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#21アラサーの豪ワーホリ!日本語教師アシスタント編part1

日本語教師のアシスタントとしてオーバリーという町に来た。

今日は、日本とオーストラリアの教育制度や方針の違いについて紹介しよう。赴任するにあたり、こういった違いを知っておかないと話にならないため、留学エージェントから宿題を出されたほどだ。私が派遣された学校は、5歳~18歳までという小中高一貫校だった。まず、年数の数え方について話をすると、日本では小学校から高校まで6年、3年、3年という区切りだが、オーストラリアの子どもたちは、5歳から幼稚園のような「キンダーガーデン」または「プリスクール」に通う(※1)。6歳からのYear1(日本でいう小学1年生)に向けて1年準備期間を設けているのだ。そして、小学校6年、中学校4年、高校2年という数え方だ。

授業についても、語学に力を入れていて「Languages Other Than English」略して「LOTE」という制度がある。母語である英語以外の言葉を身に着け、外交・経済の発展を目的の一つとしている。外国語を5歳から子どもたちが学び始めるのだ。話せるようになるかは別として、小さい頃から異文化に触れておくことは、オーストラリアのような多民族国家において「他の人との違いを受け入れ共存する」ことに繋がると思う。私の派遣された学校には日本語とフランス語があり、どちらかを選ばなければならない。日本にもこの制度があればと思った。

次に挙げるのが、休み時間についてだ。オーストラリアには「リセス」という時間があり、朝10時半ぐらいから20分ほどの休み時間がある。日本では学校にお菓子を持って行くことは禁止されているだろうが、オーストラリアでは学校側が持ってくるように推進しており、この時間にみんなお菓子を食べていた。家庭によってジャンクな袋菓子だったり、フルーツだったりと見ていておもしろかった。先生も生徒もオン・オフがうまい。

また、小学生の間は登下校は親が同伴する。これも日本との大きな違いだろう。防犯面での対策だろうが、働いている親御さんは大変だな、と思って見ていた。

その他、大きく違うのは大学入試のときで、日本では行きたい大学ごとに試験を受けるが、オーストラリアでは高校の2年間の成績と、州ごとに行われる統一卒業資格試験の点数で行ける大学が決まる。日本のように何度も受ける必要がないため効率的だ。

このように、相違点がたくさんあり書き切れない。オーストラリアの教育現場に入ってみて見えてくるものがたくさんあった。なんと言っても印象的だったのが、先生が生徒たちの個性を尊重し大切にしていることだった。日本の同調意識「出る杭は打たれる」とは大きく違う。

次回、#22アラサーの豪ワーホリ!日本語教師アシスタント編part2につづく

👇今日はこの曲🎶Frozen2見てない人はネタバレ注意⚡️

 (※1)0歳から教育を受けられるような施設もある。0歳から4歳までの教育はその家庭に委ねられており、5歳の1年間も義務教育ではない。教育制度は州によって違いがあるため、州をまたいで引っ越しや赴任をする家庭や先生たちは、制度を学び直さなければならない。

※写真は、ブリスベンにあるコアラが抱っこできる動物園🐨コアラのマーチ付いてる…日本から輸入してんのかな?

リゾバ生活.com
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