標準レンズの撮り方、使い方
写真界隈はあいかわらず騒がしい
みんな自分が自分がでお話するからね
わたしも似たようなことをやっている訳なんだけど
ここでだったらいいよね
どうも「標準レンズ」というものは使いにくいらしい
古参さんはやたらと勧めるけれど
画角が広くもなく、狭くもなく特徴がないから
広角!とか望遠!のような特徴が感じられないので
新参の方々はどう手をつけていいか分らないもよう
実際、見たままに写るレンズ、なんて評されるけど
それじゃ写真に味がつかないよ、って感じかな
でもね、わたしが子どもの頃から
ざっと半世紀前からカメラは標準レンズとセットで売られているものだった
ズームレンズなんていうのは高価な代物で
簡単に手を出せるものではなかったから
わたしの父は新聞記者をしていて
当時は高価な一眼レフも使っていた
彼は「標準レンズは望遠的にも広角的にも撮れる」
それが口癖だった
次の2枚の写真を見てほしい
カメラ・レンズは同じである
撮影条件はほぼ同じ
上は絞りF2で撮影
下は絞りF8で、撮影位置を2歩ぶん後ろに、カメラを頭上に掲げて撮った
モデルである息子の位置は同じだ
同じ機器でこれだけイメージが違う写真が撮れてしまう
もちろん、上が望遠的、下が広角的、だ
例えばこれが 24−105mmぐらいのズームレンズなら
もっと望遠で広角な写真が撮れるだろう
いや、撮れちゃうね。ズームリングを回せば
そこが標準レンズ使えおじさんの一番気になるところ
露出はマニュアルで
ピントはMFで
というなら
背景処理は絞りリングで、ということ
この背景処理ができないから
みんな「絞り解放」戦線に突入していってしまうんだ
標準レンズはいいよ
あんな小さなレンズで
解放 F値がとっても明るくて
いろんなレンズのように撮れるから
これはもう、「単焦点ズーム」と言っていいかも
標準レンズでいいじゃん、へ続く
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