カルシファーの火気厳禁ピクト
藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってから、キャラクターでピクトを作りたいという思いがあった。
ピクトグラムがドラえもんやのび太くん、オバQなどに化けていて、藤子・F・不二雄の世界観が保たれていることに感動したからだ。
建物のコンセプトに合ったピクトグラムに遭遇したのは(意識して見たのは)、そこが初めてだったように思う。
「カルシファーでピクトグラムを作ったら可愛いのでは…?絶対可愛い!」
突然頭に浮かんできた。
ハウルで出てくるあのシーンを真似てみよう。
薪から落ちそうになっているカルシファーにしよう。
「消えちゃうよ、薪をくれなきゃ死んじゃうよ〜」って言わせよう。
じゃあ、禁止マークは、木の素材にしよう。
それも、茶色い木じゃなくて、火に照らされているような赤っぽい気にしよう。
そうだそうだ、火の粉も描かなきゃな。焦っている感じが出て、面白い。
頭に浮かんでから1時間くらいで作り上げた。22時くらいだったかなあ。
輪郭と足を描くのに苦労した。
あのなんとも言えない可愛いフォルムを再現するのに時間がかかったのだ。
木から落ちそうなカルシファーの焦っている表情は、なんだか面白い。
「長年貼り続けられて、はがれかけているポスターに書いてあるピクト」
にぴったりの表情じゃないか。と、思った。
「はがれちゃうよ、貼り直してくれなきゃ落ちちゃうよ〜」
そんな声が聞こえてくるように、古めの紙の加工を施した。
その雰囲気を壊さないように、フォントも選んだ。
いつか、何かのキャラクターのテーマパークや記念館で使用されるピクトを制作できたらな、と思う日々です。
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