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相談についての相談

 こんにちは、越智翔です。

 このテキストが公開されるのは年明けですが、これを書いているのは実は十一月上旬だったりします。読まれている頃、私がどうなっているかは、まったく予想がつきません。
 仕方がありません。年明けに私がどういう状況に置かれているかわからない以上、原稿を落としたくなければ、先回りして書くだけ書いておかなくてはいけないのです。せっかく無職でいるのだから、その間に少しでも苦労を先取りしておかなくては。
 このテキストについては、本音でいうと、もっと早く出したかったのですが……というのも、私からの相談も含まれているからです。

 では、ここから本編です。 今回のお題は「相談についての相談」です!


幸せな人生を生きるために

 年末年始の記事において述べたように、幸せに生きるためには、適切な基本方針の設定が必要になる。

 少し考えればわかると思うが、あなたにとっての幸福と、他者にとってのそれは大きく異なる可能性がある。
 例えば、あなたが根っからの怠け者で、とにかく毎日仕事や勉強に追われず、ダラダラと自室で漫画を読んだりゲームしたりして過ごせればいいという人だったら、収入を増やすことの優先順位は、ある程度のところで上がらなくなる。仮に、そんなあなたに対して、年収一億の激務を与えたとしたら、喜んでもらえるだろうか? 最初の一年くらいはニートになる準備ということで割り切って頑張れるだろうが、それを十年続けたいかといわれたら、きっと答えはノーだろう。
 しかし、人にとっては、ビジネスが好きで仕方がなくて、どんなに激務でも喜んで食らいついていく、ということもある。この手の人にニートの生活を提供したら、きっと頭に十円ハゲができてしまうだろう。

 よって、私達は自分自身のホームポジションに立ち返り、何をもって自分の幸福とするかを見つめ直す必要がある。その上で、多少の妥協を織り込みつつも、どこまでの負担やリスクなら受け入れられるかを考慮して、基本方針を設定するべきなのだ。
 ただ、この基本方針を飾りにしないためには、注意深くなる必要がある。

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