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第一回福島チャンピオンズリーグ準優勝 ヒードランビートダウン
はじめまして、主に福島のカードショップライブラリやうんざり会に出没するチームライブラリ「ochiai」です。
【自己紹介】
昨年6月、ポケカブームの時期から初めてもうすぐ1年。国家試験の受験を控えているのにカードに没頭していたがなんとか合格。4月から社会人となった。元々はゲーム勢。シングル最高レート1948。
今回の記事では、2019/5/19に行われた非公認大会「第一回福島チャンピオンズリーグ」にて使用したヒードランビートダウンデッキの解説をします。
1.第一回福島チャンピオンズリーグについて
福島市で開かれているポケカ自主大会、通称うんざり会を運営しているH2さん(@Ducklett21)企画の福島初のガチ大会です。試験開催を経て実現した非公認大型大会。参加者は51名でした。来月には公認大会として第二回福ちゃんも開催されます!!
第二回福島チャンピオンズリーグ(宣伝)
2.デッキ選択と構築経緯
現環境のトップメタであるタッグチーム、レシラム&リザードンGX・ピカチュウ&ゼクロムGX・サーナイト&ニンフィアGXなどのHPの高いポケモンで攻めてくるデッキ、ウルトラネクロズマGXやジラサンなどの非GXを絡めてくるタイプのデッキ、サイドを取らずに勝負をしてくるHANDを採用したデッキ、このすべてに強く出れるデッキとしてヒードランGXを選択しました。青天井火力をだすこともでき、流行っているほとんどの非GXポケモンを倒せる130点という打点をもつこのポケモンが弱いわけがない、というのが構築経緯です。
3.デッキリスト
使用したデッキリストを紹介します。メタデッキとの対戦を繰り返して調整し、この形になりました。
参考にした記事
今回のデッキは、主に小ズガドーンデッキでも有名なだーじりんさんの記事を参考に調整しました。有料記事ですので、興味のある方は購入してみてください。掲載許可をくださっただーじりんさん、ありがとうございます。
他にもタクヤさんの記事も参考にしています。
4.採用理由
◆ポケモン16枚
3:ヒードランGX
メインアタッカー。こいつがいなきゃはじまらない。
"HP190で130を連打できる"ただそれだけで非GX相手にも強く出れて青天井火力も前のポケモンを逃がしたりグズマするだけでお手軽に出せる。強い。後1で溶接工手張りから動けるのも偉い。
逃げエネが少ないポケモンを多く採用することで動きやすさUP!
初期案では2枚+レスキュータンカとしていたがタンカは切って3枚。
1:ズガドーンGX
青天井火力要員その2。ズガドーンGXスタートするとキツイことや、マーシャドーGX・バクガメスを採用していることから1枚の採用となった。こいつでスタートしてしまうとデッキ的に逃がす手段が乏しく、序盤からエネルギーをロストに送らざるを得ない状況になってしまうので後々息切れしてしまう。あくまで2番手のアタッカー。
1:マーシャドーGX
ピカゼク・ライライ対策枠。ゾロアークGXにもまあまあ刺さる。ピカゼク相手に先攻をとれなかった場合に捲れるようにする枠、おとりとしても使える上にビックリヘッドやばくふんしゃも打てる青天井枠?なポケモン。ピカゼク対策としてミュウも考えたが、ドロソをポケモンに頼るこのデッキではベンチに枠がないためこちらを採用し、殴る方を優先した。
2:カプ・テテフGX
このデッキの核。雑にカキでテテフにエネを付ける動きが強い。溶接工やグズマに触るなど、序盤から終盤まで活躍する。本当は3枚入れたいくらいだが、ベンチの枠がないので2枚。
1:デデンネGX
ドロソ。やぶれかぶれ→デデンネGXやデデンネGX→溶接工などの動きができると非常に強い。ビーストリングを探しに行くこともできる。
3:ベベノム
2:アーゴヨン
最後まで悩んだ枠。1体立てられれば基本は十分なのでサイド落ちケアの3-2。ベベノムは2エネで20出る方を採用。
1:バクガメス
青天井火力その3。対レジギガスHAND、フーパブラッキー枠。実際に大活躍した。一応ケルディオGX対策でもあるけれど・・・
2:マーシャドー
相手の手札に干渉できるカードは現環境で必須。HAND対策にもなることは言わずもがな。ドロサポの少ないこのデッキでは、ドロソとしても使えるため非常に有能。というかほぼドロソとして使っていた。
