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Laura Day Romance ワンマンライブレポ

Laura Day Romance ライブレポ(2024/2/12)@大阪シャングリラ

ライブレポートなんて初めてなのですが、自分のドハマリしているバンドのワンマンツアーに参加できた感動を、日記以外のどこかに書きとどめておきたいと思ったので書き残します。

背景

ライブの話する前にすこしだけ自分がハマるまでの話を書かせてください。ちょうど1年くらい前の2023年2月頃、ビートルズ、星野源や空気公団、Homecomingsなど聞いていたのですが、そこでApple Musicが突如オススメしてきたのが「夜のジェットコースター」。

聞いた瞬間から「お、良いバンドあるやん」と感じ、sad number聴いて、気がついたらLaura day romanceにハマっていました。毎月、僕はプレイリストを月ごとに作っているのですが、2月以降のほぼ全てのプレイリストにこのバンドの曲が入ってます。ブログ書くときも試験勉強するときも通勤するときも、2023年はずーっとお世話になったバンドでした。こんなに一つのバンドを聞き続けたのはチャットモンチー以来かもしれないです。

そんで、Vocalの井上花月さんがやってるPodcast(Call If You Need Me)も聞き始め、2023年秋にできたファンクラブにも入りました。そこでFC先行のワンマン追加公演のチケットが取れた(しかも整理番号一桁という奇跡)ので、2月12日の大阪シャングリラの最前列で見させていただきました。

前置きが長くなってしまいましたが、ここからは、ライブに今後行きたい/行く予定の人に向けて情報を残しておきますね。

ライブ会場の雰囲気と聴いた場所

大阪ワンマンはSOLD OUTで300人くらい来ていました。
スタンディングのチケットで立つ位置は皆さん悩むと思うのですが、僕はギターが好きなのと、少し斜めからみるとメンバーが同じ角度から見れるという理由で、ギターの迅くんの前らへんで聞きました。結果は最高に良い場所でした。
一般的にフェスなどで最前列というと押しつぶされたりするイメージがありますが、Laura Day Romanceの曲調から分かる通り、ヘドバンとかモッシュとかするような客層でもなく、みんな穏やかな感じで。東京では途中で体調不良のお客さんが出たようですが、大阪は最前列でも全然しんどくなかったです。

ライブの感想


全てのセトリまでは覚えていないので、一部の印象的だった曲をご紹介します。

イントロ:we are who we are 

今回のツアータイトルの短い曲が導入として流れました。ハモリがきれいでした。音源はないけど、音源化してほしいレベル。

brighter brighter

最新の両面シングル2曲のうちの1曲。
ぶっちゃけもう一個のyoung lifeの方が好みでよく聞いていたが、brighter のライブでの映え方すごかった。一曲の中でのダイナミクスがすごくて、後半での盛り上がりで感動した。。特にベースの方が、一音一音に気持ちをこめて弾いている表情が最高だった。一気にLaura Day Romanceの世界に引き込まれ、「ああ、やっとライブ来れたんだな。1年間、業務や試験が大変だったけど、コレのために全て乗り越えたんだ・・・」と、感無量だった。
ちなみに、迅くんはこの曲を作るインスピレーションを受けたのは「森・道・市場」でライブをしているときだったみたい。

sweet vertigo

ゲスの極み乙女。の川谷絵音が絶賛したという1曲。原曲は聞けば聞くほどハマるタイプの名曲で。特に歌詞がすごくよい。

甘い目眩を求めている
街にはエコーチェンバーブルース
古いフィルムが降らしたみたいな雨に濡れて
乾いた喉をそれで潤して 次の歌を 次の歌を

Sweet Vertigoより

仕事上、エコーをよく使うのだが、「エコーチェンバーブルース」っていう言葉を編み出したの本当にすごすぎると思っていて。元ネタがあるなら教えてくださいm(_ _)m ライブアレンジでは、ギターのワウがかっこよかった。

fever

ファンクラブ会員向けのラジオで、過去のフェスでギターのチューニング合わなくて本番何回もやり直したって話していた曲。笑 今回も、イントロの入りで迅くんが間違えていたのか、照れ笑いみたいな感じしてたけど、聴いてる側からしたら全然気にならなかった。Oasisっぽくてかっこいい曲でした。曲とあんま関係ないけど、いそやんのドラムセットの中にりんごの皮むいたみたいなシンバルあってかっこよかったです。(アレ、他のバンドでも見たことあるんだけど最近流行りなのかな。)

