アリスインタビュー(5) ドードー鳥役/大槻聡之介さん
オペラカッフェマッキアート58公式noteです。
5月5日(木・祝)に北区滝野川会館で公演の、木下牧子作曲のオペラ『不思議の国のアリス』。「アリスインタビュー」と題して、キャスト・スタッフのインタビューの更新を続けております。
不思議の国でアリスが流して生まれた涙の海で、羽がびしょびしょに濡れてしまった鳥たちに対して、「ぐるぐる競争」を呼びかけるのが鳥たちの長老であるドードー鳥。
インタビュー第5回目は、そんなドードー鳥役を演じる大槻聡之介さんです。
───大槻さんが『不思議の国のアリス』で演じられるドードー鳥。どのようなイメージをもって役作りにのぞまれていますか?
「オペラで動物の役はいくつか出てきますが今回のオペラでは鳥の年長者で狂言回しのような役、しかしドードーの語源を調べるとポルトガル語でなんと‘’のろま”なんだとか…。しかもこのドードー鳥は不思議の国のアリス著者のルイス・キャロル自身とも言われています。この2つをヒントにして役作りしていきたいです。」
───原作『不思議の国のアリス』への思い出や、なにかエピソードがあったら教えていただければ幸いです。
「恥ずかしながら子どもの頃は殆ど外で遊んでいたキッズでしたのでこの作品とのご縁が中々なかったのです…苦笑
不思議の国のアリスはタイトルでは知っていましたのでオペラになっていたのか!とビックリしました。
これからこの作品についても理解を深めていきたいと思います。」
───オペラ『不思議の国のアリス』の作曲家である木下牧子先生への思いをお聞かせください。
「木下牧子先生のオペラ作品に関わる事が出来て本当に光栄です。
先生の作品で印象的なのは『ロマンチストの豚』や『竹とんぼに』が私の中で挙げられますがオペラではどんな美しい世界になるのだろうとワクワクしています。とても楽しみです。」
───最後に、皆様へのメッセージをお願いいたします。
「芸術の火を灯し続ける、これは私達芸術家の一生の使命だと思います。世の中が不安定になっている今こそ新しい作品、メッセージを発信していく事が大切です。
是非オペラという芸術に人間の感覚で触れて何かを感じてほしいです。」
大槻聡之介
国立音楽大学卒業。同大学院音楽研究科 修士課程 オペラコース修了。卒業演奏会、神奈川県同調会、大学院新人演奏会に出演。多摩フレッシュ音楽コンサート2016にて優秀賞受賞。これまでに『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵 、『リータ』ガスパロ、『ラ・ボエーム』ショナール、ベノア 『魔笛』武士、『こうもり』ファルケを歌う。神奈川県大和市に完成した、やまと芸術文化ホールでのこけら落とし公演では第九のソリストを務めた。やまと国際オペラ協会会員。藤原歌劇団団員。和田茂士、小林一男 松原有奈 各氏に師事。
大槻さんの演じるドードー鳥、どうぞお楽しみに!
5月5日(木・祝)『不思議の国のアリス』公演詳細は、以下のとおり。
オペラカッフェマッキアート58主催公演
オペラ『不思議の国のアリス』
台本:高橋 英郎、木下 牧子
作曲:木下 牧子
日時:2022年5月5日(木祝)13:30 開演 / 12:45 開場
場所:滝野川会館 大ホール
(最寄り駅:駒込駅・上中里駅・西ヶ原駅、旧古河庭園前)
アリス:宍戸 茉莉衣
姉・ユリの花・庭師:別府 美沙子
白うさぎ:横内 尚子
笑い猫:野村 光洋
ドードー鳥: 大槻 聡之介
公爵夫人: 松岡 多恵
ジャック:又吉 秀樹
帽子屋: 吉田 連
女王:小暮 沙優
王: 山本 悠尋
けしの花・庭師:加藤 早紀、藤原 唯
アンサンブル
ソプラノ:吉田 愼知子
アルト:持田 温子
テノール:岸野 裕貴
バス:甲野 将也
コーロ・マッキアート
指揮:谷本 喜基
ピアノ:松井 理恵
舞台構成:塙 翔平
舞台監督:三浦 奈綾
プロジェクションマッピング:荒井音楽企画
チケット:
一般券/5,000円
学生券(中学生以上)/3,000円
学生券(小学生)/1,000円
※誠に恐れ入りますが、未就学児の入場はご遠慮いただいております。ご了承いただきますようお願いいたします。
今回、チケットは感染予防対策も兼ねて電子チケットを導入しております。
おそれいりますが、こちらのパスマーケットのwebサイトから、電子チケットにあたるQRコードをご購入いただければ幸いです。当日は受付で、そちらのQRコードをアプリで読み取りいたします。
ご購入が難しいお客様は、operacaffemacchiato58@gmail.com までお気軽にお声がけください。事務局スタッフが対応にあたらせていただきます。
風薫る五月、皆様方にお会いできますことを楽しみにしております!