あなたの隣で笑っていたいの【starlight】

こんにちは。octです。

1stアルバム『MUSEUM』収録の楽曲「starlight」を紹介します。

歌詞と制作後記、試聴音源のあと、有料部分に楽曲データを掲載していますので、応援してくださる方は購入いただけると励みになります。

歌詞

ねえ、手を繋いで
言葉だけじゃ届かぬ思いを掬って
もう泣かないで
いつもよりも優しい夢を見て

昨日と明日の隙間を
二人で生きると決めたの
だからもう忘れないように

これから起こる全てに
夜更けを襲う恐れに
嘘をついてもあなたの隣で笑っていたいの
溢れる愛しさを、震える温もりを
紡いで、纏って
どこまでも行けるから

ねえ、独りでいたら
自分が誰か分からなくなってしまうね
もう泣かないで
眠れぬほど眩しい星を見て

昨日の痛みも失敗も
二人で生きていくためなの
だからもう、これまでのこと
悔やみはしないよ

出会うことより別れが
はにかんだ皺の数が
増えていくけどあなたの隣で悩んでいたいの
汚れた花束を、解けた結び目を
抱いて、守って
いつまでも飛べるから

幸せにするからなんて
大それたことは言わないから
ただあなたと同じ幸せを願っている
それを守るためなら
抱きしめ続けるくらいならできるよ
させてよ、このままで

これから起こる全て
夜更けを襲う恐れに
嘘をついてもあなたの隣で笑っていたいの
溢れる愛しさを、震える温もりを
紡いで、纏って
どこまでも行こうと思えた

これから果てなき夜は
星の代わりにあなたが
揺れる心も、涙も、弱さも照らしてくれるから

勇気なんていらないよ
恐れないでいて
それを愛と
これを愛と名付けることを

制作後記

自分なりに「愛」とは何かを考え抜いた楽曲です。

恋と愛との違いについては、昔から議論が尽くされています。
見返りを求めるのが恋で、求めないのが愛。とか。
恋は「したごころ」で、愛は「まごころ」。とか。

でも、それよりもっと昔から議論されているはずの「愛そのもの」についても、まだ私たちは正体を知らないのです。

不思議なことに、私たちは愛が何なのか知らなくても、愛を伝えることができます。
その愛情表現の1つが、とにかく一緒にいること、だと思います。

生きていれば、良いことも悪いことも、好きなことも嫌いなことも、いろんなものに出会います。
それを大切な誰かと分け合って、喜び合って、悲しみ合うことで、私たちはきっと愛を感じます。

恥ずかしくて言葉にできなくても、ただあなたと一緒にいること。
それを愛と呼んでも、あながち間違ってはいないでしょう。

楽曲

MUSEUM by oct