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レビヤタンシステム 秘訣14 TTM Squeeze
Leviathan AOは、TTM Squeezeを装備しているのであった。
AOのゼロライン上にある4色のドットがそれである。
TTM Squeezeのことで質問受けたので、回答に代えてこの記事を書く。
緑色
拡張(収束なし、ボラティリティ拡大)
黒色
収束中(ボラティリティやや減少)
赤色
収束中(ボラティリティ減少)
オレンジ色
収束(拡張なし、ボラティリティなし)
注意すべきは、緑色が買い、赤色が売りではないということだ。この点がちと紛らわしい。緑色はトレードしていい局面であり、赤色はその反対で決してトレードしてはならない。
信号機を思い浮かべるといい。
赤は止まれ。緑は進め。
だが、オレンジ色(黄色)は、注意ではない。
ボラティリティが最小の状態を示す。
黒色がむしろ信号機の黄色に相当する。
ドットが黒色になったら、そろそろ緑になると考える。
緑以外の色のドットがしばらく続いた後に、緑色のドットが点灯したらエントリーである。
トレード対象となる銘柄のボラティリティによっては、黒と緑をトレードOK、オレンジと赤をトレードNGとするのでもよいだろう。
ロングかショートかは、AOの色と方向で判断する。
![](https://assets.st-note.com/img/1701916095860-pi1EnpR6Wy.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1701916101865-dzla2gyOaj.png?width=1200)
TTM Squeezeが示すのは、勝ちやすいエントリーチャンスの到来である。エントリーすべき方向(ロングかショートか)やエントリーのタイミングなどについては、AO、ワニ、フラクタルブレイクによって判断する。
![](https://assets.st-note.com/img/1701923520001-saXNUBn79j.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1701924200604-tEe7GFlIFw.png?width=1200)
TTM SqueezeのドットとAOの方向性を見やすくするために、AOのヒストグラムをラインに変更するものいいだろう。
![](https://assets.st-note.com/img/1701923697984-O9GP61EKnm.png?width=1200)
TTM Squeezeは、John Carterが開発したインジケーターだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1701913953717-PQuyovtL1X.png?width=1200)
現在は Simpler Trading を運営しているが、かつては Trade The Market というサイトであった。TTM はこれに由来する。
TTM Squeezeは、拍子抜けするほど単純だ。ボリンジャーバンドがケルトナーチャネルの内側を推移するときを「収束」と規定する。ただそれだけのことである。だがこの発想は”コロンブスの卵”並の気付きと言っていい。
オレンジ色のドット
ボリンジャーバンドの±2σの一方または両方が
ケルトナーチャネルの1.0 ATRの内側にあるとき
赤色のドット
ボリンジャーバンドの±2σの一方または両方が
ケルトナーチャネルの1.5 ATRの内側にあるとき
黒色のドット
ボリンジャーバンドの±2σの一方または両方が
ケルトナーチャネルの2.0 ATRの内側にあるとき
緑色のドット
ボリンジャーバンドの±2σの一方または両方が
ケルトナーチャネルの2.0 ATRの外側にあるとき
ちなみに、この仕組みを知ってしまえば、TradingView標準のスクリーナーで、「収束」中の銘柄を絞り込むことが容易にできるだろう。そのときAOの状態をフィルターにするといい。
以下、TTM SqueezeともJohn Carterとも関係はないが、出来高プロファイルを用いるオリジナルの方法を記しておく。
TTM Squeezeが、オレンジ、赤、黒の範囲に「固定期間出来高プロファイル」を適応して、POCのブレイクやPOCへのリタッチをエントリー判断に加味するという方法である。
![](https://assets.st-note.com/img/1701922670773-KkhHIiSGGm.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1701922677333-NX3x9O5aT0.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1701922683273-52j9mUuMKu.png)
収束範囲(Contraction)に出来高プロファイルを適応することについては、以下に詳説してある。
TTM Squeeze
— 落ち穂 (@U6H8sxoAx2Z7bY5) December 7, 2023
開発者John Carter本人の解説 pic.twitter.com/uitDptBOad