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地域自治協議会について

越知谷ブロックでは、9月15日締め切られた住民アンケートを踏まえて地域づくり計画や交付金申請書を9月中に策定し役場に提出。それをもって令和5年春から地域自治協議会の活動を始められるようです。今年になってあわただしく聞こえるようになった「地域自治協議会」が動き始めるようです。

神河町役場の公表資料は多くはないですが、8月区長会の資料が一番詳しく手続き的なこともわかりやすいので、こちらに載せておこうと思います。
令和4年8月25日区長会資料(p32~41が該当)
kuchokaishiryo_08.pdf (town.kamikawa.hyogo.jp)
役場ホームページにおける住民自治協議会に関する記載
地域自治協議会 | 兵庫県神河町 (town.kamikawa.hyogo.jp)

従来の自治組織と地域自治協議会の違いなどを明らかにして、今日の行政課題をよりよく進めるための参画と協働をわかりやすく謳っている事例がいくつかありますので、以下に参考掲載しておきます。

トップランナーの島根県雲南市
リーフレットがわかりやすいです。
地域自主組織って何!? | 雲南市ホームページ (city.unnan.shimane.jp)

神奈川県逗子市
とても分かりやすいリーフレットが載っていてお薦めです。
地域づくり交付金の算定方法、役所職員の関わり方、活動が本格化するまでのステップ図などがわかりやすく明記されています。
役所の職員がチームになり地域担当職員として地域に入る。兵庫県下の加東市役所では4人程度のチームが地域に入られていたと記憶していますが、初期段階に欠かせないプロセスではないかと思います。
住民自治協議会(地域自治システムの推進) | 逗子市 (city.zushi.kanagawa.jp)

朝来市
こちらは住民自治協議会方式では県内トップランナー。
ホームページのトップの下の方にある住民自治協議会活動概要(リーフレットのような一枚もの)によると、市役所職員の役割が明記されています。
プレイヤーから「地域経営」のサポーターへ 「まちづくり計画の改定」などをおこなう場合に、市職 員は「データ収集・分析」や「補助金の紹介」、「申請書の 書き方」など地域経営のサポートをおこなっています。
活動拠点などに関する市の支援については「市が保有する施設を無償で貸与 」「 設備拡充・修繕などを助成」と明記されていてわかりやすいです。
各協議会の経理情報もHPに公開されているので、活動内容を検討するのにとても参考になります。きちんと見ていくと、いくのや与布土など過疎地の協議会では地域おこし協力隊への委託なども上手に行われていて、役場職員による知恵貸しがうまく機能していることが伺えます。
いまではすごい朝来市ですが、いくのに入られたヘリテージマネージャーによるまちづくり支援がきっかけで今の行政スタイルになっていったそうです。
地域自治協議会 | 朝来市 (city.asago.hyogo.jp)

西脇市
ハンドブックに示されている理念が明確です。
「なぜいま地域自治協議会なのか」をこれまでのやり方では難しいという見方をきちんと示して謳っておられます。
ハンドブック中にある黒田庄の事例をみると、公共交通機関等の利用ができない高齢者や障害者の生活支援や外出支援として運行している福祉送迎車で、こども見守り隊を行うなど、地域自治協議会に移行したことで非効率に行われてきた縦割り行政も克服できることを伺い知ることができます。
地域自治協議会について/西脇市 (nishiwaki.lg.jp)

佐用町
佐用町では「生涯学習」を基礎にして、小学校・幼稚園、あるいは閉校舎を活動拠点に地域ごとで取組が展開されているようです。
閉校舎に企業やスタートアップ(起業者)を誘致した場合も、地域の人たちのとの関りがあるようです。協議会に関わる複数の知人から聴いても、それぞれに違いがあり面白い状況です。
「協働のまちづくり」と「地域づくり協議会」|手続き・申請・業務|佐用町 公式ホームページ|絆できらめく ひと・まち・自然 未来へつなぐ 共生の郷 佐用 (sayo.lg.jp)

さいごに豊田市の仕組みと、越知谷と同じような場所、大畑区ぐらいな場所にある閉校舎を使って、元地域おこし協力隊の戸田さんと地域の方々が楽しい場「つくラッセル」を創っておられますので、そのHPを載せておきます。
3年ほど前につくラッセルに伺った際の戸田さんのお話では、移住者が増えたことで閉校時の児童数(確か24)を上回っていると苦笑しておられました。子育て環境に地域が関わることの重要性を知る機会になりました。
地域自治システム(地域会議・地域課題解決事業・わくわく事業)|豊田市 (city.toyota.aichi.jp)
つくラッセル | 起点をつくりだす みんなのやりたいを叶える 廃校小学校リノベーション物語 (tukurassell.life)

ということで、近くの自治体の事例も含めて参考情報を掲載してみました。
参考にしていただければ幸いです。

冒頭に使った写真は、旧越知谷小学校図工室で令和4年7月30日に実施したオッタニ・サイエンスキッズセミナーでの草木染ワークショップの様子です。

越知谷大楽交実行委員会 一宮大祐

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