◆グッズ18枚
2:ネストボール
4:ミステリートレジャー
4:ハイパーボール
ミストレとハイパーは問答無用で4枚。削れない。
ネストボールの枚数は最後まで悩んだけど、2枚がベストで間違いない。
3:ねがいのバトン
エネはアーゴヨンで回収すれば良いじゃん、ではない。ブロアーも最近は入れないデッキも多く、入っていても1枚なので、気持ちよくバトンさせてもらえることが多い。盤面にエネをさえあれば、手札が減らされてもどうとでもなる。テテフの次に重要な枠。
1:Uターンボード
逃げエネ1のポケモンに貼れれば動きやすくなる。気絶してもブロアーでトラッシュされても手札に戻ってくる。2枚いれたかったが枠がなかった。ヒートボンバーGXの火力があと1エネ足りないという場面が結構あったので採用。テテフやマーシャドーなどに雑に貼れるので使いやすい。
2:炎の結晶
エネルギーリサイクル1枚→エネルギー循環装置1枚→炎の結晶1枚→炎の結晶2枚と変化していった枠。ビーストリングの関係上山札に戻した方がいい場面もあるが、溶接工で直に貼った方が速いこととヒートファクトリーの採用から結晶2枚の採用となった。山札をガンガン縦引きしていくデッキであり、終盤山札にエネルギーがなくなるため必須。
2:ビーストリング
このカードの扱いが一番難しい。4投するか1枚もいれないかというデッキが多いなか、最後まで考えたカード。結局何枚いれるのがベストかはわからない。バトンを張りつつカキor溶接工という動きが必ずできるわけではなく、試合展開の速いピカゼクやレシリザに対して、予想外の火力を出すことで相手のプランを崩すことができる。何枚がベストなのかはいまだにわからない。おしえて。
◆サポート9枚
4:溶接工
炎デッキ最強のエネ加速カード。減らす理由がひとつもない。4投。
2:グズマ
後ろのポケモンを呼び出して殴るよりも、バトル場にいる大量にエネルギーをつけたタッグチームを殴ることが多いため3枚ではなく2枚。ただし、サイドレースに勝つために必要な場面はもちろんあるため、むやみにハイボやミストレ、デデンネなどで切ってはいけない。
1:カキ
先攻で打てれば爆アドのカード。後攻でも打った方がいい場面もある。サイド落ちを考えると2枚採用してもいいと思う。
1:リーリエ
1:シロナ
徐々に減っていったドロサポ。最終的には合わせて2枚に。リーリエは手札にビーストリングを抱えたままドローしたいときに。シロナは事故回避用に。デデンネ、マーシャドー、ファクトリーというドロソがあるため頼らないで済むことも多い。
◆スタジアム4枚
3:巨大なカマド
4投してもいいくらい必須なスタジアム。溶接工との相性抜群。ただし、ビーストリングを使うとこも考えるとむやみのエネルギーを山札から回収していいわけでもない。カマド→溶接工と使うと実質5枚ドローしているのと同じである。
1:ヒートファクトリー
ヒードランデッキには入れない人も多いカード。結晶と組み合わせることである程度エネルギーをトラッシュすることもきにならなくなり、ドロサポの枚数を少なくすることができるため今回は採用した。
◆エネルギー13枚
13:基本炎エネルギー
増やしたい、増やしたくてしょうがない。
5.不採用となったカード
ねがいぼしジラーチ
ヒードランデッキではジラーチが採用されることも多い。しかし、ジラーチを採用する場合、ジラーチ2枚+エスケープボード2枚+いれかえorあなぬけ複数枚というように必要札が非常に多い。さらにジラーチ型にしてしまうと、デッキの速さがどうしても遅くなってしまい、レシリザやピカゼクなどの速さに追いついていけないと判断しテテフデデンネマーシャドーで回す型とした。
ベンチバリアミュウ
ピカゼクだけでなく三鳥もみれるため、いれる価値はあったように思う。実際予選では、三鳥に敗北しているため1枚採用は視野だと思う。
レスキュータンカ
当初は1枚入れていた。レスキュータンカをいれるぐらいならポケモン自体を増やした方がいいと判断したため今回は不採用。デデンネでトラッシュせざるを得ない状況もあることを考えると切っていい枠ではなかったかもしれない。
あくのいましめフーパ
