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マイコーチがいてよかったこと
「コーチになりたければ、自分にもコーチをつけましょう」
これはコーチングのスクールや講座でよく聞くセリフだ。
コーチをつける価値を実感することで
コーチングの価値を自分の言葉で伝えられる
理屈としてはわかるのだが、
お金に余裕のない最初の頃は眉唾ものだとやや疑っていた。
ビジネスを成立させるための常套文句じゃないかと。
(一部それに近いところもあるのは否めないがここでは割愛)
しかし、
例えばiPhoneを勧める店員さんのスマホがAndroidだったら
「うぉい!」と心の中でツッコミを入れたくなるのは確かだ。
健康商品を勧める人がどう見ても不健康そうだったり、
美容師さんの髪型が一昔前の流行りだったらかなり不安になる。
つまり、そのサービスを利用して
自分が理想を実現しているか(よい状態になっているか)
どうかは説得力に大きな違いを持つ。
ということで、私も恐る恐る試してみた
(誰だって初めてのことは怖いものだ)
数ヶ月継続セッションを体験してみてわかった。
うん、確実によいことが起こっている。
最初は単なる偶然かなと思った。
というのも、
毎回のセッションで飛び抜けて鋭い質問やフィードバックが
シャワーのように浴びせられるわけでもないし、
思い込みがスパーンと外れるわけでもない。(時にはある)
ただ、マイコーチは安心して何でも話せる存在だ。
これは守秘義務という制度上の安心保障もあるが
それ以上に「この人は絶対的な味方でいてくれる」と感じさせてくれる
(味方だから甘やかしてくれるということではない)
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では、なぜよいことが起こるのか?
結論、私の行動量が増えたから。
シンプルな法則だが、結果を得るには行動が必要だ。
では、なぜ行動が増えたのか?
それは、1人の時よりも決断が進むから。
では、なぜ決断が進むのか?
それは、1人で考えるよりも短時間で深く、広く、遠く考えられるから。
さらに、大事なテーマに向き合う時間ができたというのも大きい。
コーチングで扱うのは「緊急度は低いが重要度は高いテーマ」がベターとされる。
(7つの習慣で言えば第2領域である)
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まとめると、
人生において後回しにしがちな重要なテーマにおいて
【思考→決断→行動】のサイクルが生まれやすいから。
ただ、コーチは誰でもよいというわけではない。
生身の人間同士なので、相性がある。
たとえコーチングのスキルがどんなに高くとも、
コーチの価値観や人格が自分とマッチしないと
上記のサイクルは生まれにくい。
(ここが難しいところでもあり、面白いところでもある)
AIがどこまで進化するのかわからないが、
現段階ではコーチングにおいては人間に軍配がある気がする。
ということで、私も誰かのコーチとして
サイクルを回し人生を好転させていくために、
今日もマイコーチと共に自分を磨いていくのである。
〈追記〉
そういえば昔、トヨタに就職した大学の先輩、ニッサン車で通勤してたな。
「非国民と言われたわ!ガハハ!」と豪快に笑っていたけれど。