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小林研一郎とチャイコフスキー 交響曲 第5番 〜レコーディングの軌跡〜
2023年6月25日サントリーホールで開催された「コバケンとその仲間たちオーケストラ第86回演奏会」にてチャイコフスキーの交響曲第5番が演奏されました。本記事は会場で掲示したレコーディングと発売の年表を、WEBバージョンに再編集したものです。
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コバケンの十八番であるチャイコフスキーの5番。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団との録音はエクストン・レーベル第一弾のアルバムであり、弊社の記念碑的な一枚となりました。演奏や録音内容も高い評価となり、高品質CDの発展とともに様々な盤にも展開しました。
以降小林研一郎指揮によるチャイコフスキーの交響曲第5番の録音を、国内外のオーケストラと重ねてきました。
1999年
2月
演奏:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
プラハ、ドヴォルザークホールにて
チャイコフスキー:交響曲 第5番、スラヴ行進曲を収録
EXTONレーベル第1弾となった記念すべきアルバムで、小林研一郎の代表作として各誌で絶賛された音源です。
6月
株式会社オクタヴィア・レコード設立
7月
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
チャイコフスキー:交響曲 第5番、スラヴ行進曲
〈1999年2月 収録 KJCL-00001/CD〉 リリース(完売)
12月
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
チャイコフスキー:交響曲 第5番、スラヴ行進曲
〈1999年2月 収録 KJGL-00001/SACD〉 リリース(完売)
〈1999年2月 収録 KJAL-00001/DVD-AUDIO〉 リリース(完売)
1999年2月のチェコ・フィルとの演奏は、高音質CD盤などを数種類展開していましたが、現在は後述の2004年2月リリースの〈CD & SACD Hybrid Disc〉を継続して発売中です。
2002年
5月
小林研一郎 東洋人として初めて「プラハの春」音楽祭のオープニングコンサートで、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮し、スメタナの交響詩『わが祖国』を演奏
2004年
2月
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
チャイコフスキー:交響曲 第5番、スラヴ行進曲
〈1999年2月 収録 OVCL-00141/CD & SACD Hybrid Disc〉リリース
3月
小林研一郎 日本フィルハーモニー交響楽団 音楽監督に就任
6月
演奏:日本フィルハーモニー交響楽団
サントリーホールにてチャイコフスキー:交響曲 第5番を収録
9月
日本フィルハーモニー交響楽団
チャイコフスキー:交響曲 第5番
〈2004年6月 収録 OVCL-00200/CD+DVD AUDIO〉 リリース(完売)
日本フィルの音楽監督就任記念として、6月13日サントリーホールで行われた白熱のコンサートのライヴ録音。CDとDVD AUDIOの2枚組。
2005年
4月
演奏:アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
オランダ、コンセルトヘボウ・デ・フェレエーニヒングにて
チャイコフスキー:交響曲 第5番、「くるみ割り人形」組曲を収録
9月
アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
チャイコフスキー:交響曲 第5番、「くるみ割り人形」組曲
〈2005年4月 収録 OVCL-00196/CD & SACD Hybrid Disc〉リリース
オランダ各地で同プログラムによる演奏会を行ってから、さらに充分なセッション録音で完成した一枚。
2006年
小林研一郎、アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
2006 - 2007シーズン常任指揮者
2007年
3月
演奏:日本フィルハーモニー交響楽団、アーネム・フィルハーモニー管弦楽団 合同オーケストラ
サントリーホールにてチャイコフスキー:交響曲 第5番を収録
8月
日本フィル & アーネム・フィル 合同オーケストラ
チャイコフスキー:交響曲 第5番
〈2007年3月 収録 OVCL-00295/CD & SACD Hybrid Disc〉リリース
ファースト・ヴァイオリン32人~コントラバス16人という巨大編成。迫力の音圧が鳴り響き、かつてないスケールで渾身の演奏が繰り広げられています。
2008年
5月
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
チャイコフスキー:交響曲 第5番、スラヴ行進曲
〈1999年2月 収録 OVXL-00021/CD & SACD Hybrid Disc〉 《ダイレクト・カット・ディスク》 リリース(完売)
9月
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
チャイコフスキー:交響曲 第5番、スラヴ行進曲
〈1999年2月 収録 OVCL-00347/CD〉《SHM-CD》 リリース(完売)
2010年
4月
小林研一郎、日本フィルハーモニー交響楽団 桂冠指揮者の称号を授与
2011年
12月
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
チャイコフスキー:交響曲 第5番、スラヴ行進曲
〈1999年2月 収録 OVXL-00057/SACD Single Layer Disc〉
《ダイレクト・カット・ディスク》 リリース
2012年
6月
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
チャイコフスキー:交響曲 第5番、スラヴ行進曲
〈1999年2月 収録 OVXL-00064/CD & SACD Hybrid Disc〉
《EXTON LABORATORY GOLD LINE シリーズ》 リリース
「EXTON LABORATORY GOLD LINE」とは?
1.同レーベルの中でも音楽的、オーディオ的に高品位なものを厳選。妥協を排したリマスタリングが施され、SACDハイブリッドとしてリリース。
2.オリジナル・マスターからのリマスタリングを行い、膨大な種類のアクセサリー類より最適合なものを厳選し使用。一切の妥協を排した環境の中で作業されました。
3. 非圧縮SACDハイブリッド盤(HQ-SACD)を採用。
4. 高級感のある豪華デジパック仕様。
5. ブックレットにはエンジニアのコメントやレコーディングに使用した機材表、マイク・セッティング図を掲載。
7月
演奏:フィルハーモニック・アンサンブル管弦楽団
プラハ、ドヴォルザークホールにて
チャイコフスキー:交響曲 第5番、ベルリオーズ:ローマの謝肉祭、
べートーヴェン:トリプル・コンチェルトを収録
2013年
2月
フィルハーモニック・アンサンブル管弦楽団
チャイコフスキー:交響曲 第5番、ベルリオーズ:ローマの謝肉祭、
べートーヴェン:トリプル・コンチェルト
〈2012年7月 収録 OVCX-00070/CD〉 リリース
小林研一郎と多くの公演を重ねている、フィルハーモニック・アンサンブル管弦楽団(立教大学交響楽団OBにより結成)とのチェコでの公演のライヴの記録。
3月
演奏:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ロンドン、アビー・ロード・スタジオにて
チャイコフスキー:交響曲 第5番、スラヴ行進曲を収録
2014年
9月
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
チャイコフスキー:交響曲 第5番、スラヴ行進曲
〈2013年3月 収録 OVCL-00507/CD & SACD Hybrid Disc〉リリース
ロンドン・フィルの精度の高いアンサンブルとフレキシブルな音楽性で、小林の音楽を的確に把握し音に繋げるプロ中のプロによって奏でられるチャイコフスキー。ロンドン、アビー・ロード・スタジオにて収録。
11月
小林研一郎
日本フィルハーモニー交響楽団 桂冠名誉指揮者の称号を授与
2021年
4月
演奏:日本フィルハーモニー交響楽団
サントリーホールにて
チャイコフスキー:交響曲 第2番「小ロシア」 & 交響曲 第5番を収録
6月
日本フィルハーモニー交響楽団
チャイコフスキー:交響曲 第2番「小ロシア」 & 交響曲 第5番
〈2021年4月 収録 OVCL-00755/CD〉 リリース
小林研一郎傘寿記念&作曲家チャイコフスキーの生誕180年を記念した「交響曲全曲チクルス」ライヴ盤。