潮風の人

個人的に、ライブで生で聞けて一番よかった曲。
ゆったりとしたきれいなメロディーの曲で、原曲も好きだけど、ギターソロがライブはアレンジされていて入りが結構高音から入っており、めちゃくちゃかっこよかった。あの王道ではないけれど癖になる、おいしいフレーズ。曲全体としても、音の強弱のある曲なので、brighterと同じく、原曲よりもライブでさらにかっこよくなっていた。
あと、この曲聞いてて思ったのは、このバンドはリズム隊がやっぱしっかりしてるから全然飽きずに聴けるんだろうなと思った。いそやん(Dr.)はもともと井上さんや迅くんとは違う、ファンク系のサークルに入っていたらしいが、独特なグルーブはそれから来てるのかもしれない。

tender ice cream

夏っぽい気だるさとさわやかさがある曲。潮風の人と同様、夏のEPに入っている曲です。ライブでも、井上さんのサビの手を動かしながら歌う歌い方がPVのまんまで感動した。(同じ人だから当たり前ですが…)

worring things

1stのアルバムの中から大阪でのライブで特別演奏してくれた隠れた名曲。イントロで迅くんがチューニングがあっていないっていう理由で入り直しになっていたんだけど笑、その入り直しになるときのチューニングの最中に迅くんが東京ではやっていない曲ですって言ってくれて、聞けてラッキー!って感じがした)。過去にインタビューで語られていたが、僕の大好きなBeatlesのオマージュがちょこちょこと入っている(間奏がRubber soulに入っているI’m looking through you、アウトロがWhite albumに入っているMother nature’s son)。1stの中で1-2番を争うくらい好きな曲だったので、ライブで聞けて良かった!

winona rider〜waltz

Youtubeにもライブ音源が上がっている2ndアルバムからのメドレー。ギタリスト的にとっても美味しいと感じる、ウィノナライダーのアウトロのギターハモリや、ワルツの間奏のめちゃくちゃエモーショナルなギターソロが大好きなので、やってくれて嬉しかった!
井上さんが腰に手を当てて歌ったり(Podcastでご本人が語っていたのによれば、そのほうが姿勢がよくなって声がしっかり出るかららしい)、つま先立ちして歌ったりする独特な歌い方が雰囲気あってかっこよかった。クールというか、すこし気だるそうに歌うのも良い。
ワルツは、Youtubeでは井上さんがギター弾きながら歌っていたが、今回は弾いていなかったのが見れなかったのはすこし残念。ライブだと音が多くなりすぎるのかもしれない。

Young life

最新の曲。イントロの電子音がライブでは何回か繰り返されていて面白かった。こういうピコピコを導入するあたり迅くんの実験性を感じて面白い。StrokesあたりのUKロックを彷彿とさせるシンプルな疾走感のあるギター、ベース、ドラムで、すこし曇った感じの、でも気持ちよくキラキラした曲で、ライブ映えしていた。
8ビートのシンプルな感じで青春を描いているのは、東京事変の閃光少女を彷彿とさせた感じがした。閃光少女を写実画とするなら、Young lifeは抽象画っぽい感じかな。

夜のジェットコースター

アウトロのギターっぽいフレーズがイントロとなってアレンジされており最初なんの曲だろう?と思ったが、井上さんのタンバリンのリズムでわかった。1年前くらいに最初にLaura day romance聞こうと思ったきっかけになった曲はコレだった。とても素敵でした。

sad number

「次が最後の曲です」言ったとき、「えーーーーーー!もう???」と思った・・・が、恥ずかしくて大声ではいえず。笑 このバンドの曲のなかで一番売れてる曲。迅くんがイントロフレーズをうまく弾くのが実はめちゃめちゃ難しいとFCの動画内で語っていたのでじっくりみてみたが、簡単そうに弾いていたので全然わからなかった。(ギターに限った話ではないが、楽器でもスポーツでも上手い人ほど難しいことを簡単そうにやってのけるというが、たぶんそれなんだと思う。)

この曲は2023年に聞いた曲の中でかなり上位なんだけど、このバンド、sad numberで売れたにもかかわらず、セルフパロディになっていないというのが凄い。実験を重ねた結果sweet vertigoやYoung lifeみたいな複雑だけど深みがあっていい曲をどんどん作っている気概にプロ意識を感じます。たぶん、FAREWELL YOUR TOWN(1stアルバム)の雰囲気のままだったら(あのアルバムもめっちゃ好きだけど)、そこまでハマらなかったかもしれない。

アンコール(happy end)

アンコールは、well wellともう一曲(恥ずかしながら記憶がない)、最後にhappyendの合計3曲でした。

happyendのアウトロは本当に映画のエンドロールに流れてそうな素敵なメロディーで大好きだが、特にライブでは全員が向かい合って演奏していたのが楽しそうでよかった。井上さんがリズムに乗りながらアウトロでタンバリン叩いているのも良かった。

まとめ


ファン歴1年くらいではありますが、去年、試験勉強をしたりブログを書いたり通勤したりするときにずーっとBGMで聞いていたグループだったので、ライブで聞けて感動でした。

ライブ、どのくらい素晴らしかったかというと、帰り道に次回の秋の大阪ワンマンのチケット慌てて予約するレベルで素晴らしかったです。笑(ファンとして恥ずかしながら、次のワンマンツアーの情報知らなかった💦)
もう少し大きいライブハウス会場みたいなので、楽しみです。当たったらいいな〜!


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