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年金を受け取るタイミング
2024年7月17日(水)。
年金保険料の支払い満了が65歳になる案は、ひとまず先送りとなりましたが、そうなると私など60歳がもう目の前の人間にとっては、年金を何歳から受け取るかが大きなテーマとなります。
60歳になるまでのあと1年ほどで、この重要な意思決定をしないといけません。
もう少し具体的に言うと、
手取り的には一番有利な60歳から年金を受け取って(繰り上げ)、生活費はすべて労働収入で賄いながら年金収入は運用に全振りして資産の最大化を図る。当然リスク(振れ幅)は一番大きい。
年金の保険的要素(生活保障機能)のみを頼りに、70歳以降に受け取りを先延ばし(繰り下げ)する。ただし、税金や社会保険料など手取り面では一番不利となる。
普通に65歳から年金を受け取る。ただし、60歳から受け取る案のメリットも70歳以降に受け取りを開始するメリットも、何も受けられないので、これはこれで何も考えないで決める、というわけにはいかない。
...こんなわけで、なかなか難しいのです。
一方で、年金をいつ受け取るのが得か損か、また何が正解で何が不正解か、という議論は成立しないということもあります。
得か損かで言うと、人の寿命は誰にもわからないので繰り上げがいいのか繰り下げがいいのかは、あくまでも結果論でしかありません。
また、正解不正解の議論も、年金に求めるものが人によって違うので成り立ちません。年金はあくまでも最終的な保険だと考える人(繰り下げ派)にとっては、年金の最大化(繰り上げ派)というテーマは意味がありません。
というわけで、年金を何歳から受け取るかというのは、考えれば考えるほど悩ましいテーマなわけであります。