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青春18きっぷ中国地方制覇:無限列車編

前回のあらすじ

青春18きっぷによる中国地方周遊の旅に出かけたおちょきんと旅仲間M氏。
旅行3日目、山口県の宇部新川駅での1時間半に及ぶ長い電車待ちの末、
二人は新山口駅への電車に乗り込んだのだった。

前回の記事はこちら(青春18きっぷ中国地方制覇:くるしまぎれ編)
初回の記事はこちら(青春18きっぷ中国地方制覇:序)


新山口駅

宇部新川駅から50分ほど新山口駅に到着です。(12時20分)

なんか既に疲れてる旅仲間M氏

新山口駅では1時間10分ほどの乗り換え待ちです。
長いですが昼食をとるにはちょうどいいですね。

山口県といえば瓦そば!
岡山のときのように駅内の観光案内所で食べられる店を訊いてみました。
が、お正月なのでここらへんで食べられる店は閉まってるそうです!
瞬殺です。知ってた。

しばらく駅周辺を歩きましたがいまいちパッとせず
結局駅内にあるカフェで食べることにしました。

このカフェは横長な駅の端っこにあるのですが間違えて反対側の方に歩いてしまい、かなり時間と気力をロス。おはん寝ぼけちょるんか!

豆腐じゃないです

船方農場CAFE 新山口駅店 (PLATFARM)さんです。
レアチーズケーキ的なものとチーズバゲットを注文。

どちらもめちゃくちゃおいしい!
ただめちゃくちゃ小さくてそこそこ高くて注文してから来るまで時間が結構かかるのでご注意ください。
あとチーズバゲットはねっっちょりとしたチーズがくっついて
歯に数時間居座りますので、その点もご注意ください。
味はとてもおいしいです。ネガキャンじゃないです。


かなり軽食だったので、結果的にほぼ昼食を食べなかったことになりますが果たして平気なのでしょうか!
ちなみに先に言ってしまうと平気ではなかったです

さぁなんだかんだで電車の時間(13:37)が来たので
この新山口駅から益田駅まで約2時間20分電車に揺られます。



さて今回の新山口駅から益田駅への経路はこちらです。
山口線普通列車(益田行)

秘境を突っ切る路線

ひたすら秘境というかですが車窓からの風景が結構楽しいです!
「あっ野生のミカン!」「こんなとこにも民家ある!」等々退屈しません。

その中でも驚いたのは、山の斜面の雑木林におじさんが立ってるんですよ。
しかも色んなとこに立ってる上にかなり電車に近いです。
トンネルから出た直後の斜面とかに立ってます。

山仕事の格好をしてないのでこのおじさん達は一体何かと思ったんですが
カメラを持っているので撮り鉄の方々のようですね。
この先の駅でSLが停まっていたのでおそらくそれ目当てでしょう。
こんなに寒いのにすごい情熱です。
私は残念ながらSLの写真は…撮ってないです…

それでは車窓風景や秘境駅の様子をご覧ください。

仁保駅
かわいい色の電車
秘境駅特有の電車来ますシステム
篠目駅
地福駅
鍋倉駅
徳佐駅


このようにのどかな風景を見ながら旅をしているわけですが、
ひとつ問題が浮上してきました。

絶望的に空腹です。

やはりパクパクパクっ♪の一瞬で消滅するチーズケーキとバゲットだけでは無理がありました。
まだ奥歯にチーズくっついていますが。

しかし我々も抜かりはありません。

ういろうです。

各地の甘いものを食べるという目標のあるこの旅。
山口県名物のういろうを買っておいたのでした。山口県クリア!

食べてみるとぷるんぷるんでういろうのイメージが変わります。
とてもおいしい!

しかし長さ10cm幅2cm程度のういろう一本では焼け石に水でした。
もっと買っとけよ数時間前の自分。



益田ますだ

新山口駅から2時間20分で益田駅に到着です。(15時58分)

小さな駅です

この益田駅は日本海のすぐそばを通る山陰本線と
今まで我々が乗ってきた山口線が合流する重要な駅です。

しかし電車の数が少なく、大体の場合結構な待ち時間が発生してしまう
ボトルネック的な駅のようですね。
我々も、多少出発の時間を早めようがこの駅で待つ時間が増えるだけだったので宇部新川駅へ寄ることにした経緯があります。

今回は約1時間の乗り換え待ちです。
駅前のロータリーをぐるっと一周して駅内に戻りました。歩く気力が無い。

空腹ですが、夕方なのでがっつり食べるようなタイミングでもないしなぁ…
という考えで駅内の売店で買ったチーかまをかじりながら電車を待ちます。



-17時02分-
益田駅で待つこと一時間、快速アクアライナー(米子行)が来ました。

あとはこれに乗って島根県の出雲市駅に行くだけです
益田駅からの経路

たっぷり2時間35分!

行くぞ!!

行くぞ!

行くぞ!
行くぞ…
……


~1時間半経過~


疲れました。

車窓から日本海が見えるようになり、福井県出身の我々は
「めっちゃ地元みたい!」と最初こそ盛り上がっていました。

広島や山口で見た穏やかな瀬戸内海とはまるで違う荒々しい海ですが
我々にとってはこちらの方が馴染みがあります。東映のオープニング感。

ですがそれも日が暮れるまでのこと。
太陽が沈んでからは外が真っ暗になるので何も見ることが出来ません。

「ここの地域では赤い屋根が多いね~」といった感じで
未踏県の車窓からの新鮮な風景を見ることで移動を楽しんでいた我々。
しかし外が見えなくなってしまえばただの暇な電車移動に成り果てます。
意外な盲点…!

眠れもしない、酔うのでスマホも見られない。
こうなればもう車内アナウンスをボーっと聞いてすごすしかありません。

運賃うんちん運賃表うんちんひょうをご確認の上、運賃箱うんちんばこにお入れください」

料金は改札でなく車内で支払うワンマンカーのため、
こんなアナウンスが延々流れています。

運賃うんちん運賃表うんちんひょうをご確認の上、運賃箱うんちんばこにお入れください」

「うんちんはうんちん表をご確認の上、うんちんばこにお入れください」

うんちんはうんちん表をご確認してうんちんばこに!!!


暇と疲れで精神を消耗していたのか
私は車内アナウンスの怒涛のうんちんラッシュが妙にツボに入ってしまいました。
11時間の移動は人間を幼児退行させる力があるようです。
旅仲間M氏は普通に寝てました。ずるい。

そして頭の中が完全にうんちんまみれになった頃…

かっこいいですね
内側

19時37分、ようやく出雲市駅に到着です!
生きてるぞ!!!俺たちは生きている!!!

3日目全経路


夕飯は分かりやすい場所にあったモスバーガーを食べました。
今まであれだけこだわっていた夕飯ですが寒さと空腹には勝てません。
いいんだよモスおいしいから!


食べ終わったら今晩の宿であるグリーンリッチホテル出雲にチェックイン。
その際とてもとてもうれしいサプライズがありました。
出雲市最高!

何があったかはまた次回に書くとしますね。



次回へ続く


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