![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12252035/rectangle_large_type_2_010e826e26e5ec1fec2e7df296a84fc3.jpeg?width=1200)
ナラマタ158スカイラン
群馬県みなかみ町で開催された"みなかみアウトドアフェスティバル"は、雄大な自然を利用したアウトドアイベントや温泉街でのライブなど、多くの観光客を魅了するイベントでした。その一角にて開催された、日本初開催となる「ダム駆け登り」に参戦しました。
ナラマタ158スカイラン
〜Corse Profile〜
水平距離1,600m、垂直距離158m、718段の階段を駆け登るバーティカルランニング。日本で3番目の大きさを誇るロックフィル式ダム"奈良俣ダム"を最も速く駆け登った選手が勝者となる。
スタート後、約300mのロードを緩やかに下りながら800mの階段セクションへ。0〜200段程までは段差が低く奥行きのある階段を進む。ここでは登る感覚は無く、ただひたすら前へ進む感じ。
200〜450段になると傾斜がきつくなる。ボコボコしたタイル型の階段が不安定要素を生み出して体力を奪っていく。
450段以降は30度近くまで斜度が上がり、乳酸地獄を迎える。
これで終わらない。階段を登りきるとそこには果てしないロード...500m走ってゴールを迎える。
後半にどれだけ体力を残してロードに入れるかが勝負のカギとなった。
14:00 予選
決勝に進む為にはコースを20分以内で完走する必要がある。更に、着順で決勝のスタート位置が決まるというから流し過ぎる訳にもいかない。前半の緩いセクションは様子を見ながら、後半は他の選手達の出方次第で走ることに決めました。
多少息を上げながらのゴール。9分30秒程度でフィニッシュ。2着でした。疲労度や決勝での本気具合から考えて、9分切るぐらいの決着になると判断。ライバル選手はロードを速く走れることも分かったので、階段セクションを終えてリードしている必要がありました。
15:00 決勝
F1でいうポールポジション。スタート後、やはり他の選手はかなり自重している。予選での疲れなのか、ただの牽制なのか...いてもたってもいられなくなったので、100段付近からスパートをかけました。
ゼェハァいいながら走ったり歩いたり。今まで練習してきた!いける!と頭で考えながら階段セクションを終えた時には後続と15秒程度の差がついていました。
いける!!!俺が初代チャンピオンだ!!!
と、ロードでのスパートをかけたところ、物凄い勢いで抜き去られてしまいました。抵抗する間もなくフィニッシュ。2着に甘んじました。
ゴール後の背中が寂しそう...
チャンピオンは地元の高校生。クロスカントリースキーでは日本トップクラスなんだとか。それでもバーティカルランニングの種目で負けるのは悔しい!
ただ、階段セクションでの走りは我ながら良かったと感じています。いつかまたリベンジしたい。