インドの洗礼を受けた話


インド旅行2日目、写るんです一枚目

最近、初めてインドに行った。友達とじゃなくて一人でいくとか、都合が悪いからやっぱり来年行くとか色々あったけど、結局友達と二人で行った。
海外旅行が久しぶりだったし、いつもは一人で旅行してるし、インドは前評判で色々言われすぎて少し不安だった。
でも一緒に行く友達は海外旅行がほぼ初めてだったから、経験の差から見栄を張って強がってた。

デリー行きの飛行機に乗って空港に着いたのは夜中だった。次の日にデリーの中心地まで行って観光することにしたのでその日の宿は空港に近くて割と安めのところを予約してた。
その宿のいいところは空港までの無料ピックアップがある点だった。空港から宿まで安全に行けることがわかると気持ち的にかなり助かる。
空港に着いて、あっさりと入国審査を終えて空港の外に出ても、ピックアップのドライバーはいない。連絡しても応答なし。調べたらホテルまで歩いて行ける距離みたいだったから歩いて行くことにした。

マップアプリのルート通りに30分ぐらい歩くと目的地のそこはまだ空港の敷地内。マップ上では貨物車ゲートみたいなところの内側にホテルがあることになってるが、見た感じホテルは絶対にない。ゲート脇にいた警備員に聞くと、やっぱりない。よく調べると、住所が違ったみたいだった。正しい住所で入力し直して歩き出そうとすると、ゲートの前にタクシー運転手が車を停めて寄ってきた。
それまでも散々タクシーに声をかけられててうんざりしてたから無視していたが、友達が取り合って予約したホテルの住所を伝えた。歩くと遠いから、車で連れて行くと言われた。Uberで値段を確認して、その値段より安く連れていってくれると約束したから車に乗った。

マップアプリを確認しながら車に乗っていると明らかに違う方向へ行く。ドライバーは全然違うホテルの前で車を停めた。ドライバーはここで泊まれと言う。話が違うと怒った。言い争いになって車を降りようとしたらドライバーが折れて、改めて予約してあるホテルに向かってくれることになった。住所を改めて伝えるとそんな住所はないと言われる。あるはずだと押し切るとホテル名を頼りに車を出すけどやっぱり違うホテルに着く。違うホテルだというと「あってるからフロントで確認しろ」と言われる。
知らないホテル名のフロントに言って予約を確認すると、予約情報があると言われる。意味がわからない。全ての情報を小出しに言って名前を最後に伝えたのにフロントのパソコン画面には僕の予約番号と名前があった。
本当に意味がわからない。でも疲れたし、ベッドで寝れるならいいと思ってそこで泊まることにした。タクシー代を払って、宿代を払って一眠り。

写真は次の日の朝、チェックアウトをしてデリー中心部へ向かう時の写真。
いい写真だと思うが、この写真を見るとあの振り回されっぱなしだった大変な夜を思い出す。結局タクシー代も高めに取られたし、予約したときに写真で見た部屋とは違う部屋で寝た。しかも、インド旅行から帰って数週間後に、予約していたホテルからチェックインがなかったと連絡があった。
まさにインドマジック

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