歌舞伎レンズ──TTartisan Tilt 50/1.4
好んで使うレンズがあるのよ
ほんとに変なレンズ
鏡筒が曲がっちゃうのクニャッて
おかしいでしょ?
50mm で F1.4 なんてお高いイメージだけど
材質がアルミでずっしりと重いけど
でもそんなにお高くない
わたしは Amazon のブラックフライデーで買ったから
実質3割引程度で買えたかな
この記事を読んで欲しくなったら
いいタイミングを逃さないようにね
さて、タイトル写真をもう一度
これが撮れた時は脳汁が出ましたね
蛇口が壊れたか、ってくらい
湖面に映る取水塔の影が
銅版画のようで
そして
それ以外はアウトフォーカス……
なに言ってるのか分からないでしょ?
取水塔まで 300m ほど離れてて
ピントがあっている影のところでも 100m ぐらいは離れてる
どういうことかとかいうと
いかな開放F値1.4を持ってしても
こんなに合焦範囲が狭いことはなく
それどころか100m先に合焦したら
そこから無限遠までパンフォーカスになっちゃうはずなの
それが、たった数十メートルの幅しか合焦してない
ヘンでしょ〜
もう一つ、同じ湖で
画面中央の作業用ブイのとこだけ合焦して
その前後がアウトフォーカス
スマホの画面サイズだとわかりにくいだろうから
ズームして見てほしいな
背景の山並みがのっぺりとボケているのが気持ちいい
地味なのばかりでもアレなので
この写真は、今年一番のお気に入り
画面中央の新幹線を中心にキラキラさせてみた
手前と奥が著しくボケることで
「ミニチュア効果」が生まれ
玉ボケのグラデーションがスペクタクルを増す
青とオレンジのツートーンがオシャレでしょ?
例えば、同様の効果は Photoshop なんかでも実現できるはず
でも現場で光景を見ながら作り上げるのと
撮影後レタッチで実現するのとでは
意識の上での、画面の中での力強さが違うんだ
決して万人向けのレンズではないけれど
ほしい人はきっといるよね
今年のブラックフライデー
Don’t miss it!
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