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GMMA手法 ぐんまちゃん

はじめに

ぐんまちゃんというのは、GMMAを使う独自のトレード手法である。
これまでにも何度か触れている。

初心者にFXで勝つ近道を教えよう~第2講~
GMMAを帯で表示【MT4】

3~15の6本のEMA、いわゆる短期線の束は使わない。
30~60の6本のEMA(いわゆる長期線)とそれを4倍して
120~240の6本のEMAを用いる。実際には帯状で表示する。
つまり、30 EMAと60 EMAの間を塗りつぶしたもの
120 EMAと240 EMAの間を塗りつぶしたもの
これら2本の帯(リボン、たすき、雲)を使ってトレードする。

用意するもの

1⃣ MA_ribbon_filled
2⃣ dynamic-cycle-explorer-indicator
3⃣ WyattsPivots
これらはいずれもネットで無料で入手できる。

4⃣ Heiken Ashi 平均足
5⃣ Stochastic Oscillator ストキャス
この2つはMT4に標準搭載されている。

設定方法

1⃣ MA_ribbon_filled 1本目

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1⃣ MA_ribbon_filled 2本目

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色と線の太さは各自お好みで。
線を細くすると網掛けになる。太くすると塗りつぶす。
30-60 EMAをG1と呼ぶことに決めよう。
120-240 EMAはG2と呼ぶ。

2⃣ dynamic-cycle-explorer-indicator
4⃣ Heiken Ashi
この2つはデフォルトでよい。

3⃣ WyattsPivots に関しては以下の2箇所を変更する。

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5⃣ Stochastic Oscillator

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5-3-3 または 5-3-2 の設定値は、5分足や15分足トレードに適している。
1時間足や4時間足では、13-3-3 を
日足でトレードをするのであれば、21-3-3 を使うのがよいだろう。
色と線の太さはお好みで。

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時間軸と通貨ペア

時間的・精神的にチャートに張り付いていられる人は
5分足、15分足で。

時間的・精神的にチャートに張り付けない人は
1時間足や4時間足で。

日足や週足にも使えるが、1日に1度日足を確認して売買判断するなら
なにか日足トレードに特化した手法を採用するほうが効率がよかろう。

通貨ペアの縛りはない。FXだけではなく、CFDや仮想通貨でも機能する。

厳守すべきルール

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画像のように、G1とG2に傾きがなくほぼ水平で
G1とG2が重なり合っている状態の時は決してトレードしない。
これを守れない者、守れる気がしない者、守るつもりがない者は
これより先を読み進んではならない。即座にお立ち去りいただきたい。

1. 押し目買い・戻り売り

上昇トレンド中に押し目を買い
下降トレンド中の戻り売りでトレードする。

G1とG2がともに右肩上がりで、なおかつ2本の間に隙間があるとき
上昇トレンドであると判断する。

G1とG2がともに右肩下がりで、なおかつ2本の間に隙間があるとき
下降トレンドであると判断する。

トレードする通貨ペアや銘柄を選別する際には
30、60、120、240、4本のEMAが
パーフェクトオーダー(PO)状態のものを探せばよい。

上昇トレンド中に次の条件を確認したら押し目買いエントリー

① 上昇トレンド中の平均足の色が陰線に変わる
② G1がサポートとなって下げ止まる
③ 平均足の色が陽線に転じる
④ ストキャスが下辺から折り返して上向きに転じる
⑤ dynamic-cycle-explorer-indicatorがストキャスと同じ方向

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下降トレンド中に次の条件を確認したら戻り売りエントリー

① 下降トレンド中の平均足の色が陽線に変わる
② G1がレジスタンスとなって上げ止まる
③ 平均足の色が陰線に転じる
④ ストキャスが上辺から折り返して下向きに転じる
⑤ dynamic-cycle-explorer-indicatorがストキャスと同じ方向

損切りは、直近安値/高値から少し離した位置に置く。
利確には、ピボットを活用するのが最も効率的だが
他に平均足の色変わりやストキャスの反転などで利確してもよい。

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dynamic-cycle-explorer-indicatorというのは
おそらく馴染みが薄いインジケーターであろう。
基本的なロジックは有名どころのMACDに類似している。
ぐんまちゃんでは、ストキャスと同じ向きであることを重視する。
上下2本のバンドから外へはみ出して、そこから反転してくるときは
特に優位性のあるシグナルだと判断する。
なお、他の人のブログだが以下の記事がいくらか参考になるかもしれない。

dynamic-cycle-explorer-indicatorはトレンド転換を狙える高性能逆張りインジケーター

2. トレンド転換の初動を狙う

① ダウントレンドがしばらく継続したのちに、G1が先細って
  G2に近づき始める。
② G1がクロスする。
③ 平均足が上昇して、実体でG2を上に抜ける。
④ G2を上抜けた平均足が一旦戻す。
⑤ 一旦戻した平均足がG1やG2で下げ止まって再度上昇に転じる。
  (平均足の色が下落から上昇に転じる)
⑥ ストキャスが下辺から上げてくる。
⑦ dynamic-cycle-explorer-indicatorはストキャスと同じ方向

以上が確認できたら、買いを仕掛ける。

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ショート戦略は上記の逆の要領で行う。

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損切りは、押し目買い・戻り売りの場合と同じ要領で行う。
利確については、上記の方法に加えてトレーリングストップを
活用してできるだけ利を伸ばすことを推奨する。

やがてG2もクロスし、G1とG2がパーフェクトオーダー状態になれば
本格トレンド入りと判断する。そしてトレンドが継続するあいだは
1の押し目買い・戻り売りで繰り返しエントリーすればよい。
やがてついにトレンドが一段落して、終焉の兆しが確認できたなら
2の戦略でトレンド転換の初動でエントリーするするということである。

3. トレンド中の逆張り

トレンドは波打ちながら継続する。押しや戻りを形成する。
ぐんまちゃんではその押したところ・戻したところで仕掛ける。
別の見方をするなら、上昇トレンド中に押しを作るために下げるし
下降トレンド中に戻りを作りに上がる局面が必ずあるということだ。
そこを仕掛けようというのがここで解説する逆張り戦略である。
大局的なトレンドに逆らう応用手法という位置づけである。

① 価格がG1から明らかに乖離している。
② ピボットのラインで上げ止まり反転。
③ ストキャスが上辺から下方向に向きを変える。
  80を越えていることが望ましい。
④ dynamic-cycle-explorer-indicatorがストキャスと同じ方向。
  バンドの外にはみ出してからの反転であればなおよい。

損切りは、上げ止まって反転したピボットの少し上に置く。
利確は欲張らぬが得策。G1の上辺またはG1の下辺を目安に。

以上が上昇トレンド中に逆張りでショートする手順である。
下落トレンド中の逆張りロングはこれの逆の要領で行う。

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補足 平均足について

平均足はトレード判断を容易にしてくれるが
いかんせん価格そのものではない。ローソク足そのものを見たいとか
ローソク足の形状やプライスアクションを根拠に加えたいという場合は
ローソク足を通常通り表示して、方向性の判断のためにHeiken_Ashi_Smoothed
というインジケーターを平均足の代替とする。

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