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カメラをたとえて言うのなら
インスタグラムの派生サービスに「THRADS」のいうのがありまして、最近読む専からちょこちょこ書くようになりました。THREADS はたとえて言えば Twitter のような SNS ですね。歴史がない分ユーザーがまだまだ荒っぽいですが。
いろんな話題が流れてくるんで、それらに対してのコメントを考えるのが楽しい。あーそれは「こう」だよね、「こう」いう事例おありました、「こう」よると簡単ですねー、などなど。
でも、実際書き込むのはあんまりなくて。あんまりあちこちの話題に首を突っ込んじゃうと、流れてくる話題がとっ散らかっちゃうんで、なるべく写真関係に限ってコメントしてます。
先日はこんなのが
よくカメラマンの機材の話を料理人の鍋や包丁に例えられている話を聞きます。
……中華料理人とパティシエで使う包丁が全然違うのは、野鳥を撮る時のレンズと星を撮る時の超広角レンズの違いみたい。
ではボディはどうかと考えると……
理解を深めるために比喩表現はなかなか有効ですよね。このかたは交換レンズを包丁にたとえている。調理する対象によって包丁を使い分けているよね。カメラも撮影対象によってレンズを変えるんだよ、って。
ただ、その後が問題。カメラ本体はどうなのよ、と。プロが使うフラッグシップ機と初心者向けの入門機、各種設定を同じにすればほとんど同じ写真が撮れます。スマートフォンの画面上ではほとんど違いは見出せないでしょう。
でも、フラッグシップ機と入門機では10倍もの価格差があるのも事実。それはなんなのかなと。
いい質問ですねぇ
わたしも、無い頭で一生懸命考えました。レンズか包丁なら、カメラはなんだ? まな板か? オーブンか? それとも……
数分考えてわたしに降りてきた考えはこう。
「カメラは『キッチン』である」
ボディは、キッチンじゃないかなぁ
簡便な料理ならどちらも遜色なく提供できるけど、手の込んだ料理ならコンロの口数が多く火力が強い方が、シンクや作業台も広い方があらゆる料理に対応できますし。
何より広いキッチンはあらゆるものにアクセスしやすく、フラッグシップ機にたくさんボタンがついているのに通じるところがありますね。
レンズが撮影対象によって変えるものなら、カメラ本体は撮影のしやすさを支援してくれるものだと。フラッグシップ機が大きくてボタンがたくさんあるのはそういうことなんだろうな。入門機が小さくシンプルなつくりなのは、むずかしいことはやらずにまずは写真を撮ろうよ、と言ってくれているんだと。
いやー、THRADS 楽しいなぁ
思考の千本ノックを受けているようだ