パンプジンやギラティナに強く出れるため採用を考えたが、パンプジンはそこまで環境に多くないと判断したことと、ギラティナに対してはヒードランで殴り続ければいいと考え不採用。水バレットにも強く出れるようになるため採用の価値あり。
まんたんのくすり
非GXに対して強く出れるようになり、エネルギーを付け替えられるヒードランとの相性も抜群だが、枠の関係上不採用。
リセットスタンプ
やぶれかぶれが2枚あるため不採用とした。1枚の採用は検討の余地あり。
ロケット団のいやがらせ
シロナと選択ではあるが、5枚引けて相手の手札を流せることを考えるとこちらの方がよかったかもしれない。いま記事を書いていて思った。
6.基本的なデッキの扱い方
最初はカキor溶接工でなるべくHPの高いポケモン(テテフやデデンネでもいい)にエネを貼り、なおかつねがいのバトンを貼ってエネルギーを盤面にため込んでいくことを意識する。どうしでもベベノムを並べなければいいけないというデッキではないため、ベンチの空きを意識し、テテフやデデンネ、マーシャドーでデッキを回していく。盤面としてはヒードランGX・アーゴヨン・テテフ・デデンネorマーシャドーなどとなっていくイメージ。サナニンフなどリセットスタンプで手札を1枚2枚にされるデッキ相手には2番手のアタッカー(ズガドーンやバクガメス)を盤面に準備しておく必要もある。
特に気を付けなければいけない点として、2体目3体目のヒードランを気軽に盤面に出してはいけないこと。特性バーニングロードはあくまでも”自分の番に”ベンチからバトル場に出たときなので、逃げエネが3枚必要なヒードランがグズマなどで縛られる可能性がある。
基本的に難しいことは考えず、前に出てきたポケモンを殴り続けていれば勝利に近づいていく。
7.当日のマッチアップと成績
5/26仙台のシティリーグも控えているので、誰が何を握っていたのかという情報は伏せます。
予選5回 4-1 6位通過
✖1戦目 ファイヤー&サンダー&フリーザーGX+レシラム&リザードンGX
後攻。1戦目からまさかの負け。手札が事故だったこともあるが、そもそも三鳥に対しては考察をしておらず完全に読み負けで、スカイレジェンドGXでたね切れで負け。ミュウの採用を考えた試合となった。
〇2戦目 レシラム&リザードンGX
じゃんけんには負けたが先攻をとることができ、初手カキからねがいのバトンでつないでつないで・・・不安要素もなく順当に勝利。レシリザに対する立ち回りとして、完璧だった。
〇3戦目 ラグラージ+メガニウム+ニドクイン
先攻。お相手初手サポートを打てず。どうにか立てれたラグラージもグズマで狩り、あとはチコリータとミズゴロウをばくねつスタンプで狩り尽くしゲームエンド。ニドクインをたてられていた場合、HPが160なためヒードランGXでは打点が足りず、苦戦を強いられていたかもしれない。
〇4戦目 レシラム&リザードンGX
先攻後攻がうろ覚えだが、手札があまり回らずかなりの苦戦を強いられる。バトンを貼れずに3エネついたヒードランGXを吹き飛ばされ、盤面にはアーゴヨンとテテフのみ、だがビーストリングを2枚打ってアーゴヨンに4エネををつけ、最後はバクガメスのばくふんしゃで勝利。ビーストリングをいれて本当によかったと思える試合だった。
〇5戦目 サーナイト&ニンフィアGX
先攻。後1お相手ムウマスタートでブルーの探索でベンチにサナニンフをならべるも、2枚採用のムウマージが1枚手札、1枚サイド落ちであり、闇の石では進化できず、入れ替え手段もないためサナニンフ手張りでターンを終える。ばくねつスタンプでムウマを落とし、手張りだけでターンが返ってきたので6エネヒートボンバーGX300点でお相手たねぎれで勝利。運も味方してくれた。
決勝トーナメント 準優勝
〇ベスト16 ルカメタレジギガスHAND
後攻。海外でも流行っているおなじみのHANDデッキ。お相手レジギガスが2体並んで、前のギガスにムキムキパッドを貼りダイゴでターンエンド。予選の段階で相手がレジギガスHANDであることを知っていたのでバクガメススタートで、ベベノムを並べエネをガメスに貼りつつやぶれかぶれ。2ターン目、お相手またもダイゴでターンを終えたため、すかさず再びやぶれかぶれ。後は相手の手札枚数を把握しつつ、セレモニーも有効活用しながらゆっくりサイドを取っていき勝利。ギガス→ルカメタ→ギガス→ギガスと倒していき、自分の山札も引き切りつつサイドも取り切って勝利。
