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アリババクラウド「Qwen-vl-max」最大85%値下げ —— 中国AI市場で激化する価格競争
中国のクラウド大手アリババクラウドが、最先端ビジュアルAIモデル「Qwen-vl-max」の利用料金を最大85%引き下げると発表しました。2024年内だけでも3度目の値下げとなり、バイトダンス(TikTokの親会社)なども同様のビジュアルモデルを低価格で提供するなど、国内AI市場での価格競争がいよいよ激しくなっています。
「Qwen-vl-max」の値下げがもたらす影響
導入ハードルのさらなる低下
高度な画像認識や視覚的推論が可能なモデルを、より低コストで利用できるようになるため、スタートアップから大企業まで幅広い利用者層にとって採用しやすくなります。バイトダンスとの直接対決
バイトダンスも12月中旬に類似のビジュアルモデルを業界平均より85%安い価格でローンチしており、今回のアリババの値下げは同社への対抗措置といえそうです。
DeepSeek V3の“圧倒的な安さ”も話題
一方、スタートアップのDeepSeekが提供する「DeepSeek V3」も、他社と比較して“圧倒的な安さ”を誇るプランを打ち出しており、多くの企業や開発者から注目を集めています。こうしたスタートアップの参入は、大手企業のさらなる値下げを促す要因にもなっています。
まとめ
アリババクラウドはビジュアルAIモデル「Qwen-vl-max」の利用料金を最大85%引き下げ
バイトダンスやDeepSeekなど、競合各社も低価格戦略を繰り出し、価格競争が一段と加速
大手からスタートアップまで競い合うことで、ビジュアルAIや生成系AIの活用コストが大幅に低下し、新たなサービス開発や導入が進む期待が高まっています。これからのAI価格競争の行方に要注目です。