見出し画像

私は数学の問題じゃないんだよなあと思った話

久しぶりに書いてみる。

最近、お付き合いしていた人とお別れした。なんとなく価値観が合わないなあと思ってしまったのがきっかけだった。致命的に嫌なところがあるわけでなくて、微妙にパズルのピースが合わないようなそんな感じのことが積み重なってしまった。
一つ一つのことはそんなに覚えていないけれど、塵も積もればだと思う。

ただ、印象にあったのは会話に「正解」をよく求めていたことだった。「○○とこういう会話をして、~って言われたからこう返したら微妙な顔されたんだけど何が正解だったんだろう」とか「予算~円でちょっとしたものを買うのは何が正解なんだろう」などと聞かれた。
一番びっくりしたのは、「地雷を教えてほしい、踏まないようにするから」と言われたことである。自分でもそんなにすぐわからない。むしろ微妙に埋まっていてわからないからこそ地雷ではないのか。すぐに出てくるものは地雷ではなく見えているただの爆弾である。思わず「踏んでみないとわからないものってない?」と言ってしまった。「死んでみないとわからないみたいなのなにそれ」と全く納得していない様子であった。

正解を探すのが悪いことだとは全然思わない。ちゃんと考えていてすごいなとも思う。けれど、私は正解がないものも周りにあって、無理に探す必要もないし、踏んでみて初めて分かる地雷もあると思っている。すべてのものが数学の答えのように一つに決まるものではないと思うのだ。パターンだって気分だって色々ある。だから答えは一つでない。私は数学の問題じゃないのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?