〇ベスト8 ジラサンピカゼク
先攻。先攻が欲しくてほしくてたまらなく、熱いじゃんけんの末勝利し先攻を取る。この大会で最も熱くなった瞬間かもしれない。
お相手はこちらのデッキを見るや、ピカゼクを封印した立ち回りで、エレキパワーとハチマキで打点をあげたサンダーでヒードランGXを気絶させていく立ち回り。相手がピカゼクだと認識していたため、不用意に出したベベノムやマーシャドーもサンダーに狩られたが、コケコ◇などでエネルギーをつけたポケモンをグズマで呼び出しつつ、順当にサイドを取っていって勝利。あと1ターン遅ければカプ・サンダーGXで負けの盤面だった。接戦。
〇ベスト4 レシラム&リザードンGX
後攻。お相手テテフスタートで、溶接工でエネルギーをテテフにつけ、ベンチのレシリザに手張りでターンエンド。後1、グズマでベンチが狩られることはないと判断して、ベンチのヒードランGXにカキを打つ強気の立ち回り。テテフ→レシリザ→グズマでジラーチとサイドを取って勝利。
✖決勝戦 レシラム&リザードンGX
先攻。本日4回目のレシリザ。ヒードランスタート。先攻を取ったが、手札にミストレとハイボが1枚もなくマーシャドーとデデンネGXをにぎってスタート。1枚でも多く引いて初手カキしようとデデンネGXを使うも、ボールもサポートも一枚も引かず、ビーストリング2枚を握っているという状況。ヒードランGXに手張りとバトンを貼ってベンチにズガドーンでターンエンド。お相手ジラーチスタートで、後1ダブルブレイズは打ってこなくターンが返ってくるがトップは炎エネルギー、ドランに手張りでターンエンド。ビーストリングを使ってズガドーンに6エネを付けてレシリザを1体気絶させるもエネルギーが盤面に用意できなく、ズガドーンGX→デデンネGXと狩られ敗北。悔しいの一言。
8.想定したマッチアップとの相性・立ち回り
■レシラム&リザードンGX
先攻:有利 後攻:五分
相手の型にもよるが、基本はレシリザを2体倒すプラン。1体目のレシリザをヒードランGXで、2体目をズガドーンGXorバクガメスで倒すのがセオリー。
先攻:ベンチのGXポケモンにエネを付けられれば基本は負けないはず。
後攻:相手が初手カキをしてくるとグズマで狩られることも考慮しなければいけないので、バトン貼りとベベノムをならべる必要が出てくる。先2でGXを狩られて、後2ヒードランGXでレシリザを狩る。先3でGXを狩られて後3ズガドーンorバクガメスでレシリザを狩る。とうまくいけば勝てるが、レシリザにもいろいろな型があり、ブースターGXを絡めてくる型には弱い。
■ピカチュウ&ゼクロムGX
先攻:有利 後攻:微不利
タッグボルトGXでヒードランGXorカプ・テテフGX+カプ・テテフorデデンネGXと取られるとあっという間に負けてしまう。ピカゼクに6エネがつく状況を避け続けるゲームとなる。
先攻:ベンチのGXポケモンに手張りとカキ。とりあえずこれ。それだけで次ターンヒードランでピカゼクを倒せる。後1グズマ+フルドライブは考えるのはやめよう。されたらたぶん勝てない。
後攻:かなりキツイです。タッグボルトで2枚抜きされる恐れがあるため立ち回りにはかなり注意しなければならない。ヒードランGXとマーシャドーGXでタッグチームも2枚とって勝利が目指すプラン。最近構築に多いライチュウ&アローラライチュウGXも、マーシャドーGXでばくねつスタンプを打てばちょうど落ちる計算。
■ジラーチサンダー
先攻:有利 後攻:有利
かなり有利なマッチアップだと思っている。ベベノムやマーシャドーをあまりベンチに並べないようにし、ヒードランGXでばくねつスタンプを打っていればいいだけ。カプ・サンダーGXが怖いので盤面にエネルギーを蓄えず、3エネばくねつスタンプでバトンをつけておけばいい。
■レジギガスHAND
先攻:有利 後攻:有利
こちらも基本的には有利マッチ。ヒードランGXが盤面に並んでしまうと縛られてきつくなるためなるべく並べないようにする(スタートしてしまったらしょうがない)。バクガメスで殴り続け、エネをアーゴヨンと結晶で回収しつつ、溶接工を大事に扱えば負けることはない。プルメリもスカル団もほとんど刺さらないため、マーシャドー2体を綺麗に使えればサイドを取り切れるはず。
