白の世界
東京へ行く機会があれば、絶対また行きたいな。そう思う場所が3つある。
そのひとつが銀座ウエスト。
私が無知なだけかもしれないが、他にはあまり見かけない、喫茶室。
喫茶店とも違う、カフェでもない、真っ白な世界が広がる異空間。
大きい声でお喋りすることも、スマホを触り続けることも、なんとなく後ろめたく感じてしまうような、背筋のピシッとする、特別な場所。
何だか、意外に暖かかった東京。
ボアコートなんか着て来てしまって、あちいぜ。
コーヒーとケーキのセットにしようか。
でもなんだか甘いものを食べられるような気がしない。
そんな時、あっ!と思い出した、前にインスタで見かけた白いクリームソーダ。
あれを飲んでみよう、気になるじゃない。
メニューをパラっと開くと、クリームソーダが千円超え!?
しかし、旅行は金銭感覚がバカになるので、躊躇なくオーダーする。
ほどなく運ばれてきたクリームソーダがこちら。
しゅわしゅわで、見事なまでに真っ白。
そこにシロップが添えられている。
そう、まさかの甘くないクリームソーダなのだ。
まずは、アイスクリームから。
そして、シロップを入れずにソーダを飲んでみる。
あぁ、意外とそんなに甘くなくても良いかもしれない。
ソーダに触れてる部分のアイスの表面がパリッとなるのがクリームソーダの魅力のひとつですが、その部分になかなかスプーンが通らず、力の入れ過ぎで勢い余ってグラス倒したらどうしようなんておそるおそる食べ進める。
ちょっと甘くしてみよーかなーなんてシロップを足すんだけど、あの激甘なものしか知らないので、ちょっと足しても甘くないような気がする。
でも、ほのかに甘いソーダが新鮮でいい。
当たり前に決まっているものも、そこがベストとは限らないのかもなあ。
結局シロップはあまり使わず飲み干した。
大抵のクリームソーダはオェーと思うくらいの量があって、途中からもう飲めないなと思い始めたりする炭酸が少し苦手な私にとって、絶妙に適度な量と甘さだった。
お腹もタプタプせず、ゲップが出ることもなく、爽快な気分で外へ出てお土産を買う。
今回はお目当てがあって、限定のウインター缶というものなんですが、このデザインがとにかくかわいい。
これまたなかなかのお値段ですが即決。
まだ包装された状態ですので、開封時の興奮はまたnoteに書くかもしれません。
勿体無さすぎて、しばらくはかわいい包装紙を眺めながら、銀座に思いをはせることになりそうです。
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