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業務改善提案するときの4つのポイント

クライアントワークをするうえで
「ただの作業者にならないようにしよう」
「提案型のサービスを心がけよう」

という意見を耳にしたことがあるでしょうか。

わたしもこの意見に賛成で、
できるかぎり「提案型」の仕事をしようと意識しています。
(もちろん、お客さんの求めるレベルに
 達していない場合も多々ありますが。修行の身です。)

とはいえ、今まで提案する機会にめぐりあわなかった方からすると
「提案したほうがいいのはわかった。
 けど、具体的にどうしたらいいんだよ~!」

ということがあるかもしれません。


今回は、実際のお客さまとのやりとりを踏まえて
【業務改善提案するときの4つのポイント】を紹介します。

…ちょっと長くなってしまったので、2回にわけてお送りします。
このnoteでは前編として、具体的な事例を共有しますね。
(許可くださったYさん、ありがとうございます!)


先に4つのポイントを示しておきます。
これを踏まえて読んでいただけると幸いです。

▼業務改善提案するときの4つのポイント
 ①依頼内容の背景を知ろうとする
 ②納品後の、お客さんの後工程を減らせないか考える
 ③知識が浅くても提案はできる
 ④日ごろの関係性構築が大事

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それでは、わたしとお客さんとの具体的なやりとりを
時系列に沿ってご紹介していきます。

▼お仕事の背景
 フォロワー2.5万人を超えるインスタグラマ―さんのお仕事。
 アフィリエイトサイト(楽天ROOMなど)に誘導するための
 Instagramストーリー代理作成・投稿をしています。
 
 作成・投稿だけでなく『リーチ数』と『インタラクション数』を
 スプレッドシートに転記してほしい
とご依頼をいただきました。
 いわゆる【ログ取り】業務です。

 ※リーチ数:閲覧数
 ※インタラクション数:「いいね」された数みたいなもの

まずは指示された作業をこなします。
順序の指定はなかったので、インスタ上で表示されている順番に転記。

ここで疑問を持ってほしいのは
お客さんは、なんでこのデータをまとめたいんだろう?
ということ。

▼おこめの脳内
 お客さんはできるだけ売れやすい商品を
 ピックアップして、ストーリーに載せていきたいはず。
 だから、反応のいい商品を分析するためにこのデータを使うんだろうな。

それはすぐ想像できますよね。
反応の少ない商品を掲載していても、意味ないですもん。

じゃあそのために、このデータを具体的にどう分析するんだろう?

恥ずかしながらInstagramの知識が浅いわたしは
データの提出とともに、こんな質問をしてみました。

▼質問と回答
 おこめ「ちなみに『リーチ数』と『インタラクション数』
     ってどっちが大事なんですか?」
お客さん「リーチ数は曜日などで変化するので、
     それだけ見てもあまり意味がないんですよ。
     リーチ数に対するインタラクション数の割合で
     反響を判断
しています!」

ふむふむ。そうなんだ~。勉強になるな。では終わりません。

この回答から、わかることが2つ。
わたしがまとめたデータを受け取ったお客さんの後工程

①リーチ数とインタラクション数から割合を計算する
②各割合を比較して、反応のいい商品を分析する

ということです。

この作業って、スプレッドシート上でできますよね。
それならあらかじめわたしが設定しておけば、
お客さんは自分で計算する手間が省けるのでは?

そう考え、以下を対応して報告します。
※関係性やお客さまの特性によっては、提案→許可もらってから対応

 おこめ「そういうことなら、以下の対応しておきました。
     ・反響(リーチ数÷インタラクション数の割合)の欄を追加
     ・反響数順に並び替え
     こうすればデータを受け取ってから割合を計算しなくても
     一目で反応のいい商品がわかります!

お客さま「最高!さすが!助かります!!」

こうして無事にお客さんの「ひと手間」を省くことができました。

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以上がわたしが先日おこなった具体的な提案事例です。
なんとなく、わたしの思考の流れが伝わったでしょうか…?

この事例からわかるとおり、
ものすごく大きな改善提案をしているわけではありません。
お客さまの「ほんのひと手間」「ワンアクション」を
コツコツひとつずつ省いていくことが
大きな信頼や価値に繋がっていくのだと信じています。


後編では、業務改善提案するときの4つのポイント】について
解説していきます。

業務改善提案するときの4つのポイント
 ①依頼内容の背景を知ろうとする
 ②納品後の、お客さんの後工程を減らせないか考える
 ③知識が浅くても提案はできる
 ④日ごろの関係性構築が大事

お付き合いいただけると幸いです!

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