見出し画像

昼夜の相代も神仏,鮨ヌル∴鰻ドラゴン #鮨ヌルゆえに鰻ドラゴン

金曜日がレセプション,そして始まった展覧会.この展覧会は要素が多いのでこの週末と会期の中間と最終日あたりにきていただくと嬉しいです(入場無料です)

LLMさんの要約はこれ

見どころ:
神仏習合と計算機自然の融合: 本展では、落合陽一氏の「計算機自然」の概念と日本の伝統的な神仏習合思想を融合させた独特の世界観が展開されています。鮨屋と鰻屋という二つの空間を通じて、昼と夜、神と仏、デジタルとアナログの境界を探求する試みが見られます。
伝統と革新の対話: 江戸の宗教的空間をモチーフにしながら、最新のデジタル技術やAIを駆使した作品群が、伝統と革新の対話を生み出しています。特に「鰻龍(うなぎドラゴン)」や「一仏五鮎八鰻三角縁仏獣鏡」は、この対話を象徴する中心的作品です。
マルチメディアな表現: プラチナプリント、木彫、3DCG、サウンドインスタレーションなど、多様な媒体を用いた作品群が、落合氏の幅広い表現力を示しています。特に「リキッドユニヴァース」や「ナギ・鰻・ファントムレゾナンス」のようなインタラクティブな作品は、観客を作品世界に引き込みます。

解説:

本展は、落合陽一氏の「計算機自然」という概念を軸に、日本の伝統的な神仏習合思想と現代のデジタル技術を融合させた新しい芸術表現を探求しています。展示は鮨屋と鰻屋という二つの空間に分かれ、それぞれが昼と夜、あるいは神と仏を象徴しながら、その境界の曖昧さや相互関係性を表現しています。

鮨屋では、「一仏五鮎八鰻三角縁仏獣鏡」を中心に、ヌル(空)の概念と江戸の食文化が融合した作品群が展示されています。一方、鰻屋では「鰻龍(うなぎドラゴン)」を中心に、龍神信仰と現代技術が交錯する世界が広がっています。

これらの作品群は、単なる過去の再現ではなく、AIや3D技術を駆使して現代的に再解釈されています。例えば、「リキッドユニヴァース」や「ファントムレゾナンス」のような作品は、生成AIを用いて万物の変化や相互関係性を表現し、観客に新たな世界観を提示しています。

現代における意味:デジタル時代の spirituality の探求: 本展は、高度にデジタル化された現代社会において、新たな spirituality や自然観を模索する試みとして捉えることができます。「計算機自然」という概念を通じて、テクノロジーと spirituality の融合の可能性を示唆しています。
文化の連続性と変容: 江戸の宗教的空間や食文化を現代的に再解釈することで、文化の連続性と変容のプロセスを可視化しています。これは、グローバル化やデジタル化が進む現代において、文化的アイデンティティを再考する機会を提供しています。
学際的アプローチの重要性: 芸術、科学技術、宗教、歴史など、多様な分野を横断的に融合させる本展のアプローチは、複雑化する現代社会の課題に対処するための新たな思考モデルを提示しています。
人間と技術の関係性の再定義: AIや3D技術を積極的に作品制作に取り入れながら、同時に伝統的な手法や概念も重視する本展の姿勢は、人間と技術の新たな関係性を模索する試みとして捉えることができます。

本展は、落合陽一氏の「計算機自然」という概念を軸に、伝統と革新、神秘と科学、物質と非物質の境界を探求し、デジタル時代における新たな芸術表現と世界観の可能性を提示しています。観客は、この展示を通じて、現代社会における自己と世界の関係性、そしてテクノロジーと spirituality の融合について、深い思索を促されることでしょう。

月曜休みなので気をつけて

展覧会名

落合陽一個展「昼夜の相代も神仏:鮨ヌル∴鰻ドラゴン
/ Divine Duality: Sushi, Null, and the Eel Dragon in Edo's Cyclical Time and Space」会期

2024年9月7日(土)~ 10月27日(日)開館時間

11:00~19:00 (休館日:月曜日)
※月曜日が祝日の場合は開廊し、その翌日は閉廊します。会場

BAG-Brillia Art Gallery- 〒104-0031 東京都中央区京橋3丁目6-18 東京建物京橋ビル主催

東京建物株式会社企画監修

公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団協賛

カリモク家具株式会社機材提供・技術協力

株式会社セイビ堂協力

麻賀多神社、佐倉山車人形保存会、田中 朋清、日枝神社、近畿大学水産研究所取材協力

府川 利幸(八重洲一丁目中町会長)、中村 悟(江戸帚専門老舗・白木屋中村傳兵衛商店 七代目当主)、𠮷野 正敏(日本橋𠮷野鮨本店五代目 )、岩本 公宏(鰻割烹 いづもや 三代目)、鹿島 彰(一般社団法人 江戸消防記念会第一区三番組 組頭)運営

株式会社クオラス料金

無料

マガジンの人々は予習してからきてください(キャプション貼っときます)

ここから先は

8,927字
落合陽一が「今」考えていることや「今」見ているものを生の言葉と写真で伝えていくことを第一に考えています.「書籍や他のメディアで伝えきれないものを届けたい」という思いを持って落合陽一が一人で頑張って撮って書いています.マガジン開始から4年以上経ち,購読すると読める過去記事も1200本を越え(1記事あたり3円以下とお得です),マガジンの内容も充実してきました.

落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で…

いつも応援してくださる皆様に落合陽一は支えられています.本当にありがとうございます.