71小品目 尾籠な話
つまりうんこのことなのですが。
5月にわたしの知り合いのスーパー活動家しずかさんがキャンプを企画してくれた時に、こどもたちが、
うんこが〜、でそうで、で〜ない〜
うんこがでそうで、で〜な〜い〜
と歌っていた。森山直太朗の歌なのだという、たしかに生きとし生きるものうんこはするが、そんな歌を彼は作るのか。ほんとうに直太朗の歌なのだろうか。真相は分からないが、いまだに脳内をぐるぐるする。特にうんこが出そうで出ない時に。
最近、知り合ったものすごい気の合うおもしろいおっさんが、ワイフと屋久島に行った時の話もある。屋久島は南の島なので、雨が降りやすく、霧もすごいらしい。急な斜面を視界の悪い中、山頂を目指していると、岩山の果にやっと山頂の看板が見つかり、ほっとしたところ、そこには立派なうんこがあったのだという。もう、そうなってはメモリアル的に屋久島の山頂より、うんこが勝ってしまうではないか。
わたしも昔、沢登りをして滝に行った時に、相棒がうんこをしたいと言い出し、その場でこそこそしたことがあった。まあ、それはいいのだが(よくないか)帰りに、どうも後ろからうんこがドンブラコドンブラコと後を追いかけてきている気がして、壮大な滝のはずだったにも関わらず、滝のことはこれっぽっちも覚えていない。うんこの勝った思い出となっている。
最後に、わたしたちが華やかなりし女子高生だった頃、恥じらい多き頃、うんことはみんなのトイレでできるものではなかった。なのでひとみさんという女性が、
「BでUしてくるわ」
という隠語を作ってくれたのだった。もちろん、
「B棟(誰もいない)でうんこしてくるわ」
のことである。しかも指で「B」と「U」をこしらえるのである。天才か。
そんなわけで、尽きないですが、尾籠が過ぎるのでオシマイにします。恐縮です。