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【DTM】よく使うフリープラグイン【無料】

・はじめに

こんにちは。
DTMをするうえで、役に立つのが無料のプラグインです。
しかし、フリープラグインは玉石混交。
自分で良いものを見つけなければいけません。

そこで、この記事では私がよく使うプラグインを紹介しています。
ぜひ、プラグイン探しの参考にしてみてください。


使えるフリープラグイン

・Melda Production「M Compressor」

デジタルのコンプレッサーです。
機能に不足はなく、コンプでやりたいことは難なくできます。
DAW付属のものもありますが、こちらの方が好みの仕上がりになりやすいので、こっちを使っています。

メーターが見やすく、視覚的にも操作しやすいところが好きです。
DRY/WETのつまみがないので、パラレルコンプレッションができないのが惜しいところです。

・Kilohearts「3-Band EQ」

シンプルなイコライザーです。
ソースを低、中、高音域に分け、各帯域の音量を上げるか下げるか。

動作が軽いため、メインのEQを使うまでもないときにはこっちを選びます。
音質が劣っているとも感じないので、聴き比べて好きな方を使うことが多いです。

もっとシンプルに、たとえば低域だけ削りたい、となったときは「Filter」を使います。

・iZotope「Ozone Imager 2」

ステレオイメージャーです。
アナライザがついていて、音がどんなふうに変化しているのか分かって便利です。

音像を広げるだけでなく狭めることもできるので重宝しています。
私は、Studio Oneの「Splitter」で低域と高域を分けて、低域だけモノラルにする、というような処理をよくします。

・Native Instruments「Replika」

https://www.native-instruments.com/jp/products/komplete/bundles/komplete-start/

ディレイです。
Modern、Vintage Digital、Diffusionの3つのモードから選べるのが特徴です。
ステレオディレイやピンポンディレイを一瞬で作れるので、非常に使いやすいです。

・Sender Spike「SN05-G Brickwall Limiter」

ブリックウォールリミッターです。
普通のリミッターよりも、さらに厳しくピークを取り締まります。

制作中は常にマスターの一番最後に入れています。
当然、音割れさせないことが目的なんですが、もっと大きな理由があります。

それは、自分の耳が壊れないようにすることです。
音源の設定ミスや不具合で、突然大きな音が鳴ってしまったら、大事な耳が被害を受けます。
リミッターを入れておくことで、被害を軽減できます。

(まあ、オーディオインターフェースの音量が上がっていたら意味がないんですが……)

・「TAL Vocoder」

ボコーダーのプラグインです。
選択肢が少ないので、無料で使えるのはありがたいです。
正直言ってまだ使いこなせておらず、勉強中です。

Studio One 6からはボコーダーが標準搭載なので、バージョンアップしたらそちらも使ってみたいです(現在はStudio One 5)。

・IK Multimedia「MODO BASS 2 CS」

有名なモデリング・ベース音源の無料版です。
プレベタイプの音色が1つだけ使えます。
弦の本数や古さを変える、といったサンプリング音源には難しい音作りができるため、これ1つで多くのニーズに対応できます。

唯一気になるのは、ときどきビビり(弦を強く弾きすぎて、フレットにぶつかっている感じ)のような音が出てしまうこと。
音源ではなく、自分の打ち込みや設定の問題だとは思いますが、非常に困っています。
解決策を知っている方、ぜひ教えてください……。

[追記]
この記事のコメント欄で、解決策を教えてくださった方がいます!困っている方、そちらを参考にしてみてください!

無料の音源って……

こうしてみると、無料音源がほとんどないですね。
ただこれは、無料の音源が使い物にならないという意味ではありません。

音源にも、無料かつクオリティの高いものはたくさんあります。
しかしエフェクトと比べて、特定の一瞬だけ使うものが多い気がしますね。
KeepForestの「FERRUM」はその好例です。

ものすごく質の高いシネマティック・パーカッションの音源です。

この動画のような映画音楽を作る方なら頻繁に使えるでしょうが、ポップスでは頻出ではありません。
たまに、サビ頭でキックの代わりに鳴らしたり、緊迫感を演出したいときに使うくらいです(私の場合は)。

このように、無料音源は「レギュラーメンバーじゃないけど、代わりが利かない」というポジションに落ち着きがちです。
するとどうしても、「よく使うプラグイン」という観点では紹介しづらいんですよね。

おわりに

無料だからと侮るなかれ。
本当に使えるフリープラグインを紹介してみました。

書いていて思ったのは、エフェクトはフリーでも十分だが、音源はそれなりのものを買ったほうが良い、ということです。

エフェクトというのは、あくまで編集する音ありきのもの。元の音が悪ければ、エフェクトではどうにもならないんです。
反対に、元の音が良ければ、使うエフェクトは最低限で済みます。
音作り用のエフェクトは音源に内蔵されていることも多いですしね。

そういう意味でも、フリーのプラグインを使うことは大切です。音源を買う予算を残せますからね。
良いフリープラグインを探している人にとって、このページが参考になると嬉しいです。

今回もありがとうございました。


◯今日の一曲◯


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