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特定保健指導は誰が、いつ実施するのか

こんにちは。
特定保健指導のウェルエット管理栄養士の脇です。

参考リンク:ウェルエットとは?


特定保健指導を実施できるのはどんな資格?

特定保健指導は、国民の医療費抑制施策として、健康保険組合に実施が義務付けられています。
その特定保健指導を統括、初回面談を実施する人は次の資格を持つ人に限定されています。

医師 保健師 管理栄養士 等

参照元:標準的な健診・保健指導プログラム(平成30年度版、厚生労働省)


「等」と記載されているのには、理由があります。
一定の要件を満たすのであれば看護師も特定保健指導の実施者として認められています。(令和5年度末で)

平成 35 年度末まで、一定の実務経験がある看護師についても特定保健指導を行うことができ る。「一定の実務経験」とは、平成 20 年 4 月現在において、1年以上、保険者が保健事業とし て実施する生活習慣病予防に関する相談及び教育の業務又は事業主が労働者に対して実施する 生活習慣病予防に関する相談及び教育の業務に従事した経験を指す。 
参照:標準的な健診・保健指導プログラム(平成30年度版、厚生労働省)1-11

つまり「医師・保健師・管理栄養士・条件を満たす看護師」であれば、特保指導者として、対象者に介入することができます。

一方で、薬剤師や臨床検査技師などの資格は、管理者として指導することは出来ません。

保険者から委託を受けて特定保健指導を実施する機関は、医療保険者の統一的な事務管理のため指定された機関に申請、登録をし「実施機関コード」を取得していなければなりません。
ご参考:登録のご案内(社会保険診療報酬支払い基金)



第3期の大きな特徴

初回面談から最終評価までを実施する機関は一気通貫でなくてもOK
さらに健診当日の初回面談を実施してOKとされています。

評価実施者、同一機関要件の廃止(2018年4月〜)
保険者と保健指導の委託先との間で適切に特定保健指導対象者の情報が共有され、保険 者が当該対象者に対する特定保健指導全体の総括・管理を行う場合は、初回面接実施者・ 中間評価者・実績評価者が同一機関の者でなくてもよい。
 参照「特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引き(第3版)」2-8-2


と、明記があるように、初回面談〜最終評価の実施中に、2つ以上のの実施機関が介入することが許されています。

さらには

健診受診当日に、腹囲・体重、血圧、喫 煙歴等の状況から対象と見込まれる者に対して初回面接を行い、行動計画を暫定的に作成し、 ②後日、全ての項目の結果から医師が総合的な判断を行い、専門職が本人と行動計画を完成す る方法を可能とした。
 「特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引き(第3版)」(2-7-2②参照)。

と、保険者の管理下で双方の情報の連携がきちんとされていることを条件に、初回面談を健診当日面談と後日面談と分割して実施することも認められています。

たとえば、このようなフローが考えられます

①②は健診機関で実施、後日に③を実施機関が担当するという流れです。
これは一例ですが、このフローを採用することで
・通常よりもいち早く特定保健指導を開始することができる
・対象者が初回面談の会場にわざわざ足を運ばなくて済む
という利点があります。
これらはどういうことかというと実施率を上げる施策になるということです。保険者にとっては、第3期の仕組みを導入することでメリットがあると言えます。


管理栄養士が指導に入るメリット


管理栄養士は、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。
健康な方から、病気や疾患、加齢などが原因で食事に制限がある方に対しても食事管理をすることができる専門職です。

特定保健指導で3ヶ月〜6ヶ月間の実施の中で対象者にとって一番の課題となる取り組みは食事改善です。
もちろん、運動や禁煙といった食事以外の生活習慣の改善もとても重要です。しかし、からだは食べたものでできており、食事の改善なしでは、その他の取り組みの効果は期待できません。

何を、
いつ、
どのように、
どれだけ食べると改善できるのか

個別に課題を抽出し、その方にあった食事アドバイス、そして実践から習慣定着までをサポートできることが管理栄養士の特徴です。
先程あげた資格の中では、もっとも生活に近い実践的な指導を提供することができると考えています。


ウェルエットは管理栄養士による特定保健指導を提供しています

ウェルエットは、初回面談(あるいは分割2面談)から最終評価までを管理医栄養士が一気通貫でサポートします。
初回のコンタクトでヒアリングされた対象者のライフスタイルに合わせて実践的な行動計画を提案します。

また食に関するコラムや、美味しい管理栄養士レシピなど、ご自身の食事にそのまま活用できるコンテンツも揃っています。

ウェルエットに少しでも興味をお持ちの方、ぜひお気軽にお問い合わせください。
https://www.octawell.co.jp/service#service03

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