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新生MILLENNIUM PARADEについて思うこと

新曲、やっぱり格好いい

ミレパの新曲「KIZAO」がリリースされましたね。

この曲、めちゃくちゃ格好良いです。
私としては大変満足で、新生ミレパの楽曲群の中でも一番好みでした。
でも、手放しに褒められない人たちも、結構いるようなんです。
今回は、そんな話をしたいと思います。


新しいミレパ、好きですか?

世界進出し、改名を発表したあとのミレパ、賛否両論ですよね。
批判の内容を大きくまとめると、
今までのミレパの方が良かった
という感じです。

共作によって常田さんの個性が薄れていることや
海外で流行っているジャンルを本場の人とやるだけ、
という方向性に馴染めない人も多いようです。

これに関しては、私も共感できる部分が大きいです。
今までのミレパが好きすぎたんです。
最強のバラードである「FAMILIA」や、これぞオルタナティブロックという「W●RK」、過去作品のリメイクである「PHILIP」など、傑作を生み出し続けてきました。

ただ、私は現在のミレパも大好きです。
それは、きちんとミレパでならではの作品になっているからです。

ただのミュージシャンじゃなくて

多くの批判にあるように、流行りの音楽をやるだけならミレパじゃなくて良い、というのは一理あると思います。
しかし、それはあくまで音楽だけに注目した場合です。

MILLENNIUM PARADEというのは、音楽だけでなく、映像、演出、プロモーションまで含めた、総合芸術グループだと思っています。
それは、常田さんが過去のインタビューでも表明しています。

ミュージシャンもそうだし、映像チームも演出チームも全部込みでバンドっていう動き方をしていこうと思ってるから

https://highsnobiety.jp/p/millenniumparade-interview-190522/

そういう意味で、ミレパにとっては音楽と同じくらい、映像などその他の要素も大切なんです。

少し話は脇道に逸れますが、ここで思い返されるのが、ミレパの世界ツアー中止事件です。
公表された中止理由は、海外の会場では予定していたとおりの演出ができないと分かったから、というものでした。
理由が何であれ、ツアーの中止は褒められたことではないですし、チケットに当選した人たちの怒りも当然のことと思います。

ただ、この件についての批判コメントのなかには、ファンとしては首を傾げるものもありました。
たとえば、「ミュージシャンなんだから音楽だけでも満足させるべきだ」というようなものです。

これ、ミレパに対する意見としては、少しズレていませんか?
もちろん、ミレパを音楽グループと認識している人も多いでしょうし、このコメントをした人たちも、映像・演出は音楽のおまけと考えていたのかもしれません。
でも、ミレパにとってはそうではありません。
ミュージシャンは、あくまでグループの一部なんです。
音楽と同じように、映像・演出も、ミレパが作る作品には重要なんです。

ミレパらしさって何?

ここで本題に戻りましょう。
新生ミレパのミレパらしい部分とは、映像面なのではないでしょうか。

新作の「KIZAO」をもう一度みてみましょう。

ミレパが影響を受けてきた『AKIRA』や『攻殻機動隊』の世界観が見事に表現されています。
こんな作品が、果たして海外のミュージシャングループから生まれたでしょうか?

これは完全に私個人の意見ですが、新生ミレパにおいて、ミレパらしさを全力で表現しているのが映像であり、世界観なのだと思います。

直近の3作、つまり「GOLDEN WEEK」「M4D LUV」「KIZAO」はすべてMV付きで公開されています。
それも、「Fly With Me」クラスの超高クオリティなCGアニメーションで、です。
これが数ヶ月間隔でリリースされるなんて、どう考えても普通ではありません。
ミレパが映像に全力を傾けていることの、何よりの証拠です。

コラボ相手が変わっても、MVは同じ世界を描き続けています。
このMVこそが「ミレパらしさ」を担っていると言っても過言ではないと思うのです。

まとめ

何が言いたかったのかというと、私は今のミレパも以前のミレパも大好きです。
新たな方向性が好みに合わない人は、以前の曲を聴けばいい。
あの頃のような曲がリリースされないのは悲しいですが、これまでの曲が消えるわけではありません。
音楽の消費が早すぎる現代においては、それくらいの余裕を心に持っていたっていいと思います。

今回は、私個人のミレパに対する思いをだらだらと綴ってきました。
同じくミレパファンのみなさんのご感想も、色々聞いてみたいと思います。
今回もありがとうございました。


記事内で紹介した楽曲


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