越知谷巡回交通試走ツアー

越知谷の高齢者が「自動車運転免許を返納しても安心して暮らせる」を考えるときに重要なインフラは当然のことながら使いやすい交通だと思います。
使いやすい交通で出かける「楽しいこと」があったり、気兼ねなく待合ができたりする場所が、使いやすい交通の発着拠点であればさらに利用しやすくなる。
そんなことを考えて、「こんな感じかなぁ」と思えるルートを試走してみました。
旧小学校から作畑新田まで。同じルート往復ではなく、往きは住宅が張り付く農道を走ってみました。復路は素早く県道を走りました。旧小学校から上越知へ上がり、越知の中心部を通り抜けて岩屋へ。住宅が張り付く農道を通りながら旧小学校へ戻ってきました。所要時間は約46分。
この動画は、早送りも使いそれを約7分に編集しています。
そのあとは、コミュニティバスを神姫グリーンバス㈱に運行委託する町役場の負担をほぼそのままにして、使いやすい交通に見直すための提案をしています。これはあくまで一提案、「生産年齢人口維持」を前提にマイカー同乗システムなども代替案として考えられると思います。人口減少と高齢化が急速に進む地域とそうでないところでは戦略が異なるので、まちづくりの方向性と地域交通は表裏一体とも言えます。

いずれにしても、この動画は、「暮らしを守る地域活動拠点と使いやすい交通への見直しを、地域のみなさんがセットで検討されて役場に必要な要望をされる」を近い将来の流れと想定して作成したものです。再度繰り返しますが、正解ではありません。地域で納得できる解を見つけていただくためのたたき台に過ぎないと考えています。
そんな思いで「一度つくってみよ」と考えつくった動画です。
全部で10分弱。資料部分は一時停止してゆっくりご覧いただければと存じます。
この地域にあった交通への見直しの一助になれば幸いです。

越知谷大楽交実行委員会 一宮大祐

【参考】
10月下旬の日曜日に越知で開催される「秋の収穫祭」などに絡めて、「こういうことか」と実感していただける試乗会を、今回の試走ルートを下地に検討し実施したいと考えています。
最後に、一般社団法人グローカル交流推進機構さんが連載されている公共交通トリセツの中から「100人の村で地域公共交通を考える」をお知らせします。移動困難なお年寄りと子供たちの移動をよりよくするときに考慮すべきことがとても分かりやすく書かれています。絵本も作られていますので、ご入用の方は同機構さんへお問い合わせください。
https://text.odekake.co.jp/primaly/100village/

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