※エンニュートHANDなどほかのHANDデッキについても、ばくねつスタンプで毎ターン殴り続け、やぶれかぶれを要所でつかえば勝てるはず。
■ウルトラネクロズマ
先攻:有利 後攻:五分
先攻の場合、滅亡さえケアすればまず負けることはない。
後攻:最速で殴りに行きたい。ドランでもズガでもバクガメスでもいいので後1で相手のジラーチやマーイーカを狩りサイドレースで優位に立つ必要がある。相手もウルネクでヒードランGXをワンパンするためには、鋼+超3もしくは鋼+超2+ハチマキやギラティナのやぶれたとびらを絡める必要があるため、不必要な場面でベンチにヒードランGXを並べないように立ち回ればいい。
■サーナイト&ニンフィアGX
先攻:有利 後攻:有利
基本的には有利対面。ただしちょっとしたプレミから捲られるので注意が必要。プランはサナニンフを2体を取ってサイドを取り切るプランだが、ムウマージを絡めてリセットスタンプで手札を1枚2枚にしてくる動きをされるとキツイ場合がある。また、ブルーの探索型などは能動的にフィールドブロアーを引っ張ってくることもできる上にカウンターキャッチャーなどで後ろのポケモンを縛る動きもできるため、アーゴヨンをしっかりとたて、ヒードランGXには3エネ以上ついた状態を維持することが望ましい。リセットスタンプをケアするためにも、1体目のサナニンフを気絶させる際に、2体目のアタッカーをしっかり準備しておかなければならない。
■ゾロアークGX軸
先攻:有利 後攻:微有利
マーシャドーGXが構築に入っている関係上そこまできつくない相手。ヒートボンバーGXでGX1体、マーシャドーGXでゾロアークGX一体、ズガドーンGXorバクガメスでGX1体がプラン。非GXを絡められた場合はヒードランGXで殴っていけばいい。先攻を取られた場合、最速でアローラベトベトンを立てられるバーニングロードが使えなくなり厄介なので、ヒードランGXにカキを打っておく。
■水バレット
先攻:ムリ 後攻:ムリ
フリーザーにハチマキつけて殴られているだけでゲームが終わる。圧倒的ムリ。バクガメスでケルディオを倒せるがそんなことはお構いなし。ムリなものはムリ。といったものの、構築をバクガメスに寄せて、あくのいましめフーパを採用すると善戦できるようになる。今回は切ったが流行るようであれば構築を変えるべき。
■パンプジン
先攻:五分 後攻:微不利
デッキの性質上、青天井非GXには弱いため、パンプジンはきつい相手。相手のドローソースとなるゼブライカやヤレユータンをしっかりグズマで狩りつつ、パンプキンボムの直後にやぶれかぶれでグッズを手札から流すことに全力をかける。こちらもバクガメスやフーパで対策可能と思われる。
※なお、すべてのデッキ・型に対して実際に対戦して調整したわけではないため、一部憶測も含まれます。
9.最後に
シティリーグで結果を残したデッキと前日まで練習を何度もし、対応できるデッキが増えるよう構築しましたが、レシリザに対しての最適解は得られず、「もうレシリザで大会出た方がいいんじゃないか?」とチームのしょーへーさんと話していました。
それでも自分の信じたデッキで出ようと決心した結果、準優勝することができました。レシリザ相手に決勝で負けてしまいましたが、カードの回りや立ち回り次第では勝機がなかったわけでもなく、準優勝という結果にも満足しています。
謝辞
シフト制の職業が故に、平日の昼間しか練習できない中、何度も練習に付き合ってくれたチームメイトのしょーへーさん、ありがとうございます。そしてベスト4おめでとうございます!準優勝者らしい記事は書けたでしょうか?(笑)
運営のH2さん、Acuteさん、けんとお兄さん役のやまめさん。お疲れさまでした。今後もうんざり会には顔を出し続けるのでよろしくお願いします。おいしいコーヒー期待してます!
なにか面白い画像でもないかなと探していたら、劣悪な最低の国家試験会場の写真が出てきたので適当にペタリ。隣の人が消しゴムを使うと地震が起きる過酷な国家試験会場でしたが、それ以上にポケモンカードの勉強の方が奥が深く難しいと思います。環境を知り対策を練ることが勝利への道。6月はミラクルツインの発売直後のJCS、どんなデッキが出てくるのか予想を立てながら練習しJCSに臨みたいと思います。ながながと書きましたが対戦していただいた皆さん本当にありがとうございました。福島のポケモンカードが末永く続いていきますように…。