複文
短文と複文
短文:述語が1つ
関東地方に大きな台風が来た。
私は映画が好きです。
複文:述語が複数
頭が痛いので、今日は休みます。
風が吹き、雨が降る。(重文※節が独立している)
忙しいですから、テレビを見ません。
これは女の人が読む 雑誌です。
複文を構成する説
a 主節
b 並列節
c 従属節
①連体修飾節 内の関係
外の関係(内容節、補充節)
②副詞節
③補足節
a 主節
文の中で中心となる節
b 並列節
主節に対し、独立度が高い節
テ形、連用形、~が、~たり、~し、
風が吹いて、雨が降る。(テ形)
彼は感じがよく、仕事も丁寧だった。(連用形)
昨日はゲームをしたり、本を読んだりしていた。(~たり)
彼女は歌もうまいし、演技も繊細だ。(~し)
登るのは簡単だが、降りるのは大変だ。(~が)
c 従属節 ①連体修飾節
名詞を修飾する
内の関係
修飾語と被修飾名詞の間に格関係が成り立つ
これは、女の人が読む雑誌です
→女の人が雑誌を読む
ミラーさんは、傘を持っている人です
→人が傘を持っている
母がよく作る料理は、カレーです
→母が料理をよく作る
彼が持っているパソコンは、新しいです。
→彼はパソコンを持っている
私は、パソコンを入れるカバンを買いました。
→パソコンをカバンに入れる
私は、本を読む人が好きです。
→本を人が読む
私はテレビを見る時間があまりありません。
→時間にテレビを見る
外の関係
修飾節と被修飾名詞の間に格関係が成り立たない
さんまを焼いているにおいがする
彼女が結婚した事実を知らない
巨人が襲ってくる話を読んだ
↶(女の人が雑誌を読む)内に入れられる
女の人が読む雑誌です。
↶入れられない=外
さんまを焼いているにおいがする。
外の関係ー内容節
修飾節が被修飾名詞を説明している
さんまを焼いている(という)においがする。
彼女が結婚した(という)事実を知らない。
巨人が襲ってくる(という)話を読んだ。
外の関係ー補充節
関係節の底が省略されている
補足語
上、下、左、右、前、後、当日、翌日、原因、結果、、、
よく考えた(後に出した)結果、今回は辞退することにした。
私が暮らしている(場所の)下に、地下鉄が通っている。
手術をした(日の)翌日に、熱が出た。
c 従属節 ②副詞節
接続助詞などにつながり、全体で副詞のような役割をする
ため、から、と、なら、が、のに、けれど、にもかかわらず、、、
条件節、原因・理由節、時間節、目的節、様態節など
原因・理由「ので/から」
頭が痛いので、今日は休みます。(客観的、丁寧、説明)
頭が痛いから、今日は休みます。(主観的)
「から」は、からだ、からだろう、かららしい、からこそ、など変化する
条件「たら」
みん日25課
【事の推移】
駅に着いたら、電車が止まっていた。(主節が過去の時は発見が多い)
春になったら、花が咲く。
まっすぐいったら、駅に着く
【仮定、未決定の条件】(主節は依頼、命令、意思)
万一宝くじに当たったら、何をしますか。
もし宝くじに当たったら、土地を買いたい。
条件「ば」
みん日35課
論理的帰結、因果関係、必然性の高いもの
前件⇒後件
Aが正解であれば、Bも正解である。(論理的帰結)
もしあと1点高ければ、合格したのに。(反実仮想)
知れば知るほど、好きになる。(慣用句)
もし宝くじに当たれば、車を買いたい。(依頼、命令、意思)
条件「と」
みん日23課
現実性、必然性の高いもの
前件⇒後件(従属節⇒主節)
窓を開けると、雪が積もっていた。(発見)
春が来ると花が咲く。
ボタンを押すと、ジュースが出る。
条件「なら」
みん日35課
前件を前提とした話者の判断や意思など
前件⇔後件
彼が行くなら、私も行く。
ハワイへ行くなら、パスポートが必要です。(前件←後件)
ハワイへ行くなら、お土産を買ってきてね。(前件→後件)
c 従属節 ③補足節
こと、の、ところ、ということ、ほう、などがついて名詞化し、
格助詞がついて補足語と同様の働きをする
彼がタバコを吸っているのを見てしまった。
彼が合格したことを早く知らせてあげなければ…
早く食べたほうがいいですよ。
私が生まれたところは~