メンタルの強弱とは?
本記事のターゲット層
真面目、あるいはよくそう言われる
人から指摘を受けることが苦手(上司から言われる場合を含む)
1. はじめに
先日、SIer歴2年の方がXで以下のような投稿をしていました。
これって考え方は人それぞれだと思いますが、この人は真面目な方であり、私も若いときに同じ経験をしたことがあり、共感しました。
今回話す内容は重い内容かもしれないですが、真面目に物事を考えてしまう人へ、私が日頃意識していることをお伝えできればなと思います。
2. ストレス対策で重要なこと
まず認識を改めなければいけないのはメンタルが弱いわけではない。ということです。
メンタルが弱いのではなくて、詰められことに対する対処方法が分からないので詰められたことを何十回も思い返して精神が疲弊しているのだと思います。詰められたことを何十回も思い返すと誰でも精神が疲弊してしまいます。
ストレス対策で重要なのは以下の5つだと考えています。
(1). ストレスの原因から離れる
→休日に仕事のことを考えないようにするのもありです
(2). 頑張らない
→頑張るのと同じように頑張らないことも大事です。頑張りすぎて限界を迎えてしまうと、そこから回復するのが大変です。
(力量的に困難なことに無理して挑まない、精神的に疲弊しているときに無理しないという意味が含まれています)
(3). 自分に対する不利益発生を予測する
→失敗したとき「こんなこと言われるに違いない」と覚悟するとストレスが軽くなります
(4). リラックスする
→力を抜くことも大事です。がこれは若いときには難しいかもしれません。
(5). 頭の中で考えずに、考えたことは紙などに書くようにする
→頭の負荷を軽くすることもストレス軽減になります
自分が頑張らないと周囲が困るよ!!って思っていませんか?
実はそれ、正しいことなんです。
周りが困った結果、困ると思った人たちが解決に動きますよね?
それは同僚かもしれないですし、上司かもしれないです。
しかし、困ると思った人たちが困らないように動くこと。
これを仕事が円滑に動くように対処をするという上司の仕事になります。
つまり、以下のような動きが良い行動だと思います。
誤り)
自分が頑張らないと周囲が困るよ!!
正しい)
自分が頑張りすぎてつぶれると周囲が困るよ。
それに、無理をしてもどうにもならない or 無理をしないとどうにもならない
だから「これはどうにもなりません、困ってますと声を上げることにしよう!!」
3. まとめ
”メンタルが強い”ように見える人たちは(1)(2)は最低限やっているように思います。
頑張れって人に言うくせに、”メンタル強い人たち”は適度に力を抜くんですよw
これって詰める人や頑張れっていう人たちは、誰も相手が100%鵜呑みにして精神を病むとは考えずにいっているのだと思います。
体育会系のようなノリで、テンションを維持するためにやっている感覚かもしれません。
でも能力が高い人はレベル高いことが出来てますよね?
そのレベルのことができるようにならないと・・・って思うならば大きな間違いです。
”もっと頑張る”で出来ることは100%頑張っていたことを120%出来るようになることではないと私は考えています。
”もっと頑張る”とは、いままでやっていたことを見直し、やり方や考え方を変えてみることだと思います。
→現にいまのマネジメントはそういう考え方ですし、努力しても絶対にできないことを要求することはパワハラといいます。
能力が高い人も長い年月コツコツと頑張ったからできるようになっているわけです。
言われた瞬間や翌日からいきなり言われたことができるようになっているわけではありません。
→こんな要求を真面目に受け止めると精神が疲弊してしまうわけです