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最新がサイコーなわけじゃなく

帰宅どきの空が高かった

そうだ、素振りに行こう

素振りとは
バッティングフォームの確認点強化のためバットを振るが如く
ただただ無心に被写体を探しシャッターを切ることである

もうすぐ秋分の日が近いだけあり、日の入りも早くなってきた
空も雲もギラギラ感が鳴りをひそめ、もの寂しさが匂っている

落葉が目立ってきた

落葉が進み枝葉の間から空がのぞける
どんなにあらがっても季節は進んでいくものだ
などと分かったようなことを考えながら歩みを進めパチパチと撮っていく

今回のカメラは iPhone5s
「HUJI」というカメラアプリで撮る
写りはちょっとわざとらしいぐらいの色味で
平成初期のコンデジを思わせる

実るほどこうべを垂れる稲穂かな

何も考えずに撮ると稲穂が黒ツブレをしてしまう
まずは夕日を入れずに露出をきめ、さっとレフレーミングしパッと撮る
右上の夕日のあたりが白飛びしたが、もともと明るいとこなんで無問題

稲穂の重なりは立体感があるし
稲の葉が左から放射状に突き出てて面白い
秋だねぇ

イナゴ目線

一本の稲穂を主人公に
最強に逆光なのでピントが来ないのはご愛嬌
空は青く雲は高い
スマートフォン特有のゴーストも可愛い
最新のカメラだったらお目にかかれないから
普通のカメラじゃないんだなって演出にもなるね

夕日の周りの白フレアとか
木々とのコントラストとか
手前のアウトフォーカスした川面の反射とか
見どころがたくさんあってお腹いっぱい

いつまにか日が沈み残照がにぎやか
2本のエノコログサと稜線から発する薄明光線
今日もいい日でありんした

またまた明日、また明日

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