンの音が伴奏に使われている曲が多いです。旧き良き感(レトロ)が漂っているように感じます。
01 天狗の手帖 ~ Mysterious Note
タイトル曲
雨音の響くしっとりした曲です。
すごく落ち着く印象をもちます。東方曲をシャッフル再生しているときにこの曲が来ると、加熱しすぎたテンションがさーっと冷まされるような(いい意味で)。
02 風の循環 ~ Wind Tour
イントロのトランペットとベースとピアノが印象的な曲。
最初にはトランペットの鮮やかさに注目して、途中からピアノフレーズでピアノに惚れて、何周か聞いているとベースの動きから耳が離れなくなる。
一粒で三度美味しい(?)曲です。
03 天狗が見ている ~ Black Eyes
はじめはトランペットとピアノの掛け合い。
サビに入ってからはトランペットのフレーズが耳に残る曲。神主の言う「かわいらしいノリ」も感じることができます。
あと、伴奏のオルガンがよい。裏の主役。
04 東の国の眠らない夜
ピアノが主役だけれど、ときどき入るLo-Fiな音が好き。
オーバードライブを通したようなピアノ音。フェードインしてくるピアノ。
そして、途中に全体がこもった音になるシーンはよりレトロ感を味わうことができて、トリップするような気持ちになります。
05 レトロスペクティブ京都
レトロで夜な雰囲気にピッタリな曲。
暗いけれど僅かに明るさを感じる曲。
あと速さかな。
おまけ
東方Projectにはゲーム以外に漫画や公式資料集など、様々な書籍が発売されています。
そして、おまけに音楽CDが付属している作品がいくつかあります。
これらの曲はサブスクには対応していないのですが、せっかくなので、、、感想を書きたいので、書きます。
一迅社から発売された「東方文花帖 ~ Bohemian Archive in Japanese Red.」には、「風神少女」「おてんば恋娘の冒険」「花映塚 ~ after Higan Retour」の3曲と花映塚の体験版が収録されていました。
(つまり、文花帖はゲームより前の花映塚の前に書籍が先に出ていました)
01 風神少女
ゲーム版の風神少女はShort Version、そして書籍版の風神少女はLong Version (Original Version)となります。
2ループ目からピアノソロが組み込まれています。
それが特に最強。ピアノソロバージョンでサビが演奏されるのですが、それがテンション上げに一役買っています。
そこから、細かいピアノを伴奏に携えたサビ。
3ループ目はドラムとベースすらもいない本当のピアノソロが始まります。
そのアレンジがとてもハマっています。
02 おてんば恋娘の冒険
花映塚からちょっとドラムなどのバランスがいじられています。
個人的にはこっちのほうが落ち着く。
03 花映塚 ~ after Higan Retour
すごい、アルペジオすごい。
いきなりゲーム版ではなかったアルペジオのフレーズから入ります。
そして、曲全体を通してこのアルペジオが荘厳な印象を漂わせてくれます。
特に1ループ目では静かなサビだったのが、2ループ目ではアルペジオ込で壮大なサビになります。
そして、終わりもアルペジオを残してフェードアウト。最後まで威信を消さない曲です。
01 六十年目の東方裁判
とらのあなから同人誌として発売された書籍「東方紫香花 〜 Seasonal Dream Vision.」。色んなアレンジャーによる東方アレンジの中、ZUN氏もこの曲をセルフアレンジとして入れています。
2ループ目までは、ゲーム版とあまり相違はありません(それでもかっこいい)が、そのあとに突然トランペットによるハモリが追加されます。
驚きと激しさでただでさえかっこいい曲がよりかっこよくなるのには衝撃を受けました。
素晴らしいアレンジです。
あとがき
東方文花帖・紫香花の全曲感想を書きました。
おまけという作品ですが、それでも良い曲がたくさんつまっているのは東方のよいところです。
また、書籍付属CDはファンの間でもマイナーな存在ですが、素晴らしいアレンジが詰まっているので、ぜひ聞いてほしいなあ(サブスク非対応なのが残念ですが)
最後に、もういちどサブスクURLを貼って記事の締めにします。
書き始め:2021/11/12
書き終り:2021/11/13
投稿:2021/11/13