#32アラサーの豪ワーホリ!オーペア編part5
私がオーペアの家に着いた次の日から仕事が始まった。始めにサリーが業務内容と家族の1週間の動きを書いた紙をくれ、説明してくれた。それから契約内容を相互確認し、契約書にサインをした。
私がどうしても気になっていたことがあった。面接のとき私の他にカナダ人も応募していたが、なぜ私が採用されたのかということだ。カナダは英語圏だし、一緒に住むとなれば言葉に支障がない方が圧倒的に楽だと思ったからだ。するとサリーがこんなことを話してくれた。
「あなたの1つ前のドイツ人オーペアが全く仕事をしない人で、3カ月の契約期間だったが早めに切り上げて帰ってもらった。そのカナダ人がまた働かないような人だったらどうしようという不安があったし、彼女はオーストラリアに彼氏がいて3か月も地方に来るのを迷ってる節があった」
「私たち親も含め、子どもたちにいろんな文化を知って欲しくてオーペアは必ず外国人を採用している。今までヨーロッパの人ばかりだったので、初のアジア人はどうか?とマットと話し合った」と。ふむふむ、そういうことだったのか。私が初のアジア人オーペアになるとは!これはアジアに恥じぬよう、今後アジア人を積極的に採用しようと思ってもらえるよう頑張ろうと思った。
また、私は自分の英語力について不安があることも正直に話した。「またまだ勉強中で、伝わりにくかったり、分かりにくいことがあると思います。けど精一杯頑張ります」と。だが、サリーはキッパリと「全く問題ないよ!そのときはそのとき。いっぱい話そう!」と微笑んだ。
契約についての話が終わると、庭を案内してくれた。庭というより農場と言った方がしっくりくる。ブドウ、アプリコット、バラなどいろんなものが育てられている。また、ニワトリ6羽と大型犬1匹がいて、それらの世話も業務に含まれていた。子ども4人だけでも大変やのに、この子らもかい!と心の中で叫んだ。
だが、このニワトリがいたことでいいことがひとつだけあった。毎朝新鮮な卵を産むので、卵かけご飯が食べられたことだ🍚✨(※1)
次回、#33アラサーの豪ワーホリ!オーペア編part6につづく
👇今日はこの曲🎶West Side Story「America」
※1 スーパーの卵は鮮度が悪く、生では食べないとされている
※写真は、シドニーのハーバーブリッジ。無料で橋を渡れて、有料で上まで登れる
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