アリスインタビュー(4) 笑い猫役/野村光洋さん
オペラカッフェマッキアート58公式noteです。
5月5日(木・祝)に北区滝野川会館で公演の、木下牧子作曲のオペラ『不思議の国のアリス』。「アリスインタビュー」と題して、キャスト・スタッフのインタビューの更新を続けております。
アリスが不思議の国で心細く思っていると、笑い声が聞こえます。振り返ってみると、そこにいるのはにやにやと笑う猫。戸惑うアリスにかまわず、笑い猫はクイズを出します。
インタビュー第4回目は、そんな笑い猫役を演じる野村光洋さんです。
───野村さんが『不思議の国のアリス』で演じられる笑い猫。どのようなイメージをもって役作りにのぞまれていますか?
「楽譜を見てみると掴みどころのない音程感で、少し常軌を逸してるような感覚があります。『頭がいかれてるのさー』という様な歌詞がありますがイカれてる感じが出せれば良いですね。」
───原作『不思議の国のアリス』への思い出や、なにかエピソードがあったら教えていたければ幸いです。
「原作やアニメなどとても有名な作品ですが実は観たことが無くて、ぼんやりウサギやトランプの女王が出てくるみたいな感じでした。お話をいただいてアニメの方を見ましたが昔出演した《子供と魔法》に似ているなぁと思います。少し風刺的に感じる作品かなと思います。」
───オペラ『不思議の国のアリス』の作曲家である木下牧子先生への思いをお聞かせください。
「合唱やアンサンブルでたくさん名曲がある印象です。大学院の重唱の授業でみんなで歌ったのを覚えています。透明で柔らかなメロディで、美しさと、うまくいかないとすぐにアンサンブルが崩壊してしまう様な不思議な印象がありました。今回の不思議の国のアリスでは木下牧子先生の違う一面も見る事が出来そうです。」
───最後に、皆様へのメッセージをお願いいたします。
「なかなか公演機会のない作品ですし、多くの方がご存じのお話を木下牧子先生の音楽で味付けされています。楽しんで頂ける様に出演者一同しっかり準備して参ります。会場でお会いしましょう!」
野村光洋
国立音楽大学声楽専攻卒。東京藝術大学大学院修了。近年《セヴィリアの理髪師》《ドン・パスクアーレ》《ボエーム》《ジャンニ・スキッキ》等に主要な役を務め、《トロヴァトーレ》《ナブッコ》《アイーダ》《仮面舞踏会》等ヴェルディ作品に活動の幅を広げている。二期会公演では《魔笛》パパゲーノ役アンダースタディを務め、《子供と魔法》《ドン・カルロ》《リゴレット》《ナクソス島のアリアドネ》《天国と地獄》に出演。また【セイジ・オザワ松本フェスティバル2017】において《子供と魔法》雄猫/柱時計役のカバーキャストを務めた。【ディズニー・オン・クラシック2021】ヴォーカリスト。二期会会員
野村さんの演じる笑い猫、どうぞお楽しみに!
5月5日(木・祝)『不思議の国のアリス』公演詳細は、以下のとおり。
オペラカッフェマッキアート58主催公演
オペラ『不思議の国のアリス』
台本:高橋 英郎、木下 牧子
作曲:木下 牧子
日時:2022年5月5日(木祝)13:30 開演 / 12:45 開場
場所:滝野川会館 大ホール
(最寄り駅:駒込駅・上中里駅・西ヶ原駅、旧古河庭園前)
アリス:宍戸 茉莉衣
姉・ユリの花・庭師:別府 美沙子
白うさぎ:横内 尚子
笑い猫:野村 光洋
ドードー鳥: 大槻 聡之介
公爵夫人: 松岡 多恵
ジャック:又吉 秀樹
帽子屋: 吉田 連
女王:小暮 沙優
王: 山本 悠尋
けしの花・庭師:加藤 早紀、藤原 唯
アンサンブル
ソプラノ:吉田 愼知子
アルト:持田 温子
テノール:岸野 裕貴
バス:甲野 将也
コーロ・マッキアート
指揮:谷本 喜基
ピアノ:松井 理恵
舞台構成:塙 翔平
舞台監督:三浦 奈綾
プロジェクションマッピング:荒井音楽企画
チケット:
一般券/5,000円
学生券(中学生以上)/3,000円
学生券(小学生)/1,000円
※誠に恐れ入りますが、未就学児の入場はご遠慮いただいております。ご了承いただきますようお願いいたします。
今回、チケットは感染予防対策も兼ねて電子チケットを導入しております。
おそれいりますが、こちらのパスマーケットのwebサイトから、電子チケットにあたるQRコードをご購入いただければ幸いです。当日は受付で、そちらのQRコードをアプリで読み取りいたします。
ご購入が難しいお客様は、operacaffemacchiato58@gmail.com までお気軽にお声がけください。事務局スタッフが対応にあたらせていただきます。
風薫る五月、皆様方にお会いできますことを楽しみにしております!