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階段だけで10,911m登る

想像してもらいたい。
普段通勤で使う駅の階段の高低差は約16m。
往復で32m、週5日の出勤で月間640m。
表題にあげた数字を登るには、17ヶ月かかる。

これを7日間で登ってしまおう!
というチャレンジを打ち出し、見事達成したことをここに報告します。


マリアナ海溝脱出チャレンジ

▼ルール
①階段のみで10,911mを登る
②1日に登る高さの制限は無し
③段差を計測してから数字反映する

▼チャレンジ日程
2020年4月13(月)〜2020年4月19日(日)

▼絶対条件
※3密(密閉・密集・密接)を避ける


なぜマリアナ海溝なのか?

バーティカルランニング世界女王のスージー・ウォルシャム選手(オーストラリア)は、7日間でエベレスト登頂というチャレンジを達成。

国内では、たった1日でエベレスト登頂を達成した強者もいる。両者ともに階段だけで達成した。

私は上に登り詰めるというより、下から這い上がるという言葉の方が似合うと感じていたので、一捻りあるチャレンジを!との意味を込めてマリアナ海溝から太平洋へ浮上することにした。登る高さにも拘ったので、途方もない数字に"なってしまった"。

そして3密を避けるという絶対条件で行うため、非常階段などのスペースはまさに絶好のフィールドでした。

各日の記録

Day1 : 7,540段 1,400m
Day2 : 10,148段 1,880m
Day3 : 5,899段 1,080m
Day4 : 14,704段 2,770m
Day5 : 8,000段 1,200m
Day6 : 6,000段 900m
Day7 : 11,340段 2,150m

Total : 63,631段 11,380m


目標を作ることの意味

4月から予定していたワールドシリーズは全て延期及び中止。今のところ8月までは予定が無い状態だ。

そんな中、何を目標とするか?何に向かって練習をすればいいか?そんな事は考えない。大会に出るために練習を積んでいる訳ではないから。

"もっと強くなりたい"

ただこの一心で日々の練習に励んでいる。

では、強くなるために何をしたらいいか?
自分の苦手なことにチャレンジすることで答えが出てくるのではないか。そう考えた結果「長く登ること」に行き着いた。

スピードには定評がある今、弱点は持久力。爆発的に力を発揮する能力は小さな頃から長けていた。じゃあもっと長く。それが今回のチャレンジに繋がった。



チャレンジは続く

10,911mを7日間で登り切り、普段体感することのない疲労感に襲われていると思いきや、案外疲れはない。

おそらく、時間に捉われずのんびりと登っていたからだと...

いまは全国でスカイランチャレンジ3776が始まっている。日本の最高峰である富士山を、自宅の階段や踏台を使って登ってしまおうという企画。

開始3日で制覇してしまったので、あとは期間内に何度登れるかのチャレンジや、最短時間での登頂を目指します。

スカイランチャレンジ3776

👉小山孝明インタビュー記事その①
👉小山孝明インタビュー記事その②


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